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リスティリア救世譚  作者: ともざわ きよあき
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巡り会うハルヴァンベント 第一話⑤ 無駄な時間に甘みを添えて

「はははははは!! また会えたな貴様ら! あの頃より憎たらしい匂いが強くなった! 実に不愉快な海風の香りだ、吐き気がする!」

「やっぱコイツかよ!」

「つくづく縁があるな、アゼムベルムの時と言い……」


 列車が次に辿り着いたのは、外観は神殿のような神秘性があるのに、禍々しさを隠し切れていない漆黒の建物の正面だった。


 建造物に続く巨大な橋に一歩足を踏み入れてすぐ、総司とリシアはそこで待ち受ける存在を察し、二人でため息をつきながら進んだ。思い返せば建造物の外観も、そこへ続く橋の雰囲気も、どことなくエメリフィム城に似ている気がした。


 予想通り、魔王の居城かと思う禍々しい建造物の中で待ち受けていたのは、“怨嗟の熱を喰らう獣”、“伝承魔法”イラファスケスの力の源泉、レナトゥーラだった。


「……呆れててもしょうがないしな、やるか」


 総司が剣を構えようとしたところで、レナトゥーラが笑いながら言った。


「おぉ、止せ止せ。相変わらず雄々しくて良いがな。勝負にならん」

「……ネフィアゾーラの力を思えば」


 油断なく目を光らせつつも、リシアが冷静に言った。


「我々が下界で倒した時と違って、今のレナトゥーラは“完全体”というやつだろう。我らの力で届くかどうか――――」

「履き違えるなよリシア。逆だ」


 レナトゥーラは愉快そうに言った。


「我が“イラファスケス”とそこの飼い犬の格付けは既に済んでおる。壊れて狂った破綻者め、貴様には勝てん。それを悔しいとも思わんがな」

「……随分な言われようだがそれは良いとして、だ。じゃあ何でお前はここにわざわざ出張ってきたんだ」


 総司が露骨に嫌そうな顔をしながら、辛辣な声で問いただした。


 レナトゥーラは五つ目の国エメリフィムにおいて、それこそ命懸けで戦った相手だ。総司がこれまで戦ってきた中でも特に強かった上に、他の誰より何より最も純然たる「悪」だった。汲むべき事情のあったリゼットや、汲むべきとは言えないまでも自分なりの理由と信念を持って戦ったカトレアとはまたカラーの違う「悪」。


 少なくともネフィアゾーラのように、最後の戦いを前にした救世主に助言し激励するような立場にはどうあってもなれない存在なのだ。総司の疑問は当然だ、レナトゥーラには救世主と言葉を交わす理由などないはずなのだから。


「忘れてはおるまいな、貴様にはヤツへの言伝を託したはずだ」

「覚える価値もねえ台詞だったのは覚えてる」

「つまりきちんと覚えておるということだ」


 総司が忌々しそうに舌打ちする。リシアが視線を走らせた。


「言伝とは?」

「スヴェンへの下らねえ嫌味だよ。今言った通りだ。覚える価値もない。スヴェンに伝える気もな」

「ハッ、やはり認識がズレておるな」


 レナトゥーラが愉快そうに笑い、トントンと自分の頭を指でつつきながら嘲った。


「貴様とヤツの間に“同郷”以上の縁があるとはわしも知らなんだが……わしからすればヤツに情を抱く貴様の方が異常よ。頭がおかしいとしか思えん。貴様、“ヤツとまともに話せる気でいる”のか?」


 レナトゥーラの言葉で、総司よりも先にリシアが察した。


 幻想のルディラントで曲がりなりにも、多少の人となりを知った総司とリシアから見た「スヴェン」と――――ルディラントを護り切れずサリアを失い、憎悪に狂ってしまった状態の「スヴェン」を知るレナトゥーラとでは、スヴェン・ディージングという存在に対する人物評に齟齬があるのだ。


 総司とリシアが出会ったのも間違いなく「全てを失った後のスヴェン」ではあるが、あの時出会った彼から、カイオディウムの戦力を悉く殲滅せしめたような苛烈な気配は感じられなかった。レナトゥーラは違う。まさに「憎悪の全盛」ともいうべき状態のスヴェンと一時行動を共にしていたのだから――――彼に対して抱く感想は、総司たちとはかけ離れたものになるのだ。


「わしからすれば“嫌味を言う程度しか言葉を交わす価値のない”存在だ。それほどまでに狂っておった」

「憎悪に狂った結果が今だ。別に否定するつもりもない。だがお前の知るアイツと俺達が知るアイツは違う」

「フン、どこぞの高潔な守り神もどきと同じだ。現実の前にあまりに無力なきれいごとよな。つくづく残念だ。貴様らの行く末をこの目で見ることが叶わぬとは」

「……で? 答えを聞いてないが」


 腕を組み、総司が変わらず辛辣に問う。


「ここまでわざわざ出張ってきた理由は何だ。俺がお前の言葉をちゃんと覚えてるかどうか確認したかっただけかよ」

「“最後”まで辿り着いた貴様がどんな色を携えているか見てみたくてな」


 レナトゥーラは下らなさそうにため息交じりに、総司をなじるように言う。ヒトが抱える情動を「色」として認識し、その中でもとりわけ負の情動を好むレナトゥーラにとって、今の総司の「色」は好ましいものではないようだ。


「結論から言えば実につまらん。救世主とかいううすら寒い肩書によく似合う色だ。まあ、多少鈍く混じりけがあるのだけは興味をそそられるが」


 総司の目が鋭く細く、レナトゥーラを射抜く。レナトゥーラは実に人間らしい所作で肩を竦めた。


「それもわずかばかりの話。“同郷”の尻ぬぐいに随分とやる気を出しておるようだ。滑稽極まりないがその有様では皮肉も通じまい」

「とんだ無駄骨だったな。ざまあみろ」

「ま、元々期待が大きかったわけではないが」


 レナトゥーラがひらひらと手を振る。時間の無駄としか思えない会話で何を満足したか、総司たちに「もういけ」と示している。レナトゥーラはどうやら本当に、「もっと絶望感に溢れた総司」を期待していたらしい。総司がそういう負の感情に沈み込まない性質だから自身が敗北したはずなのだが、それでも彼女は期待して、期待は見事に裏切られたわけだ。総司は踵を返すことなく、レナトゥーラに問いかけた。


「せっかく来たんだし事のついでだ。もう少し付き合え。今ふと思いついただけだがな、確認しておきたいことがある」

「いっぱしの口を利くではないか。聞くだけなら構わんぞ」

「千年前、お前はスヴェンと共に、ロアダークと戦った」

「これはまた懐かしい名前だな」


 レナトゥーラが愉快そうに笑った。


「ヒトの名に興味などないが、おぉ、その名は覚えておる」

「それだけ強かったってことか」

「下界でリベラゼリアの完全顕現を成し遂げた使い手など、あやつ以外についぞ知らぬ。所業に恥じぬ邪悪だ。わし好みではなかったがな」

「……まさにお前好みな感じかと思ってたが」

「ハッ、命を奪い合った仲だというのに、わしを理解しておらんなぁ。わしは貴様のことをこんなにも理解しているというのに」

「寒気のする台詞を吐くんじゃねえよ」


 総司が心底嫌そうに言うが、レナトゥーラが気に留めるはずもない。


「わしは“怨嗟の熱を喰らう”のだ。アレは根っから邪悪、怨嗟と憎悪を“振りまく側”だ。わしにとっては勝手に餌を提供してくれる便利な存在ではあったがな、しかしながらアレ本体を好ましくは思わん。今の貴様とは別の意味でつまらん色でしかない」


 希望を抱いた清廉潔白な人間が「墜ちる」時に発する情動こそ、レナトゥーラにとって極上の餌。根幹が悪そのものであったロアダークは、彼女の好みには当てはまらない。つくづく趣味の悪い話だが、欲望に忠実な分言葉に偽りがない。


「横道に逸れた。興味はあったけど聞きたいのは別にロアダークのことじゃない」

「ほう?」

「スヴェンは大賢者レナトリアを殺してお前を使役する資格を得た。そこまでは良いが――――ロアダークを討伐した後、スヴェンは“お前”も殺したはずだ」

「不愉快な話をするではないか」


 レナトゥーラは笑っていたが、明らかに笑顔の質が変わった。総司の物言いが癪に障ったことを隠そうともせず表に出している。


「まあよい、言い訳もするまい。貴様とやり合った時よりもよほど完全に近しい状態だったが、それでもわしはあやつに負けた。忌々しい泡沫の妨害がなければ勝っておったがな!」

「きっちり言い訳してんじゃねえか」


 総司が呆れたように言いながら、言葉を続ける。


「スヴェンには殺した相手の力を奪う権能がある。そのうえで――――“精霊殺し”まで成し遂げてるわけだ。確認したいのはそこだよ。“伝承魔法”の使い手じゃあない、“本物”を殺してる」

「……な、る、ほ、ど」


 レナトゥーラがふむ、と邪悪な笑みを浮かべながら頷いた。


「どこまで行っても“ヒト”の枠に収まる程度の力をかき集めただけでなく、ヤツは“精霊としての格”をすら得ているかもしれんと。はははは! これは意外だ! 貴様の大雑把な頭でよくもそこまで気を回したものだな!」

「うるせえ。そんで、どうなんだ。“イラファスケス”を奪うのとは違う結果になってそうなのかどうか」

「知らん。が、まあいい。真面目に答えてやる。何故ならわしも“答え”に興味がある。機会があったら教えよ。貴様らが得た答えをな」


 レナトゥーラがふと笑みを引っ込めた。


「下界に顕現したわしは、今ここにいるわしとは一線を画す。『低い』方にな。これは理解しておるな?」

「ああ、“精霊級”の存在が下界で姿かたちを得るためには、そうならざるを得ないんだろ?」

「故に、ヤツが『成り上がった』可能性は低いと見る。が……確かに。レナトリアを殺したのと『同じ結果』しか得られぬというのもいささか……いささか、不愉快だ。仮にもこのわしを殺しておいて、継承者“ごとき”と同等の結果ではな」


 黙って聞いていたリシアが初めて口を挟んだ。これまでリシアが黙っていたのは、総司がレナトゥーラを前にして思いついただけの疑問が、リシアにとっても思慮の外だった考え方で考察の余地が十分にある説だったために、彼女なりにずっと思考を回し続けていたからだった。


「 “伝承魔法”の継承者を殺すのとは違う結果が得られるのだとしたら……それは『どういう』結果だろうか」

「それこそ知らん。前例がない。敵方の魔法を“真似る”魔法は見たことがあるが、“殺して奪う”力などあやつの他に存在せんからな」

「そりゃまあそうだろうな」

「そもそも、厳密にはわしは殺されておらんしな。あやつが勝利したのは下界における“イラファスケス”の魔法の成果として顕現したわしだ。殺されておらんが故に今もこうしてここにおる。おぉ、だとすれば『何も得られていない』可能性もある。ヤツの権能の引き金が『殺す』という行為に縛られているのならば、それは達成されておらんからな」


 レナトゥーラはこれまでの会話の中ではあり得なかったぐらい、興味津々な眼差しを総司に向けた。


「面白い。何故そのような問いをした? “その可能性”を考察することになんの意味があるというのだ? 貴様、一体何を得ようとしている」

「……別に」


 総司が首を振った。


「アイツが今もまだヒトなのかどうかってな。千年前時点でもしかしたらもうヒトじゃなくなってたんじゃねえかって」

「短命なヒト族の分際で千年も生き永らえておる時点で、ヒトかそうでないか論ずる以前の問題と思うが……ハッ。まあ、納得しておいてやろう」


 レナトゥーラの目からはもう、興味と好奇心の光が失われていた。


「さて、それなりに楽しい問答であったがここまでだ。わしにはもう用はない。貴様らを激励する立場にもないしな。さっさと次へ進むがいい」

「……我らが負ければ、貴様を待ち受けているのも滅びだろう? エメリフィムで殺し合った以上、今更道理を論じる気もないが……命が惜しくはないのか」


 リシアが冷静に問いかけると、レナトゥーラは凄惨な笑みを浮かべた。


「リシアァ、賢い貴様にあるまじき愚考ではないか。命など、意思など、貴様らが重んじるほどの価値はない。しかし貴様にここで説いたところで理解もできまい、故に――――滅びるのもまた一興、とだけ言っておこう」









「戻ったか。今回も早かったな」

「どんだけ吸ってんだ! 煙たくて仕方ねえんだが!」

「だから外で待っていた。ヤツを諫めたこともあったが、なるほど吸い出すと止まらん」

「下界にいた頃にはまらなくてよかったですね……」


 相変わらず、ゼルレインは葉巻を吸いながらゆったりのんびりと二人の帰りを待っていたようだ。列車を降りて簡素な駅のホームに立ち、彼女は二人を出迎えてくれた。スヴェンから貰ったという「半永久的に吸える」葉巻をずっとくわえっぱなしだったのか、彼女の周辺には煙が漂っていた。


「レナトゥーラだろう? どうだった」

「時間の無駄だった。無視して次へ進んでた方がマシだったかもな」

「やはりそうか。いや、私もそう思ってはいたんだ。そもそもアレと会話して得する者など存在しない。まあしかし、機会として貴重と言えば貴重だ。アレでも一応上位存在である故な」


 下界から渡ってきて合流することとなったゼルレインは、総司がリスティリアに来た当初、焼け落ちた城で出会った時の彼女とは随分と印象が違う。圧倒的な強者であることは傍にいるだけでも十分わかるのだが、あの時よりも親しみやすく、彼女自身の態度もどこか軽妙だ。もしかしたら、これがゼルレインという女性の素なのかもしれない。


「“精霊”級の連中と話をさせるのが目的か?」


 コンパートメントに戻りながら、総司が問いかけた。


「だとすれば確かにあなたの言う通り、“最後”にしては拍子抜けも良いとこだが」

「わかりやすい試練を望むか。お前たちのこれまでを思えば、猜疑的になるのも無理はないが」


 葉巻の火を消して、ゼルレインが笑う。座席にどさっと腰かけて、ゼルレインは肩を竦めた。


「最後の最後に苛烈な試練が待ち受けていることなど既に“わかりきっている”。わずかばかりの安息だ。素直に受け入れても罰は当たらんよ――――いかにあのダ女神と言えど、お前に罰を与えるほど愚かではあるまい」


 からからと音を立てて、銀色の台車がコンパートメントの前にやってきた。無人で勝手に動く台車の上に、菓子類と果物のジュースが載せられている。ゼルレインはひょいひょいとそれらを適当に取り上げて、総司とリシアに手渡した。


「どうなってんだ……」

「うぅむ……なんというか、にわかに信じがたい現象ばかりで……」

「っつかこれ、確か……シュトーレン、だっけ」


 シュトーレンとはドイツのみならず、オランダやフランスのアルザス地方といった周辺国でも親しまれる菓子パンである。レーズンをはじめとしてフルーツの類やナッツ類を生地に練り込んで、粉砂糖をまぶした伝統的なパン。スヴェンの故郷が属するバイエルン州の名産というわけでもなく、ドイツという国としてなじみ深い食べ物である。


「知っているのか?」


 リシアが聞くと、総司が自信なさそうに頷いた。


「俺も食ったことはなかったけど、ドイツの伝統的な食べ物だ」

「ほう、スヴェンの故郷の……」

「悪くないぞ」


 総司たちと違って全く疑問も躊躇いもないゼルレインが、既にスライスしたシュトーレンをひと切れ食べ終えていた。


「乾燥させた果実と硬めの生地。水分を極力排した製法と見受ける。つまり長期的な保存を前提とした食料だ。果実がある分、栄養価も低くない。味気ない小麦の塊より優れた保存食だ。兵糧としても優秀だが伝統的というのはいただけんな。兵に里心がついては戦にならん」

「そういう目で食べ物を見たことはこれまで一度もねえな……」

「上にかかった砂糖が余計だな。伝統的と言ったが、思うに砂糖は『後付け』だ。かつては食料のない時期を乗り切るための保存食、或いは行軍の友であったが、時代の移り変わりと共に伝統的な食べ物へと地位を改め、その過程で庶民が親しみやすいよう甘みを足した。どうだ」

「いやー、どうだろう、俺も詳しくはないが、元々クリスマス――――まあ、向こうでの祝い事の時に食べられるようなものだった、気がする」

「ふぅむ。あまりこういうことの見立ては外さんのだがな……」

「あ、いや、定かじゃないぞ? 悪いけど」

「構わん」


 ゼルレインは、この列車に乗り込んだ直後、「電気で機械の類が動く」理論を知らない総司に対し、不勉強だと軽く説教した。


 彼女が総司に対してただ厳しいことを言っただけではないのが、今の会話だけでもよくわかる。彼女自身が常に「そう在る」のだ。ただ「変わったものを食べる」という何でもない行為の最中だけでも、彼女はほんの一瞬で多くのことを考えている。破格の強さを持つだけではない、彼女は驚くほど勤勉なのだ。もしもリスティリアに「インターネット」があって、検索すれば何でもすぐ答えが得られる検索エンジンがあろうものなら、ゼルレインは瞬く間にあらゆる知識を吸収し、自分のものにしてしまっていたことだろう。


 ぱくっと一口、リシアと同時にシュトーレンを口にしてみる。ゼルレインの言う通り硬めの生地。しみ込んだフルーツの香りを感じる。レーズンの強い風味の奥に、オレンジの爽やかさを感じ、まぶされた砂糖の甘みが広がる――――ゼルレインのちょっとした考察を聞いていなければ、ここまで味わって食べることもなかった。


「美味いな!」

「そうだな。それに保存がきく食料とは思えないほど上品な味だ。祝い事の供物と言うのも頷ける」


 リシアも感心したように総司に同意した。


 シュトーレンをひと切れ食べ終えて、総司はゼルレインの目をじっと見つめた。


「……どうした?」

「わざわざスヴェンの故郷に想いを馳せるような真似をさせて、どういうつもりなのかと思ってな」

「勘ぐり過ぎだ」


 ゼルレインは笑う。ここに来てからは見慣れた、少しだけ寂しそうな笑顔だ。


「情を持ってほしいなどと露ほども思っておらん。私がそうするまでもなく、お前には既にそれがあり、その上で斬る覚悟を決めているのだから。ただ――――」


 ゼルレインは総司の眼差しから目を背けて、窓の外を見た。


「……いや、やめておこう。さあ、そろそろ“次”だ。終点も近いぞ。最後まで気を抜くなよ」


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