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１．プロローグ

　―世界＜アルファージ＞―

　多種多様の民族が住むこの世界はかつて、業王と呼ばれる闇人が引き起こした世界大戦があった。

　大戦初期、勇者の出現によって対戦は早期終結と思われたが、その勇者は偽物であることが判明した。スキル（魅了の目）によって数多くの女性とその恋人、家族そしてその仲間を不幸にしていたことが判明し、処刑された。

　その後、後に八英雄と呼ばれる若者たちによって辛くも倒すことに成功した。

　しかし、大戦によって世界は疲弊し、世界には魔物があふれていた。

　八人はそれぞれ各々の国に戻り、世界の復興に努めた。

　人族『剣帝』ガウル・シーヴァは自国に戻り、王太子に

　魔族『魔導王』クレア・ルージュは自国の王女に

　エルフ族『弓神』レイア・ユグノアは族長に

　ダークエルフ族『魔剣王』ゼルシウス・カリヴァーはギルドマスターに

　ドワーフ族『鍛冶王』ミレア・グランドは自国の鍛冶ギルドマスターに

　竜族『豪姫』メル・ドラグーンは自国の王女に

　オーガ族『傭兵王』ガイア・グラビトンは傭兵として仲間の援助に

　人族『錬金賢者』クルースニクは『剣帝』と共に王国に戻り、世界の復興支援後、突然の失踪を遂げた…