表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トレジャーハンター三人娘の内緒事~強化魔法?そんなの知らないんだけどっ  作者: あんそに
第二章 〜 三人娘の進む道 〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/36

新しい依頼と、心の阻み

「でも‥どうすんの?お金、無いわよ。」

「確かに…水を生み出す宝具を売れば大金が手に入ったが…」

ユミエルとエタルナが私を見る。


「そんな事出来る訳ないよね…」


せっかく宝具を発見したのに持ち出さなかった。

何の為に怖い思いをしたのか…


ピラミッド内部のトラップと戦闘を思い返す。


「はぁ~」

三人並んでガックリと肩を落とした。


「よし!ここで少し働こう。」


「仕方ないわね。」

「食べる為だ。」

私の提案に二人も賛同した。


「で…ギルドは何処だろう?」


「聞いてみよう。」

ここの町の人々はどこか穏やかで、

子供達が、はしゃぐ声もあちらこちらで聞こえる。


子連れのお母さんに聞くと、

この町にはギルドが無いという。


「えー、じゃぁ何処で仕事を探せば…」

驚く私達にお母さんは答える。


「管理官さんのお屋敷で聞くといいわ。」

「管理官?」


「そう、この町の…管理を国から任せられている場所よ。」

教えられた場所に向かうと、立派な屋敷があった。


どうやら、宿屋の運営もされているらしい。


「たまには宿屋に泊まりたいわね。」

「アンジュちゃん、贅沢は敵よ…」


中に入ると受付があった。


受付のおじさんに仕事を探している事を告げる。


「色々、あるよ…」

提示された用紙をのぞき込む。


用水路の工事。

建物の修繕。

畑の収穫。

物資の運搬。

モンスターの討伐。


「トレジャーハンターさんだったら、モンスターの討伐で良いですかね?」

「最近、東に強いモンスターが巣くっちゃってね…」


ユミエル、エタルナと顔を見合わせ…

頷きあう。


「物資の運搬でお願いします!」

三人の声が揃った。


驚いた顔をする受付のおじさん。

依頼主の居場所がかかれた地図を渡された。


「ピラミッドで怖い目にあったばかりだからね。」

「そうそう、今のウチらには休息が必要なのよ。」

「強いモンスターは…少し怖い。」


地図に書かれた丸印の場所。


そこには不思議な形をした建物があった。

丸いの?四角いの?

色んな形が組み合わさって出来ている…


「ごめんくださーい。」


ノックして家に入る。

何やらお店?のようで、建物の前には看板らしき物が置かれていた。


中に入ると…

甘い香りが漂い…少し眠気を誘う。

視界も煙によって狭まった。


「ようこそ…お嬢さん方。」

「今日は何を占いますか?」

「恋の行方…それとも…」


深くフードを被った女性は、

目の前に置かれた水晶の球を撫でた。


《―――》

球体がピクリと反応する。


違うわよ…多分、あなたの仲間じゃ無いわ。

心の中でそう伝えた。


「いえ…管理官さんの屋敷で仕事を紹介されまして…」


「あぁ、あの依頼ね。」

そう言うと占い師さんは、小さな箱を取り出した。


「この箱を運んで欲しいの…」

「届け先は南の町にある占い師の元へ。」

「私の師匠が居るの。」


町の名前は、ヤンガサルス。

前金として、少しのお金をいただいた。


「承ります。」


丁寧に礼をする。


「ただし…けっして箱を開けてはいけないよ。」

開けてはいけない?

そう言われると中身が気になるけど、

きっと大切な物が入っているに違いないわ。


「分かりました、けっして空けません。」


占いの館から出ようとした時。


「ちょっと待ちなさい。」


背後から声がかかる。


振り返ると…

占い師さんはユミエルの事を見ていた。


「そこのお嬢さん…」

まじまじと見られ、

ユミエルは、後ずさりした。


「何かおかしいわね…魔力の流れが変よ。」


ユミエルは誤魔化すように笑いながら言う。

「きっと、気のせいですよ…」


「いいわ…ついでに占ってあげる。」

占い師さんは…ゆっくりと水晶に手をかざした。


「淀み…

 枯れ…

 何かに阻まれている?」


ため息を吐いた。


「ごめんなさい…見えなかったわ。」


「私のお師匠さんなら分かるかも?」

「着いたら見てもらって。」


「ありがとうございます。」

ユミエルは少し浮かない表情をしながら礼を伝えた。


次の目的地は決まった。

南の町"ヤンガサルス"へと向かう。

~~~~~~~


読んでいただきありがとうございます!

ブックマーク、いいね、⭐︎評価お願いします!


誤字・脱字等、ありましたら、是非ご指摘くださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ