補欠の主将が、代打を固辞し続ける理由。
つまらない話ですが、少しの間お付き合い下さい。
「キッパリとお断りします。」
何とかここまで勝ち上がれたが、さすがに知名度全国区の私立が相手では、手も足も出ない。点差は10点以上、エースは早々と温存され、その控えの左投手にも打線はダンマリ……。
「では、どうします?」
この監督は、今年の春にやって来たばかりなのだが、監督らしいことをほとんどしない監督で、練習メニューも、試合中の指示も全て選手任せにしていた。
おかげで、俺は監督の近くでチームの作戦を考えたり、チームを鼓舞したり。と、選手と監督の間に立って、色々やらないといけないのだが、妙に気のきく一面を見せたりするので、憎めない監督では、ある。その監督が、珍しく代打を俺にと勧めて来たのだ。
「代打なら中島か羽田でどうですか。」
私は、自分以外の名前を挙げ、監督に選択を迫る。代打の成功率から行くと中島だが、今後のことを考えると2年の羽田か。いずれにしても、3年間通算出場0試合0安打、今日負けたら引退で将来性0の俺の線は、ない。
「キャプテンは、勝つ気があるのですか?」
と、監督が言い出したものだから堪らない。
「ないのはどっち?俺が出れば勝てんの?」
監督が、眼鏡の眉間にシワを寄せて、口の前に人差し指を立てる。悪い言葉遣いが出始めた。ということらしい。
「この雰囲気で彼らに任せられますか?」
そうだ。そうなのだ。コイツらときたら、初回から手足どころか、声一つ出さずに野球をしているものだから、俺がずーっとベンチでキレ散らかしているのだが、全く響いてくれない。要は、相手校の銘に呑まれているのだ。
だからといって、試合に出たことすらない俺に最後の打席を託そう、というのは一体どういう了見だろうか?俺は、監督が勝つことを諦めてしまった様に見えて段々と腹が立ってきた。
「だーかーら~!俺が出ても無駄だってつってんの!それとも何か?補欠でキャプテンの俺が最後の打席で泣き崩れれば、それで満足?」
一気に監督をまくし立てた。少しはものの分かった奴だと思いたかったが、本当のところは、終わりをどう美しく飾り付けようか。そればかりを考えてたとは、何とも情けない監督だと思わざるを得ない。
「過程はどうあれ、補欠もキャプテンも、なりたいと言ったのはあなたです。そのことであなたに同情することは一切ありません。あくまで私は、この試合に勝ちたいから、あなたに代打をお願いしているんです。」
監督の涼しげだが、無機質な視線の中には冗談が入り込む余地は、全くない様に見えた。
俺が試合に出たら、どうにかなると思っているならば、監督の方こそ、暑さと相手に呑まれてどうにかなってしまったのだろう。
「じゃあ、どうして俺なの?」
どうにかなってしまった監督の戯言を聞いてやろう。
【思い出】とか、【最後】とか、そんな単語を口に出した瞬間ぶちギレてやる。
「理由は、2つあります。」
「1つ目は、今、このベンチで戦う気持ちを持っているのは、あなただけだからです。あなたは、あなた以外のメンバーを推してきましたが、それは間違いだと思います。こんなよそ行きの野球をやっている皆さんに何かを期待するのは、酷な話です。」
「2つ目は、あなたです。」
「あなたが試合に出たがらない理由は、相手にとっても、あなたが試合に出て欲しくない理由になっているはずなんです。今やあなたこそが、チーム最大の武器です。」
「武器?チームで一番打てない俺が?」
普段は水の様な監督が、実体化した途端に何と恐ろしいことを言うのだろうか。
この状況をひっくり返すには、相手を相当動揺させなくてはならない。
この土壇場で俺に一打出れば、相手は相当な、特にピッチャーは、非常に深刻な精神的ダメージを負うだろう。確かに筋は通った物言いではある。
「ダメです。それはうちらの戦い方じゃないし、皆も納得しない。」
俺には俺の矜恃がある。
俺は、黒子に徹してこのチームを作って来た。技術指導、体力強化、スケジュール管理、ベンチワーク、栄養管理、メンバーの恋愛相談に乗ってやったことすらある。
つまり、このチームは俺の作品だ。俺は作品の創り手であって、演者ではない。
これまでそう戦って来たし、最後までそう戦うべきだ。それはチームの皆もよく分かってくれている筈だ。
「それに……、俺が出ても、恥かいて終わりです。」
どうにかしてやりたくても、どうにもならない問題というものがある。それを分かろうとしない。この監督は。
「何を怖がっているんですか。私は、あなたにヒットを打てなんて、一言も言ってません。あなたがチームで一番努力していたのは、私がよく知っています。あなたは、普段やっていることをあの打席で普段通りやってくれれば良いんです。」
監督は、俺を好奇の目に晒してでも、突破口を作るという。他の皆には酷だと言いながら、俺には平気で酷なことを言ってくる。
「今あなたを出す3つ目の理由が見つかりました。」
監督がグランドを指差す。
「…………?」
「若菜君が打ち上げてしまってこれで2アウトです。もう他のメンバーを指名する時間的余裕がありません。選手に準備の余裕を与えないのは、キャプテンとして一番やってはいけないことですよ。」
「だったら、そのまま高森で……って?」
その高森が、ネクストボックスからとぼとぼベンチに引き上げて来る。そんな指示俺は出してない……。
「高森君は、相手ピッチャーにタイミングが合ってなかったので、私が指示しました。一度気持ちを切らせた選手にもう一度行かせますか?」
「勝手なことすんな!アイツだって今日が【最後】なんだぞ!」
「【最後】になるか、ならないかは、あなたの努力次第です。」
「クソっ……!」
俺は、急いで準備を始めた。言わないと決めた言葉を自分から口にしてしまったのだ。これ以上グダってたら、自分で自分を許せなくなる。
俺が晒し者になるか、申し訳ないが、ピッチャーが笑い者になるか。
球場に俺の名前がアナウンスされると、スタンドの応援席がどっと湧いた。
俺はヘルメットを被り、バットスタンドからバットを引抜き、グランドへ踏み出した。
体に容赦なく突き刺さる直射日光、まとわりつく熱気、湿気、視線、喧騒。ベンチとは、まるで世界が違う。
「若菜、少しは粘れ!」
「うるせえ!打ってから言え!」
打席から戻る途中の若菜と言葉を交わせたのは、ラッキーだ。これで少し落ち着いた気分になる。
ネクストサークルでバットにグリップスプレーを吹き付け、2、3素振りをして打席へ向かう。行動の一つ一つにスタンドがどよめき立つのが、少し煩わしい。
俺に打席が近づいて来る。夢にまで見た、だけど、頑なに拒んで来た実戦の、真剣勝負の打席がこの俺に!
俺は、左の打席に入り、軽く足元をならすと、両手でグリップを絞り込むように握りしめた。感覚が鋭くなっているのか、バッティンググローブ越しでも、グリップ表面の僅かな変化が分かる。
相手ピッチャーは、というと、視線が泳ぎ、しきりにベンチを見たりと、落ち着きがない。左投手に左打ちの俺をぶつけてきたりするこっちの戦い方を理解できず、混乱してるのかも知れない。とにかく、心理戦で優位に立ったのは間違いない。
しかし、敵も前進守備を敷いて俺に圧力をかけて来る。
「プレイ!」
代打の何たるかは、分かっているつもりだ。とにかく、積極的にいくこと。そのためには、ファーストストライクの強振は必須だ。ピッチャーが一回頷いて、ボールを投げて来た!
「ストライク!」
スタンドから大きなため息が落ちてくる。
外角低めのストレートに手が出ない。ベンチで見てたより、ずっと球は走っている。ボールは見えていたのに、バットを振ろうしたら、もうミットに入っていた。
バットを振れなかったのは悔しいが、真剣勝負をしている自分に背筋がゾクゾクする。
次もストレートに狙いを絞る。あの見逃し方の俺に変化球はない。ピッチャーが一回頷いて、ボールを投げて来た!
「ストライク2!」
予想通り外角低めのストレートを強振したが当たらない。が、俺のスイングが思いの外鋭かったのに驚いたのか、通常のシフトに切り替えてきた。
ヘルメットを被り直し、一回深呼吸してバットを構え、ピッチャーを見据える。追い込まれたが、体は十分動く。
次もストレートだろう。ピッチャーが一回頷いて、ボールを投げて来た!
「ファールボール!」
スタンドが一斉にどよめく。
当たった……、当ててやった!ピッチャーのバツ悪そうな顔。そう言えば、相手は、セットから投げている。コントロール重視ということか……。それでもこっちは当てるのが精一杯、体力は圧倒的に向こうが有利だが、とにかく食らいついて行こう。
次も間違いなくストレートだ。1、2の3で思いっ切り振ってやる。ピッチャーが一回頷いてボールを投げて来た!
「ファールボール!」
また当たった……。ストレート一本だったら、ついて行ける。前に飛ばせれば、何か起きるかも知れない。ピッチャーが、俺に向かって来ていないのが良く分かる。あの冷血な監督が狙っていたのは、これだったのか。俺に当てるのは気まずい。変化球を投げるのもチームの面子に関わる。と、いうところか。
ピッチャーが一回頷いてボールを投げて来た!
「ファールボール!」
ファールぐらいでいちいち騒ぐな!
それがどんなに人を傷つけているのか、分かってんのか!
ピッチャーを見てみろ!もう野球どころじゃないって顔してんだろうが!
ここでやっているのはただの見せ物だ。監督は、俺に何をさせたかったんだ。
もういい。もう疲れた。
「こっからだぞ!」
「粘れー!」
「イケる、イケるー!」
「一本打てるぞ~!」
この騒ぎの中でもコイツらの声がハッキリ聞こえる。
良かった……。俺がベンチから出してた声は無駄じゃなかったんだ……。
それにしてもアイツら、やっと声を出してきやがって……。最初っからこうしてたら、もっと良い勝負してた筈だろ!
ピッチャー、一人で苦しんでいるところ悪いが、ちょっとやる気が出てきちゃったかな~。この打席は俺達が、必ず勝つ!
ピッチャーが一回頷いてボールを投げて来た!
「――――!」
悲鳴を何とか飲み込んで、後ろに倒れ込む。
「タイム!カウント1ボール2ストライク!バッター大丈夫か?」
「大丈夫です!」
立ち上がって大きく深呼吸する。
外角だと思って思い切り踏み込んだら、内角高目胸元をえぐってきた。
外角だけじゃないの?
何で急に内角……?
キャッチャーがマウンドに駆け寄って、ピッチャーに声をかけている。
そうだ。キャッチャーだ。レギュラーキャッチャーが、ピッチャーを激って内角を攻めさせたんだ。
これが駆け引き……。
これが真剣勝負……。
キャッチャーがマウンドから帰ってきて、守備陣に声をかける。
俺もバッターボックスに入り構える。
「プレイ!」
ピッチャーも一人で投げてた訳じゃない。
俺も一人で打ってた訳じゃない。
一人でやってるだけじゃ分からないのが、野球。
見てるだけじゃ分からないのが、野球。
だから
野球は、何が起こるか分からない……。
俺は今、確かに野球をやっている!
笑え。笑って内角攻めなんて効いてないって見せ付けろ。
ベンチ!声を出して俺を盛り上げろ。
やれることは全てやれ。精一杯の駆け引きで勝ち目を見付けろ!
ピッチャーが一回首を振った後、ボールを投げて来た!
打てる!今までよりボールが甘い。タイミングもバッチリ!
もらった!
?何だ?
ボールが俺から逃げていく?これはスライダー!
あのピッチャー、ストレートに首振りやがった!
クソっ!バット止まれ!
コン
上体を泳がされ、中途半端な角度になったバットに当たったボールが、三塁線をころころと転がっていく。
事態をよく飲み込めない相手のサードと俺の視線が合う。
「走れっ!!」
三塁コーチボックスにいる後輩の絶叫に、俺とサードは、跳ね上がるように駆け出した。が、最初の一歩が重い……。力みと緊張のツケがここで回ってきたか……。
三塁コーチには助かった。
いい指示だ。最初っからみんなこんな感じだったら、もっと良い試合できたのに。
クソっ!足が重い。どうしてだ!アイツらより練習してたのにどうしてなんだ!
どうして俺だけ体力が付かない。
どうして俺だけ体が大きくならない。
どうして俺だけ……。
ベースはすぐそこなのに。
やっとみんなまとまってきたのに。
やっと勝ち目が見えてきたのに。
最後まで駆け抜けろ。ヘッスラ(ヘッドスライディング)の方が遅いのは分かってる。最後まで……。
足が……もう……。息が……、クソっ!動け、このムカつく体!もう何もかもがムカつく。周りも俺が何かするとワーワー騒ぎやがって!
女の俺がキャプテンで悪かったな!
頭の中は、波打つ鼓動と荒い息遣いに支配されて、他は何も聞こえない。
ベースに額を乗せて、土煙に構わず荒い呼吸を繰り返す。
噴き出す汗
口の中の土
これが俺の望んだもの。
真っ白な達成感の中心から、真っ黒な現実がじわじわと沁み出し、全身を巡っていく。
これが敗北の味
汗は目からも留めどもなく噴き出し、視界を歪ませる
負けるのが、こんなに悔しいなんて思わなかった。
今まで試合に出ても出なくても、悔しさは一緒だなんて言ってたけど、皆こんなに悔しい思いしてたんだ。
グランドに投げ出した体の先の、両の手の平の土を力一杯握り込む。
どうしてあんなバッティングしちゃったんだろう。初球からいくって、強く振るって決めてたのに、もう少しで打てそうだったのに、せっかく高森の打席もらったのに、なんでできなかったんだろ。
あー悔しいなー。もう少し皆と野球がしたかったなー。
したかったなー。
たかったなー。
かったなー。
ったなー。
たなー。
なー。
ー。
…………。
「キャプテン、ナイスヘッスラっす!代走っす!」
えっ?えっ?代走?
試合終わったんじゃないの?
「立てるっすか?……、審判ちょっと人呼んで来るんでタイムいいっすか?」
「分かった。ターイム!君、迎えが来るまで動かないように!」
待って待って待って。泣いてるのがバレたらまずい。チームの士気に関わる。かといって、涙はすぐに止められない。どうするどうするどうする……。時間がない。もうすぐ人が来てしまう。どうする。そうだ!
俺は、グランドの土を顔に擦り付けた。汗やら涙やらで顔は湿っているから、どんどん顔にのって重さすら感じてきた。これなら喋らない限り泣いていることはバレないだろう。
「キャプテン、どっか痛いところはありますか?」
監督の声だ。俺はうつ伏せのまま、首を振る。
「担架はいりません!立てますか?ベンチまで帰りますよ。」
俺は、監督の手を借りてヨロヨロと立ち上り、泥だらけの顔を腕で隠しながらベンチへ戻った。
「マネージャーは、ドリンクとタオルを準備、タオルは多目に。キャプテンは私の隣で休ませます。さあ!皆で声出していきましょう!」
ベンチに監督のてきぱきとした指示が飛ぶ。本当に変なところで気の利く人だ。
「キャプテンは、ここに座って水分を摂って、顔を拭きなさい。タオルはここにあります。」
気持ちを落ち着かせようとすればするほど、涙はコンコンと湧き出して来る。一度高ぶった感情というものは、すぐに収まってはくれないらしい。
「あなたには言いたいことがあります。あー、答える必要はありません。呼吸と気持ちを落ち着かせることに専念してください。」
「まず、バッターは、必ずベンチを見る。これキャプテンのあなたが言い出したことですよね。こっちから変化球に気を付けろって、ずーっとサイン出してたのに、全然見ないんですから。あなたが打つまで、相手がずーっと同じコースに投げてくれると思ったんですか?」
「………………。」
(完全に自分の世界に入ってしまいました。)
「それと、走った後は、必ず周りの状況を確認する。これもあなたが言ってたことです。あなたはもしかして、自分がどうしてセーフになったのか知らないんじゃないんですか?」
「………………。」
(完全にアウトだと思ってました。判定も聞こえなかったんです。)
「タイミングは完全にアウトでしたが、サードの送球がショートバンドになってファーストが落球したんです。だからあなたに言いましたよね。ヒットを打つ必要はないって。出塁する方法は、ヒットだけですか?エラー、フォアボール、振り逃げ、色々あるのにあなたときたら、何でもかんでも手を出して……。もう見てられないったらないですね。」
「………………。」
(人が喋れないのをいいことに、言いたい放題……。)
「その見てられないプレイに、皆がまとまったのも事実です。あなたの粘りに観念して、最後の2球は、間違いなく真剣勝負でしたよ。男子も女子も関係なしのね。」
「………………。」
(楽しかったー!)
「あなたは、チームを強くしたかったんでしょ?あなたの日頃の理論的な指導や、試合中ベンチからの的確な指示は確かに必要ですし、あなたがスタメンに入れば、どうしてもチームとしての数字は落ちるかも知れません。でも強さというのは、理論や数字で決まるものなんですか?
もしそうだとすれば、あなたの、たった7球の泥臭くて見てられないバッティングが、どうして今のベンチをここまで変えたのでしょうか?どうして相手は、あなたに真剣勝負を挑んだのでしょうか?」
「あなたを代打に指名した最後の理由は…………、」
「皆がそれを望んだからです。」
「――――!」
(アイツら……。)
「昨日の夜、皆に呼び出されて、そこでキャプテンを必ず試合に出してくれって。俺達が頼んでも聞かないだろうから、監督から説得してくれとね。」
「………………。」
「私はもちろん断りました。キャプテンはキャプテンの考えがあって出ないのだし、皆さんで説得できないものを、私が説得なんて出来ませんよって。でも、監督なら出来るの一点張で……。仕方がないから、せめて理由を教えてくれと言ったんです。キャプテンを試合に出したい理由は何なのか、と。
案の定、そこで出てきたのは、あなたが聞けば飛び上がって怒り出しそうな理由ばかりでしたが、最後にポロっと誰かが言ったんです。」
「皆で野球がしたい。って……。」
「あなたが皆に伝えたかったもの。皆があなたに伝えたかったもの。そして、あなたがあの打席で感じたものって何だったんでしょう?」
「あなた方を見ていると、それって全部同じ答えに辿り着くような気がしてならないんですけど、あなたはどう思いますか?」
「………………。」
(監督はずるいです。タオルがとれないじゃないですか……。俺も皆と野球ができて良かった!)
言葉にすれば、何と単純なものか。でも、その単純な言葉に込められた皆の思いに、涙が止まらない。
「キャプテン、名越君がよく粘りましたけど、今三振に倒れました。最後の仕事を頼んでいいですか?」
俺は、タオルを顔から外しベンチの上に放り投げた。
皆から確かなものをもらった俺にもう動じるものは、何もない。大きく息を吸って腹の底から声を出す。
「お前ら!最後までビシッといくぞ!」了
読んで頂きありがとうございました。