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これが正しき英雄譚?  作者: 少雨
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聖女の日記

色々失敗でも気にしたらだめ

天におわす父なる神よ願わくば救われぬ羊達に救いの手を


2日前私達はこの王都で追われてた子供を助けました。その子は酷く怯えていて、話を聞くどころでは無かったので宿まで連れて返りました。私は全く気がつかなかったのですが何人か途中から追っ手が居たらしく途中で急に居なくなられた勇者さまが追っ手を全て捕まえて兵士達に引き渡されたそうです。


宿に戻りその子を抱きしめてあげると落ち着いたのか、その子はスヤスヤと子供らしい無邪気な顔で眠りに着きました。私も思わず一緒に眠ってしまったのは内緒です。その子が起きて落ち着き話を始めてくれたのが夕方でした。


内容は「人身売買」


なんとこの王都で神の御名において禁止されている行為が行われていたなんて・・・。勇者様は直ぐにこの人身売買を阻止すると決断を下されました。ああ素晴らしい英断です。神の御名においてこの私も聖女の2つ名をもって全力でお手伝いさせていただきました。オークションが行われるのは明日と言う事で早速作戦会議が開かれましあ


 採用された作戦は簡単で囮と本命の2つに分かれて私達は囮で城門のそばの宿で戦士と一緒に目立つように待機して居るというものでした。勇者様は魔術師と一緒に子供を連れてこっそり組織のアジトを探られるそうです。私はこの組み分けに最初は反対しました。

 まず、この魔術師が信用できない事です。魔王を退治した後、ふらっと勇者様が連れてきた男なのですが魔の気配がするのです。勇者さまが信用できるというので一緒に居ますが、基本的に私はこの男が嫌いです。賢者様がいればこんな男用済みなのですが、賢者様は念願の後進を育てる事が出来ると魔術学園の学園長として敏腕を振るわれているそうなのでしかたがありません。

 ですが、結局隠密作戦に知名度の高い私には難しいとして勇者さまに説得されてしまいました。決して頭を撫でられたからではないんですからね!うう・・思い出すだけで恥かしい。


 翌日の朝から、私と戦士は城のすぐ傍の喫茶店でお茶をしていました。彼女との会話は楽しいのですがナンパというのでしょうか?男の人が次から次から声を掛けてくるので会話を楽しんでいるどころではなくなってしまいました。場所を変えようにもここを待機場所として待っていると連絡してしまった以上動くわけにも行かずに延々と次々やってくる方に彼女がお断りする作業になってしまいました。中には私に話しかけて来られる方も居られましたが神の愛をといて差し上げようとするのを戦士さまに止められてしまいました。「神の代行者である勇者様に永遠の愛捧げた聖女であれる私を軽々しく口説こうとするなんて言語道断」と神の罰を下して差し上げようとしたのですが残念です。


 何だかんだで夕方になると魔術師が1人で喫茶店に入ってきました。その隣にには勇者様もあの子供もいません。物凄い不安に私は襲われ魔術師に問い詰めました。すると「相手を調べる為に勇者様は相手に捕まられた」とこの魔術師は言います。思わずこの魔術師を殺そうとしたのですが、残念ながら殺せませんでした。魔術師無勢が神の一撃を弾くなど言語道断なのです。これも私の不徳のいたる所もっともっと神の為に勇者さまの為に精進しなくてはいけません。


 戦士に諌められ魔術師に勇者さまの伝言を尋ねる「勇者を襲い人質を取って勇者さまを連れて行かれた。その者達は魔王の残党らしきものらしい。それを王と神官庁に告げ王宮騎士団と神殿騎士を私の居る位置まで急行させて欲しい」との事で私達はすぐさま王宮にいき王と神官長を呼びだしてこの伝言を伝えました。直に神殿騎士と王宮騎士の動員がおこなわれ私達は第一陣共に勇者さまの元へ駆けつけました。聖女である私には勇者さまの位置がどんなに離れていても判るので道に迷う事もありません。


駆けつけた先で勇者様は子供達や奴隷達を守り手傷を負われながらも神の御名を汚す者達を全て打ち倒されていました。誰も殺されていない事に私は深い深い感動を覚えながら勇者様の手当てをしました。やはり勇者様は素晴らしい。




今日、昨日あの場所で捕まった人間は魔王の手先として一族郎党に至るまで捕まり、昨日あの場所で捕まった人間は1人残らず簡易裁判で晒し首が決まり執行されました。中にはこの国の高位貴族や高位神官それに大富豪に王族までも居たらしく最初は大いに刑罰は揉めましたが勿論勇者様に剣を向けた魔王の手先を庇うのですか?と尋ねると刑の執行が決まりました。助けられた子供達や奴隷だった者達は当然この国の神殿が面倒を見るそうです。「神の御名を崇める者決して人を見捨てる事なかれ。」神のお言葉は人の為にあり。


今回も良い事をしました。良い事をした後は気持ちがよいです。明日がより良き日であります様に








許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。我らが王子の恨みいずれ晴らしてくれる


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。我が子の恨みいずれ晴らしてくれる


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。我が一族の恨みいずれ晴らしてくれる


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。我らの恨みいずれ晴らしてくれる


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。我ら裏の仲間を手にかけた恨み必ず果たしてくれる


許すまじ勇者め・・・・・・・・・・。

許すまじ・・・・・・・・・・。

許・・・・・・・・・・。


はい、今回の目的は「奴隷が神殿に引き渡され」「少年神殿騎士として戦場に引きずり出されて惨たらしく殺される」というコンセプトでした。中世の十字軍がモチーフでした。

ぇ?死んでないじゃないか?


いやあのーそのー(^^;


なんか書いてる途中で変に纏まっちゃいまして(汗


しかも日記風にしちゃったので最後にモノローグ入れるのも変になってしまい断念


本当なら「奴隷としてでも長く生きる」のと「戦場に無理やり連れ出され人を殺させられた挙句の果てに殺される」どっちがいいの?という命題・・・・。


失敗したorz


ついでに追って皆殺しでやっぱ恨みの中に入ってるけど説明不足の感じが一杯


失敗したorz


気にしてもしょうがないか・・・・。まぁメイン小説が進まないのは仕様デスネワカリマス

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