表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/77

第十六章18 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】16/【芳一】の第1班の展開(【まいなぁめじゃあ編】)11

 【芳一/主人格】が第7案として考えたのは、【生徒のキャラクター化】である。

 学校に通っている生徒と交渉して、その【生徒】をモデルにして、【キャラクター化】させて売り出すと言うものである。

 【コスプレ願望】のある生徒を探して、その生徒をモデルに可愛くしたり格好良く表現したりして、そのグッズを売るのだ。

 売り上げはモデルにした生徒と折半という事にすれば、良いと言う事になって、早速、そのモデルの生徒を探そうとした時、

 【芳果】は、

『おい、こら、待て・・・』

 と言った。

 【芳一/主人格】は、

「ん?・・・

 何かな?」

 と聞き返す。

 【芳果】は、

『んんっ、んんっ、んんっ・・・』

 と変な咳払いをする。

 【芳一/主人格】は、

「え?・・・

 何???」

 と再度聞き返す。

 【芳寿】は、

『鈍いわね。

 貴女もハッキリと言いなさいよね。

 これじゃ、伝わるものも伝わらないわよ。

 【芳一君】はこういうのは鈍い方なんだから。

 ハッキリ言わないと解らないのよ』

 と言った。

 【芳一/主人格】が、

「だから、何が?」

 と三度聞き返す。

 【芳果】は、

『えぇい、鈍い奴じゃ。

 モデルならここに三名おるじゃろうが。

 まず、我らをやるのが筋であろうが。

 この唐変木が』

 と叱咤する。

 【芳一/主人格】は、

「・・・あぁ、そうか。

 ごめん、ごめん。

 意識が外に向いてた。

 確かにそうだ。

 ここに最高のモデルが3人も居たのを忘れてた。

 まずは、君達から作ろうか」

 とやっと理解したのである。

 まともな恋愛をしてこなかった【芳一/主人格】にそれを求めるのは酷と言うものだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ