第十六章15 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】13/【芳一】の第1班の展開(【まいなぁめじゃあ編】)8
【芳一/主人格】は、
【ペーパークラフトトラップ&トレジャーゲーム】、
【キャラクターグッズ宝探し】、
が続けて好評だったので、更にたたみかける様に第3案、第4案を打ち出して広めようとした。
第3案として提案したのは、【グッズの再生工場】である。
【芳一/主人格】の物を作れる技術を利用して、壊れてしまった【キャラクターグッズ】を可能な限り【再生】しようと言う【おもちゃのお医者さん】みたいな事をするという事である。
ただし、元の【グッズ】をいきなりいじると原型をとどめていないなどのクレームが来る場合があるので壊れた部分と同じものを作り、それを依頼者が納得いったらその部分を差し替えると言う手法を使う事にした。
依頼料はそれを作るのにかかった費用だけ負担してもらうという事にしたが、これをやった時、思ったよりも依頼が殺到し過ぎて、手が回らなくなったので店じまいした。
同時に第4案として、【グッズの進化屋】というものもやっていた。
これは気に入らない【グッズ】に手を入れて、気に入るデザインに造り替える事をさしており、例えば金髪のキャラクターグッズのドールの髪がくすんでしまって金髪じゃなくなっているなどの場合、お気に入りの金髪を作ったり、
筋肉質なキャラクターだったのに筋肉の付き方がいまいちだと言うフィギュアがあった場合、筋肉質な肉体に付け替えるというものもやっていたが、これも店が繁盛し過ぎて店をたたんだ。
同時に第5案として、【著作権フリーのグッズ化店】というのもやっていた。
これは著作権フリーのキャラクター限定でグッズ化するという店なのだが、これもやはり、大盛況だったので、店を閉めた。
第3案は【芳果】が主に担当、
第4案は【芳寿】が主に担当、
第5案は【美和】が主に担当、
していたのだが、全員、忙しすぎて投げ出したという感じに終わったのだった。
【芳一/主人格】が、
「困るよ、途中で投げ出したら・・・」
と言ったが、
『ならばお前がやれ』
『やってみたら忙しさが解るから』
『右に同じ』
と突っ込まれてしまった。
やはり、誰かに任せるのではなく、自分でやるべきだと考えた【芳一/主人格】は続けて第6案を実行するのだった。




