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砂の星のリン&スティ  作者: 坂城 広由衣
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ほのぼのの夢の世界

遥か遠い宇宙の果ての惑星を。宇宙の果ての女の子達の仕事っぷりを。

宇宙の果ての女の子達の冒険を・・・。見ていた。

彼は夢を見ていた・・・。遥か遠い星を・・・。遥か遠い国を・・・。


ここは砂漠の国である。一年中暑い日が続く。雨季がある為水不足にはならない。広大な砂漠が広がり、都市や街、町は地下水を汲み上げて生活用水にしている。広い星には大海もある。その為休みの日には海でバカンスをとることが多い。


ここは1か月(15日)のほとんどが晴れの日であり、雨の日は3カ月に1日あるかないかである。

砂漠には動物の出現報告が有る。巨大動物であったり、小動物であったり、危険動物であったり様々である。

都市と都市の行き来は往復約2カ月は掛かる為都市間の移動はあまりない。

制限速度は特に決まっていないが砂漠という地形上あまりスピードは出せない。


都市と都市との間にはオアシスがあり、街や町があり、農業が発達していた。水源が豊富であるがゆえに緑黄色野菜が良く育つ。変わった物だと珈琲豆を栽培している。動物も数多く育つ。朝日が昇ると起き、日が沈むと寝る、基本的に電気は使わない生活だ。それでも月に何人か街や町から都市への行き来がある。小さなバッテリーを買い出しに行ったりする。お金は基本カードだ。


砂漠の道は基本1本道である。寄り道、回り道をすればこの限りではない。通行手段としては、シャトルバスがある。料金は格安である。

運転手は3人で交代しながら不眠不休で走るのだ。何より盗賊団に襲われる事が無いのが1番の強みである。シャトルバスを使うのはもっぱら街や町の人たちなので襲ってもたいした金にならないのである。

一方レンタカーはと言うと料金が高い。頑丈なレンタカーを借りて時間を掛けてゆっくり移動するのは都市に住む割と裕福人である、車はAT車である。頑丈な車、頑丈な金庫、頑丈な武器、頑丈なボディーガード全て頑丈で塗り固めてバカンスへと洒落こむのであるが、盗賊団に狙われやすい。


都市は電気で暮らしている、エネルギーは太陽電池である。その為都市の至る所のソーラーパネルがあり、バッテリー充電器が必須アイテムである。その都市(A)で充電している巨大なバッテリー(乾電池)を都市(A)から都市(B)、都市(C)、都市(D)、・・・へ運搬する仕事がある。

それが「リン」&「スティ」の仕事である。

仕事は都市の市長から直接依頼されている。


会社の名前はAAA。従業員は社長の「エンデバー・ジュネス」氏、愛称「ジュネ」氏、女性事務員が1人「ミリアルド・ネネーゼ」愛称「ネネ」。

運転手が10名。

その中に女性コンビドライバーがいる。運転は少々荒っぽいが、明るく、親切、仕事は丁寧である。彼女の名前は「エミリア・リーン」愛称は「リン」18歳。蒼い髪のショートカット。相棒「ココン・スティバー」愛称は「スティ」18歳。蒼い髪のロングヘア。スタイルは互いに、ボンッ、キュッ、ボンッのスタイルであるためコンプレックスはない。


互いにサバサバした性格でありお気楽主義であるためケンカはほとんど無い。たまにケンカをする時はたいがい1つのネタである。この星の成人年齢は10歳。

免許を取ることが許され、お酒の飲酒も許されている。免許取得は役所に申請すれば良い。故に彼女らは運転歴8年のゴールドドライバーであった。ビールが大好きであっても飲酒運転は絶対にしない。

運転手の鏡みたいなものである。


運転は交互にするものの決まった時間は無く気分次第でするが、1人で1日中運転する事は稀である。食事や掃除は交代制で1週間のメニューはお互い得意料理が違うため被る事は無い。男性の好みは被る事がたまにある。「リン」は直感ピッピーと感じる物があるそうなんだとか一方「スティ」は分析型ゆっくり考えたうえで判断する。「リン」の直感で付き合っている男性に横から手を出してくる「スティ」、たまにケンカする時はたいがいこのネタである。



彼女らの愛車はスーパーコンピュータの「コンボイ」愛称は「コボ」である。「コボ」はナビシステムの機能もある。燃料は太陽電池、100%電気自動車である。フルオートコントロール完備。車輪はキャタピラで、乾いた土地でも、湿った土地でも全然へっちゃらである。「コボ」は防弾ガラス完備、ウォシュレット及び浄化装置完備、シャワールーム完備、巨大な冷蔵冷凍庫庫完備、ベットは4台完備、TV完備、洗濯機完備、キッチン完備、食器洗い機完備、巨大なろ過装置完備、飲み水は別に完備、運転席に助手席、後部シート、キャンピングカーと運転席の方はカーテンで仕切られている。カーナビにCDラジオ、エアコンと、

まさに完璧なキャンピングカーいやサンドローラーである。「コボ」は普段工場に待機している。

工場ではバッテリー充電の他にメンテナンスに水の確保、浄化装置やろ過装置のクリーニングも出来る。まさに完璧に仕上げてくれる。




1日目

さて、今日から今月の仕事だ。

朝食を会社の食堂で済ませて今月の予定を社長の「ジュネ」氏に。確認する。商品(乾電池)トレーラー1台と、小さなバッテリー数個の受け渡しの依頼である。今月は都市(A)から都市(B)まで(乾電池)の輸送の予定が入っていた。早速、事務員の「ネネ」に必要経費の確認をする。基本カード払い。帰って来てから領収書と見比べてみて検討する。確認後、出発前にやっておく事がある。買い出しである。食料をカード払いで購入して行く。食料の確保は半月分ともなるとさすがに冷凍食品が多くなりがちだが緊急の場合を除き普段は街や町がある為食料には困らない。とりあえず生の野菜を1週間分用意する。工場にある「コボ」の新鮮冷蔵庫へ。肉は1週間分、半分は冷蔵庫に半分は冷凍庫へ保存する。水の確保は、ろ過装置がある事と途中に街や町がある為それほど困らない。基本水はタダだ。着替えの下着や服は洗濯機があるから毎日変えるものの女同士である為それほど困らない、ほとんど会社の制服(色違い)である。たまに都市の子爵のパーティーに出向く時があるための様に1着ドレスを準備している。娯楽用品は雑誌を何冊か持って行く。その他シャンプーやリンス、石鹸や歯ブラシ、歯磨き粉など細々した物を1通り買い揃えていく。消耗品は1か月単位で消費出来る分だけ買っておく。そうそうビールを買って置かなくちゃ。1ケースで大体半月で飲み終わる。街で購入出来る為1ケース箱買い(350ml×24本入り)をする。一応銃火器も確認しておく。銃火器は「コボ」の上部にバズーカ3丁機関銃が2丁備わっている。盗賊はいるものの戦闘はほとんど無いが用心に越した事は無いのである。巨大動物対策である。後忘れてはいけないのが、魔よけの風鈴だ。動物達から身を守る最高の手段である。澄んだ音色が砂漠の動物達を追い払うのだ。砂漠の旅には必需品である。

2日目

工場の「コボ」で朝食を済ませ「スティ」と2人、都市のはずれにある工場に来ていた。そこで商品であり荷物でもある(乾電池)を受け取る為であった。商品は荷台全部が巨大な(乾電池)であるため、トレーラーで運搬していた。小さいバッテリーも幾つか積み込んでおく。

「オーライオーライ」相棒「スティ」の誘導に従い、トレーラーヘッドの「コボ」を商品(荷台)へドッキングさせる。ガッシャン!「ちょっと待っとくれ、今確認する」、「OK、いいみたいだ。」。「リン」はゆっくり前進させてみる。大丈夫みたいだね。「なんだい、あたいの言うことが信じられないのかい?」「ハハハ確認さ、確認!」トレーラーの全体を大きな雨よけのシートで保護する。「長旅で外れる事が無いようにキチンとはめるんだよ。」「スティ」が後部座席に乗り込んでくる。「さて、忘れ物は無いかい?」「食料はOK。着替えもOK。水もOK。ビールOK。バッテリーはOK?」「OKだ」「コボ、今日の天気はなんだって?」運転手の「リン」が聞く。後部座席で寝ころび雑誌を読みながら耳を傾ける「スティ」、「マスター、天気は快晴、降水確率0%です。」「コボ」は静かに答えた。ナビを設定する。いつものお決まりのコースだ。

「さて出発しようかね。」

3日目

今日も順調だ。午前6時に夜が明けシャワーを交代で浴び午前6時半に朝食を取り午前7時半に休憩をし、この時天気予報をチェックする。少し朝の空気を吸いに行く。気分はスッキリだ。午前8時から「スティ」の運転で出発。午後12時に昼食を1時間取る、その後交代しながら走り続け午後6時に晩御飯にする。その後は雑談をし、午後9時に寝るという規則正しい生活を送っていた。運んでいる物が巨大な(乾電池)とあって盗賊に襲われる事もない。この乾電池が無くなると都市の設備が完全にマヒしてしまうためだ。仕事は重要だが危険はないため安心して働けるのがこの仕事の良い所だ。

4日目

今日も順調だ。いつもの日課通り仕事をこなす。今日も朝から「スティ」が運転する。CDを聞きながら順調に運転する。昼食後交代して「リン」が運転する。途中で都市間を移動するシャトルバスとすれ違った。乗客はまばらだった。夕飯を過ごした後「スティ」が食料を気にしていた。そろそろ生野菜が傷み出していた。明日は街に寄って生野菜を補充して置きたいな。

5日目

いつも通りに朝食を済ませるが今日は街に寄る為気分はウキウキだ。午前8時に街につき朝市を見て回る。新鮮生野菜をカードで買う。生きた鶏を買いその場で絞めてもらう。新鮮第一だ、これもカードで支払う。牛肉と豚肉を買い、支払いをカードで済ませ、その後商品を冷蔵庫に入れてから、水を交換しに出かけた。朝市も終了して人もまばらになって来たので街役場に顔を出しておく。小さなバッテリーの依頼があったのだ。2個手渡し2個回収し受領書に判を貰う。これで依頼完了だ。「わーい露店を見て回ろう。」アクセサリーを見て回る。数点希望のイヤリングがあったからかなり値切って買った、良い買い物が出来た。経費で落ちるかな?お菓子も幾つか買って置いた。ガラスケースの棚に入れて置く。

6日目

今日もいつもと違う朝だった。普段食事の後は気晴らしに外をうろつく。ギラギラと照りつく太陽はいつも通りだったが何処か変だった。何か静まりすぎていて何処か変だった。耳を澄ますと何処かで砂の音がする。砂漠なんだから音がして良いのだが何となく変だった。

7日目

朝1番で外に出て新鮮な空気を吸う。双眼鏡を凝視すると前方に砂のまき散らすのが見えた。巨大動物だ。砂の中を移動してきていた。「人が襲われている。」「リン」は愛車に飛び乗った。「コボ!」「エンジン全開!」「急速発進!」「バズーカ砲用意、よ~く狙って自動で前方に一斉発射!」「了解一斉発射します。」「コボ」の上部にセットされているバズーカ砲3丁一斉発射である。ドッドッドンッ!!!相棒の「スティ」は食前の一時の睡魔と戦っていた。「スティ」には状況が分からなかった。「何?何?何?!!」「巨大生物は大きなミミズ型モンスターだよ。」「コボ」の発射したバズーカ弾はミミズ野郎の頭に命中していた。体を大きくくねらせながら砂に飲み込まれて行く。

「スティ」「お客さんだよ。」「リン」が声を掛ける。「お兄さん、何処へお出かけかね?この辺は巨大動物が出現するから車は頑丈な物に限るよ。」車はフロント部分が破壊されガラスが粉々に割れていた。「それに魔よけの風鈴も無いみたいじゃないか。」「お兄さん」はへへへと苦笑いをする。「パパは悪くないのよ、車はレンタカーだし、魔よけの風鈴はすぐに割れちゃった、まがい物だったのよ。」勝気な少女が捲し立てながら反論をする。「これ、静かにしてなさい。」「お兄さん」が咎める。とりあえず2りともベットで休ませる。

8日目

「お兄さん」の恰好はYシャツにネクタイ。薄めのジャケット、スラックスに白い靴下、茶色の革靴。ちょっとヨレっとした恰好である。家は金持ちっぽい。娘の方は赤と白のワンピース、スカートは下の方はピラピラしていた。頭には大きなうさ耳付きのカチューシャをしていた。

9日目

「お兄さん」の名前は「コスタリック・ガメアジ」愛称「パパさん」27歳。バツイチ。娘の名前は「コスタリック・ミミック」愛称「ミク」10歳、免許が取れる年齢なのでしっかりしている。

「リン」は深いため息を「ふ~」とつく、「で、どうする?」「スティ」が尋ねてくる。「元々「リン」が見つけたんだし、あたいから言う事は何もないよ。見捨てても良いし連れて行っても良い。決定権は見つけた「リン」にあるんだから。」「う~ん。とりあえず、次の都市(B)まで乗せて行く事にする。」「いいのかい?」「仕方ないさ、出会っちまったものはしょうが無い。」

「いいかい、お前たちはお客人ではあるのだけれどお客様じゃ無いんだ良い子で大人しくしてておくれよ。」扱いの違いである。2人は荷物を整理していながら聞いていた。

「シャワーは自由に使ってくれても構わない、トイレも同様だ、お腹が空いたのならあたしたちに声を掛けておくれ。勝手に「冷蔵庫」の物を食べるのは止めておくれよ。」

「さて、貴重な時間を潰したね。」一行は再び走り始める。「お昼が近くなったから昼食にするかね。」「リン」は昼食の準備に取り掛かる。一方で「スティ」は休憩場所のセッティング場所を確保する。シートを広げたり、日焼け防止のシートを広げたり、テントを作ったりしていた。テーブル、イスを並べたりする。

10日目

「おーい、お前たちお昼ご飯だよ。」「リン」が声を掛ける。ベーコンハムエッグのサンドイッチに野菜サラダと肉!それも牛肉!だ。「パパさん」は食べてるのに「ミク」の方は一向に箸が進んでいない。「リン」が聞く。「どうした?お腹でも痛い?調子でも悪い?」女の子はテントの下から少し外れた日向に出てナミダをポロポロながして泣き出してその場所に座り込んでしまう。「パパさん」は申し訳なさそうに箸を止めその場で土下座する。「申し訳ない。」「スティ」がキャンピングカーの中に行ってみるとお菓子の袋が1つ空になっているのを見つけた。「リン」「見つけたよ。棚のお菓子の袋が1つ空になっていたよ。」街で買ったお菓子の一つである。「まいったね。」冷蔵庫の事は注意したのに、棚のお菓子は注意しなかった。「良いかい「ミミック」」。「リン」が優しく声を掛ける。「悪かったね、こちらの不注意だ。私たちも悪かったけど「ミミック」も悪いんだよ?この砂漠の国で食料は1番の大切な物だからお菓子でも勝手に食べてはいけないんだよ!分かるかい?」「リン」が諭すように優しく教える。「ミク」はコクンと頷く。

11日目

「今日は時間を切り上げて晩御飯は午後5時からは豪勢にいくよ~。」「パパさん」と「ミク」の歓迎会だ。仲間の運転手達と合流し、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。アルコールも入って大盛り上がり。牛肉をバンバン焼いている。「ミク」もお酒に興味があるのかビールをチビチビと飲んでいた。「ミク」呑んでる?「リン」が絡む。「飲んでる、飲んでる。」すっかり打ち解けた様子である。

宴会は午後7時にお開きになった。缶ビールを片付け、皿やコップを食器洗い機にセットする。その後順番でシャワーを「ミク」、「リン」、「スティ」、「パパさん」の順に浴びる。ベットは4つあり良い所からじゃんけんで1番を決めていった。結果「パパさん」、「リン」、「スティ」、「ミク」になった。「ミク」ゴメンね。明日は良い所に当たると良いネ、譲る気は無い。

12日目

今日も1日が始まる。今までの順調な1日とはちょっと変化があった。まず午前6時に起床、順番にシャワーを浴びる。「ミク」、「リン」、「スティ」、「パパさん」の順である。その後午前7時半に朝食。午前8時半に食事を終え食後の休憩に入る。この時に天気予報を確認する。ラジオは1日中天気予報をやっている番組が有るのでずいぶん重宝する。今日の運転は「スティ」からだ。午前9時に出発。1時間の遅れを取り戻すためにちょっとスピード超過だ。「ちょっと早いんじゃない?」「ミク」から抗議が出る。午後12時お昼ご飯だ。1時間の休憩タイム。コーヒーを飲み頭をスッキリさせる。今度は「リン」の運転だ。「リン」も「スティ」同様スピード超過だ。午後5時で今日の予定は走り終えた。午前中で遅れは取り戻せた感じ。なかなか順調じゃない?午後は普段のスピードで大丈夫の様だ。1時間早く仕事が片付いたからトランプでもして遊ぼ!「ミク」の提案である。晩御飯を1時間早め午後6時には食べ終え食後の休憩時間にレクリエーションタイムに突入である。2時間ゆっくり遊んだ後シャワータイムである。順番はいつも通りである。大型ろ過装置フル回転だ。

ベットは今日もじゃんけんだ。

13日目

今日は町に寄る。朝の一連の行動を済ませ食料の買い出しに出る。宴会をやったのでいつもより早く食料が切れたのである。生野菜を買い、牛肉を買い、すべてカードで支払う。水を交換し大型ろ過装置と浄化装置をクリーニングする。これで大丈夫。「リン」の運転で出発だ。スピード超過でGOGO!

14日目

今日、都市(B)に着いた。「パパさん」「ミク」「お別れだ、短い間だったけど楽しかったよ。また何処かで会おうネ。」「リン」が少し涙ぐむ。「スティ」は微笑んでいた。「バイバイ、またね。」都市の入り口で2人を下した後、充電完了している満タンの(乾電池)の納品に向かう。工場は出入り口の反対側だ。大通りを突っ切って進む。満タンの(乾電池)を工場に納め、空の(乾電池)を引き取る。帰りも同じルートだ。「コボ」を1日充電させメンテナンスをする。その間買い物を済ませておく。

15日目

「コボ」のフル充電させてる間、子爵家の誕生会パーティーに呼ばれていた。「リン」と「スティ」はそれぞれ1っ着ずつあるドレスに身を包み以前街で買ったイヤリングを着けて出席していた。ダンスを丁重にお断りして料理に舌鼓を打っていた。高級ワインが飲み放題だったから浴びるほど飲みまくっていた。悲しい気持ちを忘れる様に。

男性が司会を始めた。今日の主役の登場です。「コスタリック・ガメアジ」28歳。照れながら階段を下りてくる。まるでお見合いパーティーの様であった。「コスタリック・ガメアジ」?パリッとした恰好だが「パパさん」じゃないか。「リン」と目が合う。横には「コスタリック・ミミック」「ミク」もいた。感動の再会であった。「ミク」と「リン」はヒシっと抱き合う。

「「パパさん」一緒に行かないか?」「スティ」の誘いに「コブ付きだけどいいかい?」互いに少し照れる。「ミク」は少しむくれる。「コブ付きとは失礼ね。1人前のレディーよ、私。」「リン」にべったりであったが・・・。

1日目

「「コボ」の充電が完了したので出発しようかね?」運転席に「リン」、助手席に「ミク」、後部シートに「パパさん」「スティ」が並んで座る。左手の薬指に銀の指輪が光る。「は~、暑い、暑い、暑いね~。」エアコンはフル稼働である。「コボ!今日の天気は?」「マスター、天気は快晴、降水確率0%です。」「コボ」は静かに答えた。帰りは違うルートで行こうかね。

2日目

今回はちょっと違うルートで行く。「うはー海だ」「ミク」は大はしゃぎだ。遠回りして海を眺めながら走ること1時間、やっと遠浅の海岸に着いた。「ヤッハー海だ水着だワッショイワッショイ。」普段車の中に篭りっきりな分、開放的な所に出るとテンション上がるわー。サッと赤のビキニに着替えて身体をほぐす。「リン」こういう時は早いんだから。「スティ」と「ミク」が続く。「スティ」もビキニ「リン」と色違いの青である。「ミク」は白のワンピース「パパさん」は黒のトランクスタイプである。ビーチボールとウキワを持ってレッツゴーである。いっぱい海を楽しんだらお昼。焼きそば、たこ焼き、お好み焼きにカレーにかき氷、海を満喫である。シャワーを浴びて普段着に着替えたら、名残惜しいけど海にバイバイである。

3日目

盗賊団に出くわした。「オラオラ盗賊なんてやってんじゃねぇ。」機関銃とバズーカ砲で蹴散らす。海に行くところの裕福人であった。近くに街が有るからそこに助けてもらってネ。

4日目

今日は街の朝市に寄って行く。「あっこの前の裕福人。無事に街につけたんだね。」

そろそろ食料の備蓄がやばくなっていた。男の人と成長期の娘で一気に食い扶ちが増えたためである。新鮮野菜を買いカードで支払う。肉は安い鶏と豚、カードで支払う。共に冷蔵庫に入れる。水の補充を済ませ一応役場に顔を出してみる。小さなバッテリーの注文があった。2個置き2個回収する。

5日目

今日も順調だ。朝午前6時に起きシャワーを順番に浴びる。7時に朝食を済ませ8時から食休みを30分、ラジオで天気予報を聞く。8時半に出発ここまでを朝の日課とする。「リン」の運転で午後12時まで。お昼ご飯を済ませ13時半から「スティ」の運転で再び出発。ここまでを昼の日課とする。午後6時まで交代しながら運転をする。晩御飯を済ませシャワーの時間8時まで団らん。シャワーを順番に済ませ9時に就寝。ここまでを夜の日課とする。

6日目

今日はオアシスに来ていた。古き良い都である、正面玄関に大きな噴水がある。その奥に大きな混浴露天風呂がある。「イヤホー、テンション上がるわー。」早速裸になり湯船に飛び込む。「ふ~気持ち良いねー。」「リン」「少しは隠しなさい」反対を向いた「「パパさん」から注意が飛ぶ。「あたいは気にしないよ、何恥ずかしがっているんだい。海で散々あたいの裸見ただろう?」「あんときゃお前水着着ていたじゃないか。」「リン」「お待たせ」「スティ」が湯浴みを着て入って来る「ひっ!なんでここに「パパさん」がいるのよ?私は後で入るわ」「何言ってんだ?婚約したんだろう?遅かれ早かれ見られるんだよ。」「あっそれもそうね湯浴みを脱ぐわ。」「なんで君たちはそう大雑把なんだ?」「オッ待たせー。」「ミク」も素っ裸で駆け込んで来る。」「ミク」「お前まで・・・。ああのぼせそうだ、先に上がる」背中が寂しい。「ネーネー「リン姉ちゃん」「何のこと?」」「コボ」に戻って来てもしばらくはだんまり状態になった

7日目

「ミク」に運転を教えてみる。ギヤをミッションに切り替えて「コボ」のサポート有りで運転をゆっくりと走らせてみる。徐々にスピードを出してみる。飲み込みが早い。運転の才能が有るらしい。

8日目

今日も「ミク」に運転をさせてみる。「コボ」のサポート無しでも山間部で十分大丈夫だった。一日中運転をさせてみる。「OKだ」今度街に行ったら役所に申請する様にする。ちなみに「パパさん」は運転を放棄している。才能も無かったし。普通自動車免許は持っている。「コボ」は大型免許だ。

9日目

今日は街にやって来た。今回も朝市の新鮮野菜を買い、お肉はちょっと高い牛肉を買う。成長期ですから体力付けないと。水の交換を済ませ役所にやって来た。小さいバッテリーも注文があった。最後の2個納品し2個回収し、納品書に受領印を貰う。どっちがついでなんだか。「ミク」の運転免許申請書を出す。交付は直ぐに出た。これで運転を任せておける人が増えた。「やったネ。」13時半、これからの運転を「ミク」に任せる。「あまり緊張しないで、肩の力を抜いて、深呼吸して、吸って吐いてリラックス、リラックス。」「さあ行こうか。大丈夫、「コボ」のサポートが有るしオートマだから安心だよ。」実際のコースは狭い道幅の山岳越えであるが。

10日目

まずは朝の日課をこなす。8時半から運転を「ミク」にお願いする。「まだ緊張しているね。」午後は「リン」か「スティ」に交代するからガンバって。

11日目

「運転にだいぶ慣れてきたねぇ」「リン」と「ミク」の会話に「スティ」が加わる。「山岳を抜けたから目を瞑っても行けるんじゃ無い?」冗談混じりで「ミク」をからかう。ペーパードライバーに山岳越え超難関だったはず、良く抜けれたね。ここまでをレベルがアップしていれば黒カードにレベルアップが可能である。ここからは平坦な道だ、コーヒーでも飲まなきゃ寝てしまいそうである。フルオートモードにすれば目的地まで自動で運転してくれる。時間指定でもOKである。「午後5時まで走ってその場で止まって。」てね。実際には使わない装備だけど。給料引かれるからやらないよ。きちんと証拠が残るから。

12日目

今日は町に行く。街と比べて生活レベルがちょっと落ちるが、まだまだ発展途上町だ。食料の買い出し、朝市の新鮮野菜を買い、肉は牛肉を中心に買う、牛肉を50%鶏肉を20%豚肉を30%で買い揃える。水も交換する、浄化装置、ろ過装置も綺麗にする。町役場で「ミク」の免許証提出すると、受け付けの「お姉さん」が判子をかざす。レッドドライバーの完成だ。ランクは白、赤、銀、金。の順で上がる

13日目

今日も順調だ。一日中の日課を済ませて就寝です

14日目

今日も順調だ。朝の日課を済ませて帰路に就く。午後一には都市(A)に帰って来た。工場に商品(乾電池)を納める「ミク」にやらせてみる前進は出来ても後退は難しい。何回も切り返してやっとのことで納得する事が出来た。トレーラーを切り離して「コボ」を工場に入れて完了だ。工場ではバッテリー充電の他にメンテナンスに水の確保、浄化装置やろ過装置のクリーニングも出来る。まさに完璧に仕上げてくれる。さて、事務処理作業だ。社長の「ジュネ」氏に。確認する。商品(乾電池)トレーラー1台と、小さなバッテリー数個の受け渡しの確認である。受領書を渡す。今月は都市(B)から都市(A)まで(乾電池)の輸送の予定が入っていた。OKの様である。早速、事務員の「ネネ」に必要経費の確認をする。カードを返却して領収書を確認する。すべて経費で落ちた。

15日目

「コボ」の冷蔵庫に入っている食料を全て使い会社の食堂で宴会だ。仲間の運転手達と合流し、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。アルコールも入って大盛り上がり。牛肉をバンバン焼いている。「ミク」もお酒に興味があるのかビールをチビチビと飲んでいた。「ミク」呑んでる?「リン」が絡む。「飲んでる、飲んでる。」夜になりお開きなった。食堂を片付け外に出てみる。「スティ」と「パパさん」はよろしくやってる。満天の星空を眺め「リン」と「ミク」が話すことは今回の仕事の事だ。「早かったね」「長い様で短かったね」「あの日「ミク」と「パパさん」を助けてから今日までホントに色々あったね」「今日みたいに宴会やったり」「そうそう「ミク」が泣き出したんだよね」「ンもう忘れてよ」「ミク」が照れる。「海で泳いだり、オアシスの露天風呂入ったり」「ホント色々あったね」ちょっとしんみりしちゃった「まッとりあえずお疲れさん」

1日目

今日からOFFだ。1か月遊ぶぞ~。「リン」と「スティ」は都市の中心街にきたいた。さて何処にいこうか。?ショッピング?映画?食べ歩き?まずは「ミク」と「パパさん」に連絡してみた。「ミク」はまAAAに就職していなかったので呼びかけに応じて待ち合わせ場所にやって来たんだけど「パパさん」はAAAに下働きということで雇って貰った後だった。大型免許が無いことには話にならないというわけで下働きぐらいしかする事が無いんだけど。じゃあ3人で遊ぶぞ~!といってもそれ程遊ぶところがあるわけでもない。ショッピングして映画見て食べ歩きぐらいしかする事が無いのである。海は前回行っちゃったしね。う~ん「パパさん」一人働かせて遊ぶのもなんか悪い気がするね。「貧乏性だね」3人はお互いの顔を見ながら笑いあうのであった。

2日目

さて、今日から今月の仕事だ。「リン」&「スティ」に仕事の依頼が来た。

朝食を会社の食堂で済ませて今月の予定を社長の「ジュネ」氏に。確認する。商品(乾電池)トレーラー1台と、小さなバッテリー数個の受け渡しの依頼である。今月は都市(A)から都市(D)まで(乾電池)の輸送の予定が入っていた。都市(D)、都市(B)と比べて距離が長い。確認後、出発前にやっておく事がある。買い出しである。食料をカード払いで購入して行く。今回は都市(D)ということで食料の確保は1か月分ともなるとさすがに冷凍食品が多くなりがちだが緊急の場合を除き普段は街や町がある為食料には困らないはず。野菜と肉を確保し「コボ」の冷蔵庫にいれた。っと「ミク」のAAAへの面接はどうなったかな?「ミク」は2階の窓から「リン」と「スティ」を見つけ手で大きな丸を作って見せた。「お~い!」「おっどうやら合格したしたようだね。」早速「リン」と「スティ」は社長の「ジュネ」氏にお願いした。「ミク」を私たちのチーム入れてくれるようにと、ついでに「パパさん」も。「え~いいじゃない。OFFを切り上げてきたんだよ?それに「ミク」はまだ新人だよ。」なんとも押しが強い2人であった。「分かった、分かった。」「やったネ」「約束よ!」今回は長距離ということもあり社長もしぶしぶ折れたって感じだ。「ん?ちょっと待て、「パパさん」も?」「そっ約束したじゃ無い?」「今更~?」「遠くに仕事に行くんだし保護者は必要でしょ?」2人は社長室を出て行った。社長は「ふ~やれやれ」とため息をついた。早速、事務員の「ネネ」に必要経費の確認をする。基本カード払い。帰って来てから領収書と見比べてみて検討する。「4人分だからね」と念を押していく。

3日目

「コボ」を工場から出しチェックしていく。「パパさん」がピカピカに磨いてくれたのでバッチリだ。都市のはずれにある工場に来ていた。そこで商品であり荷物でもある(乾電池)を受け取る為であった。商品は荷台全部が巨大な(乾電池)であるため、トレーラーで運搬していた。小さいバッテリーも幾つか積み込んでおく。

「オーライオーライ」相棒「スティ」の誘導に従い、トレーラーヘッドの「コボ」を商品(荷台)へドッキングさせる。ガッシャン。トレーラーの全体を大きな雨よけのシートで保護する。「長旅で外れる事が無いようにキチンとはめるんだよ。」「スティ」が後部座席に乗り込んでくる。コボ!今日の天気は?」「マスター、天気は快晴、降水確率0%です。」「コボ」は静かに答えた。「さて出発しようかね?」

4日目

さて今日も順調だ。運転手が3人になったから運転効率が上がりそうだ。まずは朝の日課をこなす。食事を済ませて8時半からまずは「ミク」が運転する。前回とは違うルートで行く事になっている。とはいえナビがあるしベテランドライバーの2人と一緒だから緊張はあまりしていない。とはいえまだまだペーパードライバーだ、なぎげないところでミスするかもしれない。サポートしていかないといけない。などと言ってるまに町が見えた。スタートしたばかりなのでここでは寄らないもう少し距離を稼ごう。実はこの時の判断が後で後悔することになるとはだれも知らなかったのでした。

お昼ご飯を食べているときにふと「ミク」をみると「ミク」の様子がおかしい。ふらついている。額に手を当てると熱い。「まいったね。」「パパさん」は心配そうに見つめる。とりあえず氷枕を作り町まで引き返す事にした。町に来たところで医者などいるわけでもなく解熱剤を売っている程度だが。この砂の星では風邪や病気はほとんど無い。だから医者も都市に行けばいるのだが、町や街には薬があれば良い程度であった。「リン」は「ミク」についててあげることにした。「今日はこの町で1泊だよ、ゆっくり休みな」しかし「ミク」の病気は病気ではなかった。女性得用の月の物であった。「パパさん」には分からなかったわけである。次の日の昼には「ミク」はすっかり元気になった。生理用品も町で手に入った。町で良かった荒野では絶対に手に入らないものだから。小豆である。今日は赤飯だ。寄る予定ではなかったけれど一応役場に顔を出しておく。小さなバッテリーの利用を確認するためだ幸い1個注文があった。なので1個納品し1個回収した。もちろん受領書に判を貰っておいた。

5日目

今日はちょっとまくるよ~、といっても朝の日課をこなす。急いでいるときでも朝飯はしっかり取る。1日の始まりだからね。「リン」の運転で朝からスピード超過でお昼まで走る。お昼ご飯をしっかり食べ午後は「スティ」に運転を代わり「スティ」もスピード超過で走り抜ける、昨日の分の遅れを取り戻さないと。実は今回のルートはフェリーで海を渡る、そのためフェリーの時間に遅れない様にしなければならない。「リン」は夕方午後6時まで走り今日の走りは終了する。

6日目

今日は街に寄っていく。中途半端な時に町に寄ったもんだから野菜の在庫が狂ってしまった。「ミク」が

「ゴメンね」と誤ってきた。「な~に子供は気にする事は無いよ。」「あら失礼ね、立派なレディーよ」朝市の新鮮野菜を買い冷蔵庫に入れて、肉は牛肉、豚肉、鶏肉3種類買いそれぞれ半分ずつ冷蔵庫、冷凍庫に入れた。ちょっと冷凍庫に多く入れた。水の補給も出来たところで、街役場に顔を出す。今回は小さなバッテリーの交換は無かった。もうお昼近くなっていた。。早昼にして今日もまくるぞ~。「スティ」「お昼にしてくれ。」午前11時だった。お昼ご飯を済ませて30分休憩し出発する。「リン」がまず運転し次に「スティ」が運転する。午後6時まで運転をし今日の運転は終了だ。夜の日課をこなすし寝ることにした。

7日目

今日も順調だ。朝の日課をこなす。運転は相変わらずのスピード超過だ今日の予定を走り終え「パパさん」が「コボ」の点検をしていた。「スピード超過のためだいぶキャタピラーにガタがきていると言っていた」フェリーまで持てばいいんだけど。

8日目

今日も順調だ。今日からスピードを戻して普通に走ることにした。フェリーの時間には何とか間に合いそうだ。スピードを普通にすると言う事は「ミク」も運転に加えることが出来ると言う事だ。というわけで朝から「ミク」「お願い」。「は~い」8時半から走り出した。「ミク?」「天気予報をきいた?」

「あっいっけな~い聞き忘れた。」「リンが言う」「う~ん、どうも嫌な予感がするね。」「ん?」「一雨来そうだよ。」「スティ」が続く。「まぁこの子はキャタピラーだから濡れた砂でもへっちゃらだけど。視界が悪くなるなはねぇ」夕方、「ゴロゴロゴローピカッ」「やっぱ降ってきたねぇ」「ミク」「あまり飛ばさなくても良いよ。「リン」が言う。「スロースピードなはなったけど今日のノルマは達成しているから大丈夫だよ。」「「スティ」が距離を計算しながら言う。」「そろそろ海が見えて来る頃なんだけど。」

9日目

スッキリと晴れた視界のおかげで辺り一面クリアに見える。昨日の暗闇がウソのよだ。遥か彼方に海が見えた。「良かった~」「スティ」が安堵の表情を浮かべる。さてもうひと踏ん張りだ。朝の日課をこなし「リン」が車を走らせる。「もう2~3日ってとこかな。」「見えてる分余計に長く感じる」

10日目

今日も順調だ。朝の日課をこなし8時半に出発する。今回は街に寄れなかったから、食料が冷凍物になってしまった。冷凍の野菜、ピザ、肉決してまずくは無いんだけど。やっぱ食事は楽しくバランス良く食べなきゃ。

11日目

やっと港に着いた今日1日待機して明日から乗船するようだ。車の点検や荷物の点検をするんだとか。食材を買って置きたいんだけど。ここは港町。魚は沢山あるんだけど・・・。野菜は冷凍物で我慢するかと言う事で昼食と晩御飯は魚中心になった。刺し身、煮付け、焼き魚、魚はめったに食べれないから大好きなんだけどねぇ

12日目

朝の日課をこなす。食事を終え9時になり乗船が開始された。車荷物のチェックは昨日のうちに済んでるから今日は順番待ちだけだ。10時頃にうちらの番になった。早速船の中の設備で「コボ」のメンテナンス作業を開始だ。「パパさん」が中心となってキャタピラーの交換をする。さすがに砂の国の船走るとこは違っても整備道具は整っている。これで足回り、水回りチェックOKだ。「パパさん」は残ってまだ「コボ」を整備するようだ。普段は運転の役に立たないからここぞとばかりに張り切っている。ようしこれで気兼ねなく遊べるぞ~。 フェリーの中を探検して回ったり、施設を見たり色々堪能した。昼ご飯、晩御飯共にバイキング形式であった。大満足であった。風呂は湯舟があり「ミク」なんかは初めてのお風呂だったみたいだ。寝室はちょっと奮発して3人部屋を予約しておいた。「パパさん」は雑魚寝だ。

13日目

今日は朝から「パパさん」と合流して1日中遊ぶぞ~。ほとんど2人「リン」と「ミク」ずつで行動していたが。砂漠のフェリーはとても大きく映画館やプールやカジノなどがあり1日中では遊びきれない大きさである。食事は毎回バイキング形式でとても満足だった。

14日目

朝食を済ませしばらくすると港に着いた。割に先に降ろしてくれた。まずは街を見つけないと野菜のストックがもう無い。冷凍食品もほとんど無い。非常に厳しい状況である。港からほどなく行くと港街の朝市を見つけた。「ラッキー」。新鮮野菜を買い、お肉牛肉、豚肉、鶏肉。魚は新鮮な刺し身と干物を買いそれぞれ冷蔵庫、冷凍庫にいれた。水の交換をして役所にやって来た。顔を出すと小さなバッテリーの注文を受けた2個回収2個納品し領収書に判を貰った。今回は長旅と言う事もあって小さなバッテリーを10個持ってきている。

15日目

今日も順調だ。朝から干物を焼いて食べる。う~ん贅沢!満足。運転も順調だ。

1日目

今日は工場に着いた。商品(乾電池)を納品し空の(乾電池)を貰う書類に判を貰いこれで仕事が終わった。「コボ」を工場に入れて1日中充電する。その間に「パパさん」は車を洗ったりしていた。女性陣は買い物したり、食べ歩きしたりとゆっくり休んでいたが1人「スティ」が「パパさん」を気にしていた。仕方ないじゃない「パパさん」を連れてきたのって整備させるためだもの。そんなこんなで1日が過ぎて行った。

2日目「コボ」は最高の状態であった。「パパさん」は腕を上げたね。早速出発する食事は傷みやすいものから先に食べる事。って事で新鮮野菜と刺し身などを先に食べた。明後日にはまたフェリーに乗ることになる。冷蔵庫の中身を片付けなければ。車と荷物のチェックを済ませ明日を待つ

3日目

朝から良い天気だ。フェリーの順番はまた早いほうだった。今回は「コボ」の整備は必要ないので初日から「パパさん」も遊べるよ。いっしょさすが大型フェリー遊ぼ所満載である。映画、プール、カジノ、ビリヤード、バーなんてのもある。帰りは2人部屋を二つ取ってみた。どんな組み合わせになるのかと思ったが期待通りになった。初日の部屋割りは「パパさん」と「ミク」、「リン」と「スティ」となった。

4日目

今日も朝から遊びまくろう。映画にプール色々遊びつくした食事もバイキング形式で大変満足でした。お風呂も露店風呂あり、サウナあり大浴場ありとまんぞくでした。2日目の部屋割りは「パパさん」と「スティ」、「リン」と「ミク」になった。

5日目

朝もしっかりたべました。さて出発しようかね

フェリーから降りる順番待ち割と早い時間にしてくれてありがたいです。さて港町を探さなきゃ。割と近くにあった。新鮮野菜を買い、魚は刺し身、干物、お肉牛肉、豚肉、鶏肉を買い冷蔵庫、冷凍庫それぞれ分けていれた。これで4っ日ぐらいは大丈夫かな。早速お昼の時間になった。刺身定食にしておこう。そろそろ行こうかね。

6日目

今日も順調だ。朝から干物を食べてテンション上がる。でも魚はそろそろ終わりだね。それじゃあ運転を「ミク」に任せた。「了解」順調に走り切ったところで、午前中の仕事は終わった。お昼の食事当番は「スティ」だった。お昼ご飯を済ませて休憩し13時半「リン」の運転でスタートし途中で「スティ」に交代した。

7日目

今日もいつもと違う朝だった。普段食事の後は気晴らしに外をうろつく。ギラギラと照りつく太陽はいつも通りだったが何処か変だった。何か静まりすぎていて何処か変だった。耳を澄ますと何処かで砂の音がする。砂漠なんだから音がして良いのだが何となく変だった。確か前にもあった。この感触、あの時は砂の中を巨大動物が移動していたんだった。じゃあまた誰かを狙っているのか?

8日目

朝早くシャワータイムを削り双眼鏡を覗く。どこだ?どこだ?いた!北に1㎞巨大ミミズだ「人が襲われている」「コボ!」「了解してます」「エンジン全開、バズーカ砲一斉発射」ですね?「コボ」が言う「リン」が狙いを定め「撃てー」「全弾命中」ミミズはそのまま砂に消えていった。「大丈夫かい?」都会に住む裕福人のようであった。けがはなく車も破損は無かった。ただ動物除けの風鈴が壊れていた。「困ったな」あの風鈴はけっこう強力な効果を発揮するもなので砂漠の旅では必需品だった。「あたい達のをあげるわけにもいかないし、どうしよう?」仕方なくレッカー車をトレーラーの後ろに強引に結び付け街まで連れて行く事にした。その日のお昼頃街に着いた。レッカー車を切り離すと裕福人たちは何度も礼を言いながら去っていった。一応役場に顔を出す。小さなバッテリーの交換をしに。ここでは2個欲しいとの事。2個納め2個回収領収書に判を貰った。新鮮野菜を買おうと思ったんだけど朝市の方が安いと聞き、お昼と晩御飯を済ませ夜が明けるのを待った

9日目

朝の日課をこなし朝市を待った。新鮮野菜を買い、牛肉、鶏肉、豚肉、を買い冷蔵庫に入れた。豚肉を買ったときに聞いた話だととなりの街で近々お祭りが開かれるらしい。

10日目

今日も順調だ。もう商品は納品済なので急がなくてもいい。「ミク」の運転でも大丈夫だからのんびり行きましょう。と、思ったら明日はお祭りの日だ。と言うことで、とりあえずお祭りまで時間を潰しましょう。お昼ご飯に晩御飯、新鮮野菜を食べ牛肉を食べのんびり行きましょう。

11日目

今日も順調だ。さて今日はお祭りだ。出店は夕方からなのでそれまでに回るところを見て回ろう。賭けトランプ、賭けチキンレースなど、様々なレースが開催されていた。賭けチキンレースをやってみた。賭けチキンレースとは一周50mをより早く走りぬいた者が勝ちと言うレース。さて何番にかける?そろそろ締め切りだよ?などと言う声がこだましている。などをやっているうちに暗くなってきた。出店を回って楽しんできた。

12日目

今日も順調だ。一日の日課を済ませさっさと就寝だ。

13日目

今日も順調だ。お昼頃に都市(A)に帰ってきた。工場に(乾電池)を返しに行く。その後社長の「ジュネ」氏に今回の仕事の報告しに来た。事務員の「ネネ」の所にも顔を出す。カードを返却し領収書を渡す。すべて経費で落ちる確認が取れた。一緒に小さなバッテリーの数も報告した。その後「コボ」の冷蔵庫にの中身と冷凍庫の中身をすべて会社の食堂に運んでおいた。それから「コボ」を工場に預けて来たら宴会だ。今回は新鮮野菜とお肉の残りが少なかったのでそれほど大きな宴会にはならなかった。さて「パパさん」「コボ」のメンテナンス作業ヨロシクです。

14日目

「リン」と「スティ」と「ミク」のお茶会。今回も無事終わったね~。「スティ」は「パパさん」と一緒の時間があまり取れなかったでしょう?その辺はどうなの?「別に」「フェリーの中では一緒にいれたし大丈夫よ」「で?ぶっちゃけどこまで行ってるの?」「そんな事娘の前で言えるわけないじゃない?」「私なら大丈夫よ」「スティ」が「ママでも」「知らない人っだたらちょっと考えちゃうけど「スティ」ならOKよ」「やだもー照れるじゃない!」パシッっと「スティ」は「ミク」の肩を叩いた「スティ」は真っ赤だった。



長くした「リン」&「スティ」ものがこれです。話を盛り上げられずにもがいた挙句に出来た作品です。どうぞお手に取ってお読み下さい。

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