18
「絶対? 本当に? 絶対に解けない謎はない! 私が絶対法則をぶち壊す!」
この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。
「マジか!?」
「マジ! マジ!」
女子高生探偵の鈴ちゃんの緊急政策委員会に衝撃が走る。
「最強の歯科助手、みなみちゃんに・・・ついにポイントが抜かれた!?」
連載中の作品が投降を終えてから10日は経過したような作品に、24時間ポイントで負けたのだ・・・。
「マジか!?」
「マジマジ!」
鈴と南は戯れる踊る。
「私も入れて!」
「マジ! マジ! マジマジ!」
そこに北さんも参加して3人で楽しく遊ぶ。
「これ! そこ! 鈴と南はマジを連呼して、喜ぶな!」
東さんの怒号がお調子者3人に飛ぶ。
「ごめんなさい。」
頭を下げる鈴と南と北。
「将来は、マジの歌とか歌って、アイドルグループでデビューしそうだな。」
西さんは、さり気なくアイデアを出してくれる。
「それだ! アニメ業界ごり押しのアイドル探偵を目指すか!」
なぜアニメ業界がアイドルばかりアニメを制作しているかというと、従来のCD販売でガッチリだけでなく、声優による握手会、ライブなどのイベントで大勢のファンを収容するとガッチリ儲かることに味を占めたからだ。声優としては実力はなくても、顔で声優さんを選ぶ時代が来てしまった。声優専門学校も踊りと歌が中心になってしまった。
「アイドル探偵!?」
以前は、ファンの夢を壊さないように声優は顔を出さなかった。しかし、ガッチリ儲かることが分かったので、ファンの夢よりお金になってしまったのは残念。
「とりあえず、それで1話書いてみるか。」
「そうね。」
東西は路線の変更にも納得している。
「ちょっと待った!」
ここで鈴が待ったを要求する。
「なに?」
「鈴と南ちゃんの探偵事務所サウス&ベルのハードボイルド路線はどうするんだよ!? 南ちゃんのお父さんとお母さんは、まだ見つかっていないんだぞ!?」
「そうよ! そうよ!」
鈴と南はアイドル探偵に抵抗する。
「知るか。」
東は冷たく言い放つ。
「人気の無い、おまえたちが悪い。連載打ち切りになる前に、ステージチェンジするのが、編集さんの常識だ。 それとも連載打ち切りでいいのか? 編集さんが責任をとって、リストラされるかもしれないぞ? 編集さんの家屋さんと小さなお子さんが路頭に迷ってもいいのか? ええ? どうなんだ?」
東さんはIQ300の頭脳をフル回転させる。
「・・・アイドル探偵でいこう!」
「アイドル! アイドル!」
鈴と南は陥落した。
「私も混ぜて! アイドルドル!」
そこに北さんも乱入する。
「結局、こうなるんだよね。」
「内容はないから、この展開に平和を感じない人には人気が出ないわよね。」
呆れる東西であった。
まだ、つづく。