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5-3

「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」

この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。

「エヘッ。」

おみっちゃんが笑って誤魔化して始まり。


「ちょ、ちょ、ちょっと!?」

久々に目覚めた幽霊のおみっちゃんは、女子高生の乃木子に手を掴まれ連れていかれる。

「なんで、幽霊の私の手が掴めるのよ!?」

「そっちか。普通はどこに連れて行く気よ? って聞くところでしょう。」

「あ、そっか。エヘヘヘヘ。」

笑って誤魔化す、おみっちゃん。

「まあ、いいわ。答えてあげよう。私は神社の娘なの。だから霊感があり妖怪・あやかし、幽霊が見えるのよ。」

おまけに頭に狛犬を飼っている・・・という設定をぶち込むべきか試行錯誤中なのでやめておこう。

「なるほど。そうなんだ。」

感心するおみっちゃん。

「で、私はどこに連れていかれるの?」

「私の家。乃木神社よ。」

乃木乃木子は乃木坂の乃木神社に乃木ってる。という早口言葉が生まれる。

「まさか!? 私を除霊する気!?」

おみっちゃんは神社と聞いて警戒する。

「嫌よ!? せっかく現世に甦ったんだから、もっと遊びたい! 美味しいお団子も食べたいし、綺麗な簪も身に着けたいし、男! 男! 男前を探すのよ!」

おみっちゃんは欲望塗れの幽霊であった。

「バレたか。」

乃木子はおみっちゃんを除霊する気なのを見空かれて悪い人の顔をする。

「ゲ!? やっぱり!?」

人間は恐ろしい生き物だと実感するおみっちゃん。

「冗談よ。冗談。やっと見つけた幽霊を除霊なんてする訳ないじゃない。アハハハハ。」

乃木子は誤魔化して笑う。

「ふう~、良かった。生きた心地がしなかったわよ・・・あ、私、死んでるんだった。エヘヘヘヘ。」

おみっちゃんも誤魔化して笑う。

「なんだか私たちは気が合いそうね。」

「不思議ね。幽霊と人間なのに。」

妙な信頼感がおみっちゃんと乃木子の間に不思議と生まれる。

「で、執拗以上にコミュニケーションをとって、小説的な展開だけど、私を連れて行く目的は何かな?」

変に状況を説明するキャラクターになりつつあるおみっちゃん。

「あなたに乃木神社の所属幽霊として出てもらいたいの。」

「何に?」

「神社仏閣ロワイヤル。」

神社仏閣とは、説明すると、神社と寺。仏閣は寺のことらしい。もう尺はないので・・・次回へ。


つづく。

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