都立夢異世界部活学校（とりつゆめいせかいぶかつがっこう）／第１６章

第十六章２１ 【覇王杯／オーバーロード・カップ／唯野 芳一チーム】１９／【芳一】の第１班の展開（【まいなぁめじゃあ編】）１４

　【芳一／主人格】達４人が【キャラクター遊び部】の部員を集めようとした時、

「はいはいはい、私、入りたいです」

「あ、私も、入りたい」

「私も入れて」

「僕も入部したい」

「俺もやりたい」

「イケてる部だよね、入らせて」

「入部届頂戴」

「部員募集してるんだって？」

「面白そうだから入るよ」

「次は私に企画させて」

「兼部でもかまわない？」

　などと次から次へと入部希望者が現れた。

　これは全くの予想外だった。

　【芳一／主人格】は、１人１人、地道に部員を集めるつもりだった。

　こういう作品の定番として、部員が１人１人増えて来るものだと思い込んでいたためだった。

　だが、【芳一／主人格】はやり過ぎたのだ。

　【プレゼン】としてやった７つの案が余りにも面白すぎて、みんなやりたいと思ってしまったのだった。

　それで他の部を辞める人間が続出する事になり大問題になった。

　結果的に、【部員】として認められたのは、１３６人。

　言うまでも無いとは思うが、この学校の部活で最も人数の多い部活になってしまった。

　余りの事態に乗り込んで来た生徒会長は、

「き、君ねぇ～・・・」

　と言って何かを言いたげだったが、言葉にならない様子だった。

　【芳一／主人格】は、

「は、ははっ・・・ちょっとやり過ぎたかな？」

　とつぶやいたのだった。

　と言う訳でこれから芳一達４人も足した１４０人の大部活が、今度は他の学校にも同じ様な部活を作る様に奔走し、

　全国大会が開かれる様になり、

　そして世界大会が開かれる様になる。

　と言うのが今後の展開となる予定だが、どうやら、【まいなぁめじゃあ】の中継時間の終了時間が来てしまったようだ。

　もっと中継を続けたいと言う気持ちはあるが、他の作品の中継もしなくてはならない。

　そのため、この作品の中継はここまでと言う事になる。