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3-12

「幽霊ですが、なにか!? 癒し女のおみっちゃん!」


この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。



「どうしたらいいんだろう?」

おみっちゃんは悩んでいた。

「どうしたの? おみっちゃん。」

そこに猫又がやって来た。

「あ、又ちゃん。」

「ギョワアアアアアア!? 恥ずかしいから又ちゃんって呼ばないで。」

モジモジ又ちゃんは、お約束。

「やっぱり、ストーリーって必要なのかしら?」

「どうしてそう思うの?」

「いつもの1話1000字で1話完結モノだと、例えば、題材を大食いにすると・・・夢馬、寝ていて食べません。枕ちゃん、寝ていて食べません。獏、寝ていて食べません。エロ女、エロくて食べません。コンコン、一人前で満腹です。又ちゃん、モジモジしていて食べません。私、幽霊だし・・・。」

「ズコー!? 素敵なメンバーね!?」

想像しても、こうなってしまうのだ。

「逆に、区切りは着けたけど他で書いてたストーリーのある異世界ファンタジーモノは、あっさり再開して続きを書き始めたもの。まあ、エブリス〇が使いにくいから、エブリス〇用はやめたけど。」

「じゃあ、こういうのはどう。無限妖怪天下一武道会。ひたすら戦い続けるの。」

「天下一武道会の名前は使えないから、妖怪一武道会ね。」

「あ、そっか。エヘ。」

まったく方向性が決まらないおみっちゃんであった。

「でも、あやかしモノってこんな感じだよね。」

「そうそう、試行錯誤するあやかしものって感じだよね。キャラだけ人間からあやかしに変えて、内容はおなじだもの。」

「ハハハハハ!」

なぜか分かり合えた二人であった。

「思い出した! 昔、初めて私が書かれた3万字コンテストの時も、このグダグダテイストから抜け出すために、悪役が出てきたんだ!」

「悪徳な江戸城の川徳商会ね。」

元はもちろん、徳川であり、逆さにしただけである。

「社長の康家、長男光家、次男吉綱、三男宗吉、四男喜慶の親子企業ね。」

「15人出てこないところが、作者が面倒臭がりというのが分かるわ。」

こんなものである。

「あと、大御所でじいや役で、ねらりひょんとか色々と幹部もいたわね。ガス屋の火車に放火されてサンマ定食屋が燃やされたこともあったわね。地面からゾンビの武者どくろが現れたりしたような。」

「いろいろあったのね。」

「あったのよ。私がカワイイ過ぎて、三男の宗吉さんは悪徳商会を裏切って、影から助けてくれるの。」

「キャア!? マロンチック!」

「それをいうなら、ロマンチックね。」

「ハハハハハ!」

こんな感じでグダグダした日常会話を話しているのであった。

「エヘッ!」

最後は可愛くおみっちゃんが笑っておしまい。


つづく。

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