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トレジャーハンター三人娘の内緒事~強化魔法?そんなの知らないんだけどっ  作者: あんそに
第二章 〜 三人娘の進む道 〜

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トラップと、互いの手

ピラミッドに入った瞬間、

右肩に浮かぶ球体が熱を帯びる。


薄暗い通路。

無数の石で出来た壁。

肌を撫でるように流れる冷たい空気。


まさにダンジョン…

あの町のダンジョンとは…空気の重さが違う。


一歩一歩、慎重に進む。


エタルナも怖がる表情は残るが、背筋は伸びている。


「ん?」


急に体がフワリと浮く感覚。


「何これ?」


足が床から離れ…空中へと体が浮かんだ。


「うそ、ヤダ!」

「うわぁー!」


ユミエルとエタルナも同じように浮かび…

慌てて、手足を動かす。


「二人共、落ち着いて!」

そう叫ぶも…どうしたら良いのか分からない。


周りを…観察。


すると…天井に足跡があるのを見つけた。


もしかして…

体を反転させ、天井へと足を付けた。


「うん…大丈夫。」


「こっちに!」

伸ばした私の右手をエタルナが掴む。

ユミエルが左手を掴み…ゆっくりと天井へと着地した。


最初のトラップ…

どうやら上下が逆になったようね。



次に見えたのは二つの扉。


左の扉には"剣"の模様。


右の扉には"杖"の模様。


それぞれに描かれている。

どちらか選べという事か…


ここは王の墓、

「力で守られている場所なら、やっぱり剣じゃないかな?」


「うん…王の剣って言うもんね…」

「あたしは…分からない。アンジュの意見に従う。」


二人の賛同を得て、

剣の扉を開けようと取っ手を持つ…


が、エタルナが前へと出た。

「あたしが開ける。」


ゆっくりと扉を動かすエタルナ。


ドンッ!!


扉から飛び出したのは、いくつもの槍!


「うわぁ!」


叫んだ瞬間、エタルナが盾を構えた。


バンッッッッ!!!


盾で…槍を弾く!


静まり返る空間。


「ごめん、剣じゃなかった…。」

「大丈夫…あたしが守るから。」


そう言って微笑むエタルナだったが、額には汗が滲んでいる。


「ありがとう、凄く頼りになる。」

私がそう告げると、

エタルナは照れたのか盾で顔を隠した。



今度は、三人で杖の模様の扉の取っ手を持った。

重なる手。

ゆっくりと押し開く。


ギリギリと音が響き…


――通路が続く。


しばらく歩くと、

足が床に吸い込まれる感覚…


床が溶けた?


違う…砂…床が砂になってる!


「下がって!」

咄嗟に声を上げる。


「うわぁっ!」

間に合わず…


エタルナの体も砂へと沈んでいく。


「アンジュ!エタルナ!」

叫ぶユミエルは、砂地へと足を伸ばす前に踏みとどまった。


私とエタルナの足は、すでに砂地へと吸い込まれた。

足をバタつかせようとするも、まったく効果が無い。


「マズイ…」

「どうする!?」


ユミエルは必死に手を伸ばす。

が…届かない。


どんどん沈む体。


右肩に浮かぶ球体が、熱くなるも…声は聞こえない。


「アンジュ!」

「エタルナ!」

お互いの名前を叫ぶ!

胸の辺りまで、砂地に沈んだ時…


「アイシング!」

ユミエルが魔法を発動!


青白い閃光と共に、砂地が凍っていく…


辺り一面が氷で覆い尽くされる。


「止まった…」

「ユミエル…ありがと。」


火魔法で少しずつ氷を溶かす。


ユミエルは、私の手を取り引き上げた。

同じように、エタルナを引き上げる。


「ありがとう。」

「助かった。」


『ユミエル様に感謝だね!』と言われても仕方ない場面だったけど…

ユミエルの顔は固いままだった。

死と隣り合わせの恐怖を感じでいるよう…


「よし、進もう…」


少し広げた場所に出た。

~~~~~~~


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