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7-4

「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」

この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるようなキャラ文芸的な日常を描く。

「それを拒否する。」

拒否女の乃木子とおみっちゃんの友情の物語である。

「エヘッ。」

エヘ幽霊のおみっちゃんが笑って誤魔化して始まり。


「4人揃えば、花札だ! エヘッ。」

おそらく江戸時代の頃のエヘ幽霊のおみちゃんは麻雀やトランプより花札が似合う。

「それを拒否する。」

「美味しいのか?」

「花札って、なんですか?」

乃木子、餓ッ鬼ー、お汁粉は麻雀を知らなかった。

「・・・孤独だ。誰か私を癒して。」

おみちゃんは他人を癒すより自分を癒してもらいたかった。

「おみちゃん、花札やサイコロの賭場とかを出しちゃうと18禁になっちゃうでしょ。」

「異議あり! 国会だってカジノ法案が可決多数で承認される時代よ! 別にいいじゃない!」

「それを拒否する。」

でも、ミニゲームとかで、麻雀、花札、サイコロ、ルーレット、パチンコなどのミニゲームを実装できれば、パチスロ業界、カジノ業界もおみちゃんを放っておけないはず。創作者にも莫大なお年玉が手に入るはず。

「乃木子の勝ち。」

「乃木子さん、強い。」

「そ、そお!? アハアハアハ。」

「そんな笑い方してるとアハ拒否女って言われるぞ。」

「それも拒否する。」

アハで思いついたが、妖怪・あやかしアハホテルっていいな。部屋をキャラクター風におみっちゃんの絵で飾ってもらおう。もちろんアパホテ〇からの発想である。

「ダメだ!? 新年早々、お金儲けの邪念しか出てこない!?」

乃木子は新しい年も俗物として生きるのだった。

「お金を集めようとするからだわ。こうなったらお金をバラ撒けばいいのよ!」

乃木子は何かを一大決心した。

「みんな! お年玉をあげるわ!」

なんとケチな乃木子が、金の亡者の乃木子がお年玉を配るという。

「暴力反対!? 痛いの嫌です!? 殴らないで下さい!?」

「美味しいのか?」

「お年玉って、なんですか?」

「・・・おい。」

乃木子はおみっちゃん、餓ッ鬼ー、お汁粉の反応に、自分の一大決心は何だったのと思った。

「お年玉というのは、お金をあげるから好きな物を買っておいでということです。」

乃木子は異文化の妖怪・あやかしたちにお年玉を説明する。

「ええ~!? ケチで守銭奴の乃木子ちゃんがお金をくれる!? ああ~くわばらくわばら!? この世の終わりがやって来たんだわ!? ああ~!? 神様!? どうか私を浄化してください!? 乃木子が起こす、この世の災いからお救い下さい!?」

おみっちゃんは自ら浄化宣言するほど、乃木子がお小遣いをくれることを信じていなかった。

「パンケーキは飽きたから、今年はハチミツにしようかな? それとも紅茶の飲み比べでもしようかな? アールグレイもおいしいし、やっぱり美容のためにルイボスティーかしら。」

もしかしたら餓ッ鬼ーが一番女子力が高いかもしれない。

「そうか! お正月は嘘を吐いてもいい日なんだ。私はお金よりも命があるだけで幸せです。サツマイモの根でも、大根の葉っぱでも、天に感謝して美味しくいただきます。お汁粉は強く生きていきます。」

お汁粉はお正月とエイプリルフールを混同している。しかし、このお汁粉ちゃんの発言を嘘と捉えると純粋な娘ではなく、かなり欲深い本性ということになる。

「・・・私は普段、どういう人間だと思われているんだ・・・こっちがカルチャーショックを受けるわ。」

乃木子は妖怪・あやかしの別の意味での恐怖を実感した。

「祟りだ! 乃木坂神社の祟りだ!」

「ローズヒップティーで決まり!」

「白いご飯のおにぎり食べたいです!」

好き勝手なことばかり言うおみっちゃん、餓ッ鬼ー、お汁粉。

「・・・ああ、普通に会話ができる仲間が欲しい。」

乃木子の夢は正夢になるのか、それとも夢で終わるのか。

「エヘッ。」

最後を明るく終わるために、おみっちゃんがエヘ笑いで誤魔化して終わり。


つづく。

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