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1話 プロローグ 【読むだけで賢くなる】スライムしか倒せない俺が、世界を救うまで【知能指数+5】【理解できたら天才』】
ごく一般的なプロレタリアートの俺が概して"冒険者"と云われるものに懐いていたのは、一つのパラダイムである"遙か上の存在に対する憧れ"と、ヒエラルキーの頂点で好き勝手やっている彼らに対しての"ルサンチマン"という、アンビバレンスだった。
このエクリチュールをデフォルメされないために今こうして文章を認めている。このエクリチュールは、レトリックに云ふと『魔力がないとスライムぐらいにしか勝てない』というドグマに争い続けた、とあるクレオールの物語である。




