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そのイチ

 夜8時。


 姉はいつもこの時間にお風呂に入る。


 多分これが姉なりのルーティーン。





 母の目を盗んで風呂場に近づく。


 ゆっくりと脱衣所の扉を開けると。


 お風呂の中から水の音が聞こえてくる。




 ちゃぽちゃぽちゃぽちゃぽ。




 姉はお湯で遊んでいるのだろうか。


 扉が邪魔でまだ何も見えないけど。


 その音だけでめちゃくちゃかわいい。




「ふぁわわわわ〜」




 おっと。


 今のはあくびかな。


 天使のささやきかと思ったよ。





 これにより断然僕のやる気は上昇。


 僕の僕がメキメキとその身に力を宿した。





 こうなった僕は、もう誰にも止められない。


 濡れた姉のおっぱいを見てハッピーエンドだ。





 ドキドキを抑えてゆっくりと扉に近づく。


 そして僕は取っ手にそっと両手を重ねた。



 いくぞ!



 1、2、3、の心の掛け声。


 それと共に俺は優しく力を入れる。



 ガタンッ。



 小さくも鈍い音が鳴る。


 この先は魅惑のハッピールームだと言うのに。


 鍵という人類の叡智が僕の前に立ちはだかった。






「誰っ」



 姉の声を前に僕は一時撤退。


 まさか扉に鍵をかけているとは。


 次はもっと上手くやる必要がありそうだ。

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