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3-4

「元々は耳かき屋です! 幽霊探偵、おみっちゃん。」


この物語は、クセのある幽霊が探偵をするという物語である。



「ふわ~あ!」

朝からおみっちゃんは欠伸をしている。

「コン?」

ペットの妖狐の子供のコンコンが、幽霊でも眠いのかと不思議そうに見ている。

「私は大丈夫よ。でも作者が締め切りに追われて、この遊び作品を書くのが眠いのよ。」

「コンコン。」

コンコンもその通りと言っている。

「で、朝の散歩にどうして、又ちゃんがいるの?」

朝のコンコンの散歩はおみっちゃんの日課だった。

「いいだろう!? せっかく初登場でキャラ化されたんだ。一度出たら使い捨てにしないでよ! それから恥ずかしいから又ちゃんって呼ばないで。」

猫又の又ちゃんはモジモジしている。

「あちゃ・・・。」

「コン・・・。」

キャラ文芸過ぎると感じるおみっちゃんとコンコンであった。

「それよりも、今日はいい情報を持ってきた!」

突然、又ちゃんが話を変える。

「聞きたくない。コンコン、先を急ごう。」

「コン。」

おみっちゃんとコンコンは歩く速度を速める。

「冷たくしないで!? 聞いてください!? おみっちゃん様!? コンコン様!?」

又ちゃんはおみっちゃんにしがみつく。

「何・・・いったい?」

おみっちゃんは聞きたくない顔をしながら又ちゃんに聞く。

「おみっちゃん! あなたは狙われているわよ!」

「はあ?」

唐突だが、又ちゃんはおみっちゃんが狙われているというのだ。

「どうして、こんなに可愛く生きている・・・いや、死んでいる私が狙われなければいけないのよ。」

おみっちゃんは幽霊なので死んでいるが正しい。

「あなた、私を召喚するまでに、色々なモノを呼び出したわよね。」

「色々なモノ?」

おみっちゃんの記憶にはなかった。

「もう!? じれったい!? ナイトメアやヒュプノスを呼び出しただろうが!?」

「おお! そういえば!」

やっと、おみっちゃんは思い出した。

「ということで、おみっちゃん。あなたは夢魔系のキャラクターから恨まれることになったわよ! これから戦闘や謎々を幽霊探偵として解決してもらうわよ!」

「??? でも、それって、又ちゃんが夢に悪戯していたのが原因よね。」

「え?」

そう、猫又の又ちゃんが夢で悪戯をしていなければ、何も呼び出さなくてよかったのだ。

「悪いのは又ちゃんだろうが! かみつけ! コンコン!」

「コン!」

「ギャア!?」

又ちゃんの股付近をコンコンが噛んだとさ。


つづく。

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