1 ~彼女の名は~
はじめて皆さん!この作品を見てくれてありがとあございます!
初の小説でまだ不馴れですが、よろしくお願いします!
薄暗い部屋に、けたたましいベルの音が鳴る。
しかし部屋の主は起きることはなかった。なぜなら
夢の中で、戦っているのだから。
20xx年、人々は謎の病に蝕まれていた。
「急性植物人間状態症候群」
思春期の少年少女がかかりやすい、感染症である。
受験生、友達関係、恋......
様々な心の悩みを持つ思春期の子供たちは、「夢の住人」というウイルスにかかりやすいとされ、
また、「急性植物人間状態症候群」にもかかりやすかった。
名前から察せるとおり、そのウイルスが原因で突発的な植物人間状態になるというものである。
一部の学者は、「夢の住人」はただの細菌で、これは集団ヒステリーだという意見もあるが、その話は置いておこう。
薄暗い部屋にけたたましいベルの音が鳴る。
その部屋の主の名は「来亜」。絶賛引きこもりの中学二年生である。
彼女はあるひ、眠る事によって夢の中に入れる力をてに入れた。
そこでわかった事実は信用しがたい内容であった。
・「夢の住人」は存在してない事。
・病にかかった者たちは、この世界に縛られ、帰れずにいること。
・この世界を作った本人をみつければ、病にかかった者を救える、という事...
「その本人ってやらは、どこさいんの?」
来亜の目の前には一人の女の子。なぜか親友に似ている気がする。
『まずは、その変ななまりをやめて頂けますか?かなり分かりずらいのですが』
「あたしの言ってることさ答えでよ!あんだなじょすてんなこといってんのさ?」
((絶対聞いてないな...))
『とりあえず、この世界にいる住人に話を聞いてもらえばいいと思うんです。もし、教えてもらえなければ、まあ、手段は問わないので...』
「え、暴力!?うわ、酷くね?」
『え、あなた さっきのなまりは!?』
「いや...なんかいってみただけだし...そもそもなまりとかよく分かんないし」
『...............。』
『とにかく、ここに住む人たちなら何か知ってると思うんです......念のため、武器位は、用意しといたので...』
「あんたさあ、」
『はい?』
「どうしてあたしにここまでしてくれるの?」
『........................私、実はここの住人なんです。』
「...っえ?」
『ですが私はここの世界ではあまり力も強くありません。要するに役立たずなんです。この世界が出来たころから、何かおかしいとは思ってました。思ってましたけど!!
私は、何も出来ないんです.........止める勇気も、力も、何も持ってません。
だからあなたが来たとき思ったんです!
この人ならやってくれるかもしれない、この世界に来た人を救ってくれるかもしれない!
あなたは、今までみた人のなかで......』
「ちょいまち。」
『?』
「確認したいんだけどさ、あたしはとりあえず、病気にはかかってないのかな。
この世界に来たってことはさ、その......
そういう類いもあり得るじゃん?みたいな......。』
『え、あ...そ、うですかね?』
「え、待って!待って!証明的なのないの!?夢から覚めれなかったら、あたしどーなんの!?」
『じゃあ...夢からさめることをすればいいんじゃないですか?』
「は?」
『ですから、ほほをこうつねるとか』
「あ、そう...」
『え、それ以外ありますかね?』
「(もーちょいファンタジーなさましかたとかないのかよ...)」
『あ、それで!!ぶきなんですけど、これとかどうですか!?』
その子が取り出したもの、それは...
「.........ナイフ?」
『いや、これ凄いんですよ!如意棒みたいに、ナイフから大きい剣に変身するんです!
通常価格が140000Dだったんですけど、なんとセールでなんと!!なんと!!
50000Dだっ「待って、価格!?夢の世界に金とかあんの!?」
『当たり前じゃないですか...予算がなかったんですよ、しょーがないでしょ?』
「そーゆーこといわないでよ!?」
『まあまあ、とにかく、よろしくお願いいたします、来亜さん』
「え、何、もうどっか逝くの?」『死にません!』
『私も用事があるので、そろそろ行かないと......
頑張って下さい、応援しています...』
砂のように消えて行くその子に来亜は、
「最後に一つ聞きたいんだけど!」
『...はい?』
「...あなた、名前は!?」
『.....................サキュル、です。』
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「サキュル、か、」
来亜は決めた。
「皆を、助ける!」
こうして、一人の少女の激しい戦いが、
幕を開けたのである.........
見てくれて本当にありがとうございました!
これからも見てくれると嬉しいです!
では、またの機会にて!さようなら~