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第十六章2 【覇王杯/オーバーロード・カップ/元カノ改変】2/【第1ベッド】は誰がゲット?

 続いて【優香】の代わりに付き合っていた事になった【第1ベッド】の【座】を手にしたのが、これまた、複数の存在である。

 珍しいタイプの双子の姉妹である。

 姉の【朝昼(あさひ)】、

 妹の【夕夜(ゆうよ)】、

 という双子の姉妹であり、2人はある呪いにより、同時に存在出来なくなった。

 そして、朝と昼には【朝昼】が、夕方と夜には【夕夜】が存在する事になった。

 【芳一】の元カノの座を得るという事は何らかの特典が付くとされ、(いわゆるアゲ●●の様なもの)それで彼女達は消滅の危機に瀕していたが、【芳一】と初体験をしたという事実で1名だけ存在する事を許された。

 そこで、朝と昼には【朝昼】が、夕方と夜には【夕夜】が担当する事になった。

 つまり、人助け?のために関係を持ったという事になったのだ。

 【朝昼】と【夕夜】は非常に稀な一族、【数奇族(すうきぞく)】である。

 もはやこの一族は彼女達しかいないとされている。

 【数奇族】とは、その1人1人が、数奇な運命に翻弄されるという運命にある一族であり、【双子】は破滅の象徴となっていた。

 現に、彼女達の誕生により、【数奇族】は滅亡してしまう訳だが、ある伝説がある。

 それは、【数奇族】を滅ぼすきっかけとなった【双子】には【数奇族】がこの先経験するはずだった数多の【運命】の塊が降りかかり、その【双子】を手にした者は、この上なき【覇業】を為し得るだろうとされている。

 意図せず、この双子の元カレという座を手にした【芳一】は、【覇王】となるべき、後ろ盾を得たとも言えるのかも知れない。

 これにより、

 【第1ベッド】が【数奇族】の双子の姉妹、【朝昼】と【夕夜】、

 【第2ベッド】が【4体の群体最終兵器】である、【櫻花(インホア)/櫻/春】、【PEACH(ピーチ)/桃/夏】、【十六夜(いざよい)/月/秋】、【SCHNEE(シュネー)/雪/冬】、

 【第3ベッド】が【中位超謎(ちゅういちょうめい)創想結師(そうそうゆうし)】であった【ピンク(PINK)ピエロッタ(PIEROTTA)】/【桃髪の女性風存在?】から【上位超謎創想結師】に昇進した、【桃髪の【民族衣装のサリー】と【アラビアンナイト風サルエルパンツルック】を合わせた様な服装】/【ピンク(PINK)シニョリーナ(SIGNORINA)】、

 【第4ベッド】が売れない【漫画家/ペンネーム 小鳥遊(たかなし) 聖良(せいら)】の【石川(いしかわ) 真緒(まお)】(現状維持)、

 となった。

 この4組の特徴だが、以前の4名と異なり、全員、【芳一】に今も恋心を抱いているということである。

 意図していない事とは言え、【芳一】は罪作りな男と言えるだろう。

 それだけ、夢をまっすぐ追う、【芳一】の姿は異性には眩しく映るのかも知れない。

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