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2話

「絶対? 本当に? 絶対に解けない謎はない! 私が絶対法則をぶち壊す!」


この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。



「相変わらず独り言が多いわね。大丈夫? 鈴ちゃん。」

「つい・・・エヘ。」

「クスッ。おはよう。」

「おはよう! 南ちゃん。」


鈴木家のお隣さんの南野さん家の一人娘、南ちゃんである。偶然? それとも必然に鈴木鈴の友達は南野南ちゃんであった。南ちゃんのお父さんは歯医者さんだった。


「南ちゃん!? 将来、お父さんが事件に巻き込まれて失踪するから、あなたは歯医者さんになれない! 早くうちのお父さんの何でも屋に依頼して、神社にお祓いをしてもらいましょう!」

「もう、毎朝、不吉なことばかり言わないでよ。鈴の友達をやめちゃうぞ!?」

「ごめんごめん。つい・・・。」

「お父さんの何でも屋が大変なのは分かるけど、南のお父さんの歯医者が儲かってるからって嫉妬しないで。」

「はは~、南お嬢様。クスッ。」

「ワッハッハー! 鈴ちゃん、遅刻するから学校に行こう。」

「うん。南ちゃんと一緒に学校、楽しいな!」

「なにそれ。クスクスッ。」

「エヘヘ。」

「エヘヘ笑いはセクハラよ。」

「そうなの?」

「だってスケベオヤジみたいだもん。」

「そう? エヘヘって、気に入ってたんだけどな。残念。」

「鈴ちゃんって、おもしろいね。」

「やった! 南ちゃんに褒められた!」

「ハハハハハッ。」


鈴と南は仲良く学校に登校した。


しかし鈴の未来予知は当たっていた。将来、南ちゃんの両親が突然いなくなり、お家が貧乏になり、南ちゃんは極貧生活になり、お金持ちがお金でモノを言わせて入学する歯科大には入れず、仕方なしに専門学校に行くが、歯科治療ができる歯科衛生士ではなく、歯科治療のできない歯科助手を受講してしまい、その違いに気づくのは専門学校卒業後という、南ちゃんは箱入りのお嬢様だった。


つづく。

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