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10-2

「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」

この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるようなキャラ文芸的な日常を描く。

「それを拒否する。」

拒否女の乃木子とおみっちゃんの友情の物語である。

「エヘッ。」

エヘ幽霊のおみっちゃんが笑って誤魔化して始まり。


「と、いうことで、これがブライダルハウスに行って、みんなでウエディングドレスを着た写真です。」

乃木子の家に乃木子、おみっちゃん、餓ッ鬼ー、お汁粉ちゃん、百目ちゃん、青山霊子と主力メンバーが揃って、コタツに入ってホッコリしている。

「おお!? ウエディングドレスを着ても足がない!? それでもカワイイ! エヘッ。」

さすがエヘ幽霊。

「やっぱり一番きれいなのは私ね。」

「よく言うわ。お腹が出過ぎてファスナーが上がらないって騒いでいたくせに。」

「おみっちゃん。食べていい?」

餓ッ鬼ーは嫌味を言うおみっちゃんを食べる気である。

「それは拒否する。」

「私のセリフを勝手に使わないで。」

よだれ女を牽制する拒否女。

「・・・カワイイ。」

お汁粉ちゃんは自分の可愛さに初めて気がついた。

「・・・カワイイ。」

自分の世界からなかなか帰ってこられないお汁粉ちゃん。

「私には貴重な経験でした。ああ、コンビニ店員なんかやめて、結婚したいな。素敵な王子様が現れないかな。」

今回だけ特別ですよキャラの百目ちゃんも着ぐるみパジャマ以外のウエディングドレスは初めてだった。やはり形からではあるが、ウエディングドレスを着ると女性は結婚したくなる魔法にかかる。

「ウエディングドレスを私服にしようかしら?」

ロスゴリの進化版・覚醒版みたいになるのかな。

「次の写真は、着物よ!」

「見せて! 見たい!」

「キャア! キャア!」

写真は取り合いになり、妖怪・あやかしではあるが乙女には変わりないので、結婚願望に火がついた。

「ふう~、逃げれた。」

乃木子は身の危険を察知し、写真の奪い合い現場から非難した。

「この調子だと、ウエディングハウスに行ったところから書いてると、とてもじゃないけど終わらない。行きましたよ設定で、写真を見せる所から始めて正解だったわ。危ない。危ない。」

ホッと胸を撫で下ろす乃木子。

「そうだわ。ミッドタウンとヒルズも写真だけにして、行きましたよ設定にすればいいんだ。私、賢い! フッフフフフ。」

自画自賛の乃木子。

「エヘッ。」

最後も、おみっちゃんが笑って誤魔化して終わり。


つづく。

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