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「絶対? 本当に? 絶対に解けない謎はない! 私が絶対法則をぶち壊す!」
この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。
「なぜだ!?」
冒頭から鈴の苦悩から始まる。
「女子高生だからだよ!」
それを南が諭す。
「あ、そっか! ハッハッハ!」
「ハッハッハ!」
納得した鈴と南は仲良しさ。
「笑い事じゃない! うちの駄菓子とジュース代を払え!」
そこに場所を提供している駄菓子バー五寸釘のオーナーのおみっちゃんが女子高生の無銭飲食を注意する。
「・・・ハッハッハ!」
一瞬、間があって鈴と南は笑い出す。
「笑って誤魔化すな!」
「お許しください! おみっちゃんさま!」
怒ったお奉行のおみっちゃんに土下座する下手人の二人。
「違う!!!」
そこにオープニングトークが終わるのを待っていた東西北の3人組が割って入る。
「長いね~、やっと出番だ。」
「別に出番が来なくてもいいよ。」
「北さんは自由だな~。」
現状、つなぎの西さん、フリースタイルの北さん。
「今日は大事な会議の日でしょ!!!」
そして頭脳明晰で偉そうで仕切りたがりの東さん。
「お許しください! 東さま!」
怒った司会進行役の東に土下座する愉快犯の4人と1幽霊。
「今日の会議は、これです! ジャーン!」
垂れ幕が降りてくる。
「き、緊急議題!? アルファ初心者だが、毎日更新の女子高生探偵、鈴木鈴(1話1000字以上)より、一度に10万字の転載だが、最強の歯科助手みなみちゃん! の方が評価が高い点について。」
これが今日のお題である。
「なが!?」
「説明色が強いね。」
「こんなに長い議題は覚えられない・・・。」
「北さん!? 大丈夫!?」
失神する者も現れる長いお題であった。
「ということで、現状を打破しないと、連載が女子高生探偵、鈴木鈴から、ここでも最強の歯科助手、みなみちゃんに変わってしまう!? そうなれば我々は消されて過去のキャラクター墓場に送られてしまう!? それだけは阻止しなければ!」
焦る東さん。
「まず真似をしてタイトルに「最強」をつけてみるのはどう?」
「さすが鈴ちゃん!」
「そう? エヘヘ!」
「採用! 試してみる価値はあるだろう。何もしないで諦めるよりは、道があるなら行動すべきだ!」
「おお! 東部長、カッコイイ!」
女子高生探偵、鈴木鈴は探偵サウス&ベルでもあり、渋谷塚高校女子高生探偵倶楽部でもあり、ダブルスタンダードも分かりづらい。どうする!?
「いざとなったら、我々には最終兵器もあるからな。ふっふっふ!」
不気味に笑う東さん。ちなみに最終兵器は主役を食う女である。
つづく。