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モンスターバンク  作者: 誠くん
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エピローグ

自己満足でコメディを書きます。完結できると良いなぁ。

朗らかな晴れた夏の日、僕は一大決心をしてここにいる。「よしっ」今から僕は銀行強盗をする。


-なぜ強盗に?-

僕が強盗しようと思ったきっかけはとある休日にある。その日は特に何もしないいつもの日曜日を過ごしていた、寝っ転がりながらツイターを見ているとあるツイートが目に止まった。[裏垢です!見せ合いしよ♡]そっとツイートを非表示にするとつきっぱなしのテレビからニュース速報が流れてきた。「なんとあの銀行くじに当選者が出た模様です!」「へぇー」素直に羨ましいと思った。銀行くじとは銀行にお金を入金した時に毎回抽選されて当選すると一等は確か数億円が当たると言われているくじだ。銀行側がお金を貯めるために始めたサービスだが、人気を誇り大量の入金者が押し寄せたがなかなか当たりが出ていなかったのだが遂に出たようだ。「でもこんなサービス銀行は損しないのか?」そう思って調べると、要するに銀行の中でも日本経済に大きく関わりその性質から銀行の銀行と呼ばれているギンコー銀行が大きなお金を扱う財源確保のため設けられたサービスのようだ。「ふーん。やるじゃん」ツイターで思わずつぶやくとまたもやとあるツイートが目に入った。[銀行くじ当たった!今日受け取りに行く!場所は〇〇支店!]アホがいた。場所まで書いて危なくないのか?。しかも意外にも家の近くだ。ニュースで見た強運の持ち主がこんなアホなのかと神へ不平等を嘆いていると突然DMの通知音が鳴った。「君はお金が欲しいかい?なんだこれっしかも誰だよ」知らない奴からのキモいDMに怯えていると続け様にメッセージは届いた。「何もしないで退屈だろ?私と組んで銀行強盗をしないか?」強盗?そんな突然の誘いに心臓が加速する。「暇な休日をどうせ過ごしてるんだろ?俺には数億円奪う策がある。暇なら乗ってみないか?」なぜ暇と知っているのかとか色々困惑していたが自然と言葉僕の口からは溢れていた。「ふーん。えっちじゃん」僕は強盗を決意した。


-決行-

そんなとある休日という名の1時間前の今日の回想が終わると、僕はDMの主に言われた通りの道具を揃えて、身なりを整えてギンコー銀行の前に立っていた。「遅いな」DMの主とは銀行の前で待ち合わせているのだが一向に現れない。「困ったなー」そうテンプレに呟くとDMの通知音が鳴った。「先に店内で待つ」「えっ!」突然の作戦変更に驚いたが、意を決して銀行に入ろうと足を遂に踏み出すと、その瞬間、チリンチリンッ「ん?」「あ、そこの君っこんなところで何してるんだい?」僕は何故か警官の職質に捕まりピンチを迎えていた。「普通に銀行を利用しようとしているんですけどー」「その格好で?」どうやら僕は張り切り過ぎていたらしい。ドンチホーテで買った道具とねずみ小僧の仮装はどうやら警官の目を欺けなかったようだ。身なりは適材適所と言うわけでもないようだ。「バッグの中身見せて貰うよー」「あっちょっと!」大ピンチだ。心臓の音が喉まで上がってくる。だが、警官はバッグの中身と僕の顔を何度か見ると、「頑張ってね」という言葉と共に僕の肩をポンと叩くとすぐにというか急いで立ち去ってしまった。「そうか、そういうことか!」コナーンばりに推理して僕のバッグの中に入ったムチと男性用ブラジャーとTバックを見た警官はどうやら僕を変態ねずみ小僧と悟ったことに気づいた。ドンチホーテで指示された通り買い揃えただけなのだが奇跡に的に役に立ったようだ。「ペチンッDM主待ってろよー」ムチを振り押しながら強盗とDM主へのこの恥かしめの制裁を思い描き銀行は突入した。


-12時を少し過ぎるころ嵐-

「動くなっ!」「キャーッ!」悲鳴を受けながらも僕は予定通りモデルガンで客を脅した。客は5名と少ないようだ店員は見当たらない。「よしっ死にたくなければ手を上げてこっちに並んで座れ!」客を誘導する。とてつもなく興奮していた心臓が少しずつ落ち着きを取り戻し周りと現象が把握でき始めた。「なんだこれは・・」今度は激しく動揺し心音が速まる。1人はムキムキで上半身裸、1人は頭の上に目玉焼きを乗せている、1人はとんでもなく美女・・の人形を脇に抱えている、1人は尻尾と翼が生えている、1人は靴下を手袋にしているようだ。「なんだこれは・・」もう一度言うしかなかった。それくらい意味が分からない。店員が早く来てくれとまで思い始めていたまともなやつが早く見たくて仕方なかった。その願いが叶ったのかコツンコツンと足音かカウンター奥から聞こえてくる。「ようこそお越しくださいました、強盗さんっ」そんな上下パジャマ姿でハイヒールを履いた男がまさか僕の強盗の相棒だとはこの時気付けるわけもなかった。だが、気づくべきだったのかもしれないこんな化け物達がいる所に強盗に入ってしまった不運を、僕もねずみ小僧の格好してるので人のこと言えないことを、見た目だけではなくまさにここがモンスターバンクだということに。

面白くなかった人は今度はシラフじゃ無い時に見てください^_^

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