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4-1

「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」


この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。



「同じにしよう。」

おみっちゃんは真面目にストーリーを考え始めた。

「どうしたの? おみっちゃん。」

そこに又ちゃんが現れる。

「アタタタタタタッタタタ!? 恥ずかしいから又ちゃんって呼ばないで!?」

ここまではお約束。

「封印されていた妖怪が逃げ出して集める。カードが飛び散って集める。7個のボールが飛び散って探す。全部、同じなのよね。パクリと言えばパクり出し、でも、これをメインストーリーに置かなければ、ほとんど全ての作品が全滅するのよね。」

「そうね。」

「ということで、私も同じを目指す!」

「ああ~宣言しちゃった。」

何か変わったものを、メインストーリーを外すと採用はされない。放送規制も考えて、飽きてるけど、テレビに耐えれそうなものは、現在採用されていて、普通のものでないといけないみたいだ。

「メインストーリーは川徳悪徳商会との戦い、あとはほのぼの日常で凌ぐでいこう。」

「よかったね。珍しくあっさりと決まったわね。」

「そうだね。エヘ。」

「・・・。」

「・・・。」

「何をしよう?」

やることが無くなると間が持たないおみっちゃんと又ちゃん。

「平和だね。」

「ほのぼのしよう。」

「zzz。」

サボり癖のあるおみっちゃんと又ちゃんは、そのまま横になって昼寝した。


「・・・。」

ガラッと雰囲気が変わって、昔の江戸城。今の皇居の地下。

「殿! やっと我々の出番が回ってきましたな。」

喜ぶ昔は大老、今は副社長の有名どころの起用で、ぬらりひょんになる。

「お江戸悪徳商会の!」

地中なのだが激しい嵐と雷の光と音の演出がある。

「・・・。」

殿であり、社長である川徳康家が大広間で一段高い上段の間に沈黙を保って座っている。

「殿! いや、社長! 今こそ地上に出て、悪の限りを尽くす時がやって来ましたな!」

ぬらりひょんは人間に悪いことをすることに喜びを感じる悪い妖怪でした。

「・・・。」

川徳康家は微動だにせず、何も答えない。

「おお! 殿が人間界に総攻撃をかけるとおっしゃっているぞ! 皆の者!」

「はは!」

大広間には大勢の妖怪が社長の命令に賛同して忠誠を誓っていた。これで名探偵コナ〇でいう黒の組織。アンパンマ〇でいうところのバイキンマ〇。忍たま乱太〇でいう毒竹忍〇。猫型ロボットのジャイア〇のような設定は出来た。徐々に世界観が広がっていく、妖怪・あやかしワールドであった。


「zzz。」

その頃、おみっちゃんは、まだ昼寝の最中であった。

「エヘッ。」

最後は、おみっちゃんが笑って誤魔化して終わり。


つづく。

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