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4-7

「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」


この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。



「悪いことを考えついた!」

おみっちゃんが考え込んでいる。

「どうしたの? おみっちゃん。」

又ちゃんが現れる。

「あ、又ちゃん。」

「どどどどどどどど!? 恥ずかしいから又ちゃんって呼ばないで!?」

ここまではお約束。

「異世界ファンタジーに、妖怪・あやかしを登場させればいいんだわ!」

「おみっちゃん! 賢い!」

「エヘ。」

褒められて喜ぶおみっちゃん。

「妖怪・あやかしの絶対数不足。それと同じことの繰り返しの妖怪・あやかしの日常モノでいくのか、ゲゲゲの鬼太〇みたいに敵と戦い続けるしかないのでいくかのどちらかしかない。」

日常モノがコケているなか、派手な戦闘が描ける後者の方が売れるだろうから採用はされやすいだろう。

「妖怪・あやかしモノは間が空いてるからいいね。」

「そうね。やっと迷惑探偵コナ〇の連載休止で作者病気だから黒の組織を倒して終わりね。もう続けても設定を変えても同じ繰り返しだもの。何十年もプレッシャーを受けて体を壊す作者を楽にしてあげて。」

「で、異世界ファンタジーに妖怪・あやかしモノを登場させれば、ある程度の知識がある異世界ファンタジーに妖怪・あやかしを登場させれば、初期設定時に楽ができるということよ。」

「でも、それってキャラ文芸じゃなくなるわよ。」

又ちゃんが革新的な意見を言う。

「ガーン!? やっぱり妖怪・あやかしだけの世界じゃないといけないのね。」

ショックを受けるおみっちゃん。

「妖怪・あやかしの日常モノは、妖怪・あやかしだけでなく、感情移入しやすいようにか、だいだい人間が主人公で絡んでくるのよ。いや~ね。」

「私たち、この絡みと件で妖怪・あやかしものの日常をちゃんと描いているもんね。」

あくまでも前向きなおみっちゃんと又ちゃんであった。


「おい! 私たちの出番が少ないぞ!」

お江戸悪徳商会の副社長ぬらりひょんが怒っている。

「仕方ありませんよ。ぬらりひょん様、おみっちゃんの方が主役なんですから。」

部下の火車がぬらりひょんをなだめる。火車は主任か部長でいいのだろうか。

「なんだと!?」

「向こうが盛り上がったら、こっちの字数は削減されるんですから。」

「なぜだ!?」

「アルフ〇やエブリス〇では1話1000字が目安で毎日更新しないと死んじゃうんですから。仕方がないですよ。」

「クソッ!? もう1000字を超えている!? 無念だ。」

渋々、納得するぬらりひょんであった。


「本当に主役で良かったわ。」

「よ! 主役を食う女!」

おみっちゃんと又ちゃんは自分たちのポジションに満足した。

「エヘッ!」

最後は、おみっちゃんが笑って誤魔化して終わり。


つづく。

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