第十六章22 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】20/【芳一】の第2班の展開(【七番目の怨霊編】)1
【芳一】のチーム【第2班】の
【唯野 芳一/真性暴獣】、
【唯野 美愛】、
【万能識のフィナレエンデ/七無神】、
【化門】/【抜狐】の【姫都音】、
【化門】/【祟狸】の【譚抜祈】、
の5名がまず選んだ【作品】は、第8作【七番目の怨霊/ようか編】と第32作【七番目の怨霊/ようき編】の2作品である。
物語としては、【七番目の怨霊】を倒すために、【退魔師】や【除霊師】などが奔走する展開となる。
【唯野 芳一/真性暴獣】は、そのままだと、【獣】そのものであり、会話も、
『がぁぁぁぁぁぁっ』
とか、
『ぐるぅぅるるるるるるっ』
とか、
『ぐわぅっ』
とかのうなり声だけになってしまう。
よって、【美愛】が【芳一/真性暴獣】と同化して、【理性】を多少持たせて行動する事にした。
それでも、
『ぐわぅぅぅ。
じゃあ、【七番目の怨霊】を捕まえるぞっ
ぐわぅぅっ』
と言った様に、うなり声が混じってしまっているのはご愛敬と言った所だ。
そこは【美愛】の同化と、【フィナレエンデ】のサポートで何とかすると言う感じになる。
ただし、この班には他にも問題児がいる。
『楽しみふぉ、わくわくするふぉ、嬉しいふぉ、楽しいふぉ、何があるんだふぉ、どこへ行こうかふぉ、さぁ、行こうふぉ』
『楽しみたぬ、わくわくするたぬ、嬉しいたぬ、楽しいたぬ、何があるんだたぬ、どこへ行こうかたぬ、さぁ、行こうたぬ』
そう・・・このちびっ子達である。
語尾が【ふぉ】なのが、【姫都音】、
語尾が【たぬ】なのが、【譚抜祈】である。
幼い2名は、【芳一】の作った世界観に興味津々なのだ。
どうなるのか解らない不安が残るが、革命をすると言う点で言えば、間違いなく羽目を外してやってくれそうなメンバーではあると言えるだろう。
メンバーとしてはバランスが悪いとも言えるが、逆に考えればどんな化学反応が起きるか期待できるメンバーと言えるかも知れない。
では、彼等の活動のその前に【七番目の怨霊】と言う作品がどういった作品なのか紹介する必要があるだろう。




