(番外編)設定資料
今作の設定資料です、割と雑ですし細かいところで食い違いがあるかもしれませんが、あまり気にしないでください。
植物のネットワーク
正式には『加護によって繋がる植物間の相互的な情報交換網』であり、神の加護を前提とした代物
アクセス権の強さや用途に応じてランク分けが為されており、一番上が全権限を有する惑星級、神々や一部の最高レベルのアクセス制限以外と通信を行える海洋級、自在に草木からアクセスできる森林級、特定の樹木の世話をするための果樹園級など多岐に渡っている。
一番権限が低いのが、産まれた時に親の手を借りて契約した樹木を通してのみ、表層部分現手でアクセス出来る樹木級であり、自分の半身として対象の樹木を大事に育てるのが一般的。
インフラの基礎にこのネットワークを置いている世界なので自然保護は徹底されており、特に他人の半身への放火等は殺人と同等の犯罪とされている。なので当然ながら害虫等にもすさまじく厳しいし、菜食主義ならぬ肉食主義なんて思想まで出ている。
何ならその時代を支配する知的生命体はみんなこのネットワークを使うので歴史研究の旨味が少ない(過去の支配種の動向等も過去のログでだいたい解ってしまうため)
主人公らの恋愛模様が恋愛の教科書扱いだったりと道徳的価値観の基準になっている事も相まって、ユーザーだけでなく属する植物までもが日本人気質に染まっている者が多いのが最大の特徴。
不確定な力
少しの概念的な干渉で何にでも変化してしまう不安定極まりない力
本来のこの世界の住人であり、自らの不安定さを解消するために試行錯誤を繰り返した末に『肉体を持つ生物と敵対的な存在を相対させ、生物の生存本能を刺激する』というはた迷惑な方法で少しずつ不安定な状態を脱しようとしていた。
その結果、主人公をはじめとする数多くの犠牲者を産み出すはずだった実は一番ヤバい存在。
現在は植物のネットワークによって完全に管理されており、新時代のエネルギーとして色んな惑星で研究されている。
結果的に不安定な状態を脱して居るので管理されることを積極的に受け入れており、研究の末に様々な世界で便利に使われるようになる。最近は一部の地域で魔力等とも呼ばれている。
異世界転生
この世界においては、不確定な力が安定するためによその惑星から住人を拉致してくる行為。
割と時間の概念がアバウトだった頃の犯行であるため、その被害は目に見えないだけでかなり広い。
わざわざ対象者の精神を読み込み、その対象にとって不確定な力を変換せざるを得ないような敵を用意するという悪趣味としか言えないマッチポンプを行っていた。
しかし、現在では植物ネットワークを用いて完全な制御下にあり、何らかの目的がある場合にのみ、対象者に必要最低限度以上の能力を与えた上で別惑星への救援として送り出す派遣システムと化している
後にシステムを解析しきった主人公によってお世話になった神々へ同システムのソースコードが贈られており、地球型惑星の幾つかで積極的な運用が行われている。
大瓊瓊杵之国主尊
本作の主人公にして最大の被害者。
累計で1億6千万年の間、殺され続けていた人物。根性が限界突破している。
精神と肉体の『正常さ』だけをリセットされながら天文学的な回数の死を経験させられ、最初は終わる事だけを求めて足掻いていた。
偶然にも生存への望みを見つけてしまい、諦めるという選択肢を失ったまま地獄の中を死に抜いており、INARI176号に通神が偶然通じる前の時点で既に超人的なまでの復讐心をため込んでいた。
ただしその復讐心も『正常ならば恨むはず』という何処か壊れた理由から積み重ねていたものであり、根本が壊れているのに『正常』な精神に戻され続けた事によるバグの様なもので、そのままINARI176号の到着まで同じような生活を続けていれば確実に人型の鬼というべき存在と化し、復讐する対象へ際限なく拷問を繰り返すだけの生物になっていた。
幸いにもINARI176号改め木花須勢理姫命の告白のおかげで人間性を若干取り戻し、自分を認めて求めてくれる彼女の為に気合と根性で人間性を再獲得した。
その際にどうしても溢れてしまう怨嗟をぶつけ続けるはけ口としての役割が必要になり、やむを得ず岩永姫を第二夫人とし、彼女が壊れかけていることに気付かずに愛玩しつくし、無自覚に止めを刺した。
表面的には彼女に対して深い愛情を注いでいるようであり、実際に仲睦まじい関係を築いていると本人すら錯覚しているが、実のところ何度も岩永姫を廃人にしている。
その後の木花須勢理姫命降臨時にはボロボロになった肉体を一端分解し、精神のみの状態で融け合う寸前まで愛し合った。
復讐完遂後は愛する妻の助けになるために人間などのその時代の知的生命体に転生し、付属物として付いてくる岩永姫を愛玩する事で寂しさを誤魔化しながら文明の維持発展に努めている。
……因みに子供は転生するたびに何らかの形で一時的に受肉した木花須勢理姫命との間に複数回作っており、更にネットワーク上にも情報生命体的な形で結構な数が居る模様、岩永姫とは彼女の刑期終了後に猛烈なアタックを受けて木花須勢理姫命の方が折れてしまい、あくまで2番目という扱いを徹底した上で数名産ませている。恨みが晴れれば岩永姫も長年熱心に自分に仕えてくれる可愛いけれど致命的に変態な幼馴染になっていたのが大きい。ちょっぴり責任感もあった。
なお、本人は決してロリコン等ではないのだが、愛する相手がそういう体形であることは受け入れている。というか宇宙船の姿の時点で受け入れているため、外見は重視していないというのが本音。何なら性別や種族だって相手に合わせるつもりでいた。
基原釘造
本来の歴史における大瓊瓊杵之国主尊とでも言うべき人物だが、地獄に落ちていないので性格は結構異なる。それでもこっちはこっちで覚悟が限界突破している。
現代日本から異世界転生を果たした男、性格は真面目で怠けるのが下手。
若い頃に地元の神社で培った非常に歪な霊能力を有しており、その神社専属で色々な仕事を熱心にこなしていた過去がある。
そのせいで精神の形成に失敗した節があり、これと決めた事には人並外れた集中力を発揮できる半面、興味が湧かない事には一切集中できないむらっけの強い人物に成長してしまう。俗にいう発達障害。
普段は隙が多く、騙されやすく素直で傷つきやすいという、非情に頼りない性格をしていた。
ただし、絶望的な状況にあっても、希望が一欠けらでもあるなら挑み続けられる何処かイかれたメンタルの持ち主なのは本編同様。口癖は『もうこれしか無いし』で諦めるという選択肢を持たない。
現代日本では学生時代の成績が乱高下しており、最終的に地方公務員としてだらだら過ごしていた。
本来の異世界転生においては流転の魔法を授かり、自分の触れるあらゆる攻撃のベクトルを『流転』させる事で受け流したり、地面や気流すら自在に操るまでに成長した。
その実力から荒萩竜哉の過去世界転生の際の生贄の儀式からすら、辛うじて同室に居た巫女姫様を連れて脱出を果たしている。
その後は国家崩壊の原因を探して魔王軍残党を殲滅しつくすも犯人が見つからず、いつの間にか世界の存続すら危うい状態になってしまい、姫巫女と二人で静かに余生を過ごそうとした。
荒萩竜哉の過去改変により世界が崩壊する中で、手を取り合って祈る二人に某サド神が声をかけ、そこから二人で助かる可能性があるという果てしないダンジョンへと挑むことになる。
……それから数年後、とある世界に二人の元気な姿があったとかなんとか。
正直、こっち主人公で長編が書けるくらいの人物だけど作者の体力が持たなかった……辛うじて日記だけ掲載してあります。
INARI176号/木花須勢理姫命
本作ヒロイン、可愛い部分が強すぎて、どうしてもピュアなイチャイチャ時間が長くなるタイプ。
元々は日本の地方都市で奉られていた名も無き豊穣神であり、豊受姫命の分霊と集合するなど時代に合わせた努力で何とか存在を維持していた苦労神、その為ベースの神格はかなり薄い。
信仰が枯れかけていた頃に中二病を発症していた微霊感少年だった主人公と出会い、生存の為に全てを彼に託して賭けに出ており、その結果人々の中に広まっていた『萌えキャラとしての稲荷神』という、中々に業の深い概念と接触する事で希望を見出す。
その後、何とか稲荷神というジャンルと一体化する事で消滅を免れ、人々の『萌えキャラ』に対する様々な思いを糧に数百年も生き延びた。
なお、この時の彼女の経験は稲荷神の二大総本山を通じて日本中の神々へと伝わっており、皆こぞって何かしらのキャラクター属性を取得しようと奔走させたりもしている。
……そのせいで日本の神々の内3割ほどが何かしらの属性概念と一体化している。
しかし『萌えキャラ』の概念の影響は精神性の深い部分までもを侵食しており、誰かのヒロインとして行動する時にこそその真の力を発揮できるという制限を受けている。
科学の発展に伴って人々に発見され、地球から出ても地球の環境に大きな影響が無いのに自我のはっきりしている豊穣神という、開拓においては理想的な存在であったこともあり、言葉巧みに誘導されて宇宙船INARI176号となってしまう。
その後、1億年以上も理想的な惑星を求めて宇宙を漂っていた際に、寂しさから通神回線をオープンにしていた所で主人公の思念をキャッチする。
この時主人公は、ただでさえ『一番辛い時に必死に支えてくれた恩人』と『彼女の為に持っていた才能をすべて使わせてしまった相手』という『今度は私が支える番』と彼女の『萌えキャラ』としての少女の部分にクリティカルな相手であり、極めつけに『異世界に拉致されて理不尽な理由で死を繰り返している』という、嘗ての自分以上に厳しい状況にあり……何よりそれを、彼女の惑星開拓用宇宙船としての機能で救済できるというシチュエーションから無意識ながらも自分にとっての運命の相手と認識していた。ようはシチュエーションによる一目ぼれに近い状態。
主人公や本部とのやり取りの合間に私的な相談事を持ちかけていた開拓神用の掲示板で自分の気持ちを指摘された事で自覚し、特にやる事が無い時には主人公との通信ログを無間ループしている。
なお、お稲荷様のキャラクターには狐耳の萌えキャラが多いため、概ね人型の時代であっても耳だけは毛に覆われている。
とはいえ、最初に主人公と愛し合うためだけに人間に近い端末を作った時も、欠片程の萌えキャラ要素として左右の耳の形状のみ狐のそれに寄せているという程度のもので、頭部に移動しようとは思っていない。(実は頭に耳を置くと主人公が三半規管と脳の位置関係で混乱するのが最大の原因)
岩永姫に付いては当初は渋々ながらも主人公のメンタルケアの為に受け入れていたが、岩永姫の刑期終了後のあまりの猛アタックに根負けしてしまい、彼女から主人公に頼む形で正式に第二夫人として受け入れている。
あくまでも木花須勢理姫命を第一にしてくれる主人公には常にデレデレ、密かに自分の背丈が小さい事を気にしており、岩永姫には自分より大きくなったら追い出すと明言している……結局情が湧いて追い出せずにいじけては主人公に甘えたり、岩永姫に尽くされたりして最終的には受け入れてしまう。
実は結構不器用で、農業と食品関係以外の自分の機能を十全に使いこなせていない事が惑星到着後10年程で判明し、その辺は主人公や彼との子供達を頼っている。
因みに命名は母国の主神によるもので、主人公の神名が決まった時に「奥さんになるんだから旦那さんの名前にちなんだ名前が良いわよね♪」と、周囲の声をガン無視して付けられてしまった。孫の名前が入っていて有頂天な気分だったらしい。
そのせいで木花須勢理姫命の直接の上司であり、主神の台所を預かる女神様がマジギレしてしまって3日間にわたって主神の前でむくれ顔で給仕をして主神の心を折り、岩戸に引きこもろうとしてしまう程の深刻な制裁を与えた、と後日教えてもらって冷や汗を流した。
なので、主神であろうとも親友でその上台所番と秘書と受付嬢とその他細かい補佐役までこなしてくれる女神を蔑ろにしてはいけないという、ある意味当たり前な教訓を得た。そりゃそうだ……
岩永姫
本作のサブヒロインにして被害者と加害者両方の面を持つ面倒くさい子
基は荒萩竜哉によって洗脳されていた転生案内人であり、主人公の転生に関する全権を有する。
最初は対人経験が皆無に等しく精神年齢はかなり幼かった。
長年の主人公と通神越しのINARI176号の努力の甲斐あって主人公に近い価値観を得る。
荒萩竜哉が付与した恋心が分離したのち、INARI176号が事前に用意していた義体に移され、数々の刷り込みもあって主人公を最愛の相手と認識するに至る。
自分であった女神が主人公に科した様々な理不尽を記憶しており、常に罪悪感に苛まれ続けているのだが、罰を受けて罪悪感を軽くする事を封じられており、加速度的に膨らみ続ける罪悪感から精神が取り返しのつかないレベルで狂っている。
罪を犯してしまったのに最愛の相手にお情けででも『愛されている自分は幸せに違いない』と自己暗示を重ね続けており、表面上はとても幸せそうにしている。
しかしその実態は正反対で、常に暴風雨のような罪悪感が胸の中で暴れまわり、その一部が破滅願望となって表出している状態で、罰を受けて楽になりたい、出来るなら消滅させてほしいというのが無自覚な本音。
嘗ての主人公に近い所まで追い詰められながらも『愛する主人公を悲しませないために』と自ら最後の逃げ場であるその選択肢を封印してしまっている。
そのため主人公からは常日頃から愛玩されており、完に崩壊を起こしたことも両手で足りない程になっていたりする。
主人公を転生させる権限は持ったままであるがこれを忌避しており、主人公か木花須勢理姫命が命じない限り死んでも使わない。
刑期を終えてその満たされない渇望こそが罰だったと知り、色々と吹っ切れて最終的に主人公夫婦に猛アタックを慣行して第二夫人の座を固辞し切った。
この段階になると破滅願望こそ無くなったものの、長い年月で完全に固着した依存心やらは最早変化のしようが無いレベルであり、主人公夫婦が仲睦まじい様子で居るのを眺めるのが最大の幸せ。
主人公夫婦の為なら火の中水の中という勢いで二人に尽くす事が何よりの生きがいになっている。
実は神格は有しておらず、あくまでも主人公の付属物、装備品くらいに自分を位置付けて転生の度に付いて行っている。
女神の時代を合わせると主人公との付き合いは最も長く、それもあって幼馴染ポジションに治まる事が多い。
木花須勢理姫命の事も大好きで、可能なら彼女の子も産みたいとまで考えている。
実は主人公が女の子二人を侍らせるハーレムではなく、岩永姫が最愛の男女を慈しむ彼女にとってのハーレムというのがこの関係性の終着点になる。
因みに重度の主人公依存症で、彼の匂いがしないと呼吸が止まるし、1日声を聞けなければ心停止しかねないという有様になっている。
匂いに付いては1億年以上も吸い続けた記憶が魂の根底まで焼き付いており、むしろ主人公の成分のない空気を空気と認識していないというのが原因。
あと作中で一番エッチなのもこの子だし、一番背が低いのもこの子。
黒髪をおかっぱにしていて、一見すると子供にしか見えないのが特徴。
その外見もあって主人公からエッチな事を(彼女基準で)あまりしてもらえないのが終生の悩みとなる。
あと釈放後は破滅願望は無いけど被虐的な嗜好は定着しきっており、最愛の夫婦を汚したくない気持ちと逆調教したい気持ちとで常に葛藤しているある意味無敵の純愛系変態。
散弥姫
荒萩竜哉によって付与され、後に女神から分離した恋心だった物の成れの果て。
主人公らの演技により空っぽの器と一体化し、内部に仕込まれた罠により一人の人間となる。
その人格は女神だった頃のものが基礎となっているため、実質的に主人公に育てられたもう一人の岩永姫と言える存在。
ただし荒萩竜哉に焦がれるという要素を魂の根底に置いているため、その思考形態は大きく異なる。
主人公や岩永姫から過去の追体験という名の拷問を受けており、価値観が二人によって大幅に歪まされている。
岩永姫については相容れない考え方の双子の様に思っているが、肉体に仕込まれた数々の仕掛けによって彼女からは一方的に叩かれる関係になっている。
主人公や岩永姫への依存心は無自覚ながらも非情に高く、両者が居なくなると完全にやる気をなくして部屋の中で餓死するまで二人の死骸を触ったり眺めたりし続けた。
最終的に主人公の策略によって彼の本性を垣間見てしまい絶望、主人公夫婦や岩永姫への感情をやっと正面から受け入れながらも、決して彼らのもとに戻らない覚悟を決めて荒萩竜哉を虐殺する日々を送っている。
荒萩竜哉に焦がれる気持ちは殺意へと塗り替わり、如何に苦しめて殺すかを嬉々として主人公に伝える事が最後の生き甲斐になっている。
刑期であり施設の耐用限界である8000万年後には主人公の手で殺してもらい、記憶の一切と荒萩竜哉への執着を捨てて普通の女の子へ転生する事を許される。
可愛い姉が既婚者男性に猛アタックを仕掛けると言い出した時は相手夫婦に頭を下げに言ったくらいには良い子に育った模様、姉とは正反対に大きく変化する事ができた存在で、神様夫婦の第二夫人の座をもぎ取った姉をどうにかしようと、夫婦を奉る神社の巫女になり、末永く娘の様に可愛がってもらう事になる。
むしろ基が同じだった妹がこうなのに姉はどうしてこうならないのか、それが神様夫婦の密かな疑問だったりする。
荒萩竜哉
この物語で最悪の人間であり諸悪の根源
最後は自業自得によって地獄に落ちる。
ただし、彼はゲームの中に入ったと信じ切って周囲をゲームの駒としか認識していなかったが故に歪んでしまった存在であり、最初からあそこまで外道では無かったりする。
外道に堕ちた原因は実は城に居た、世襲制の中で悪い部分を醸造された様な連中、贅沢三昧で育った悪童共であり、彼らに触発されてゲーム気分のままどんどん暗黒面に堕ちて行った。
授かった魔法は爆裂で、魔力をぶつけた対象を爆発さるというシンプルながら極悪な代物で、実は空間把握能力にも秀で、特に広範囲への攻撃という意味では主人公を大幅に上回る程の素質があった。
もし彼が早い段階で異世界転生はゲームではなく現実に起きている事件だと認識出来て居れば、そして城の悪童共に誘惑されなければ、少しヘタレで主人公の背後からビビりながら啖呵を切るくらいには成長できていた程度には才能を持っていた。
しかしその全てを見事に腐らせ、最終的に主人公とその妻となる巫女姫以外のすべての人間を生贄にして過去を改変しようと試みるという史上最悪の殺人犯まで堕ちてしまった。
隔離施設で刑期が終わり、施設が崩壊するまでの時間を虐殺され続けた事でようやく自分は地獄に落ちたのだと認識しており、最後の瞬間に映像通信越しに姿を見せた主人公に『自分はゲームで遊んでいただけなのに何故こんな目に遭うんだ』と言いがかりをつけたものの『ハナから全部ゲームじゃない、ただの現実だからだろ』とバッサリ切り捨てられてしまい、そこでやっと自分の間違いを理解してようやく罪悪感を感じた瞬間に最後の死を迎える。
その魂は生まれ変わる事も許されずに開拓団の本部まで転送され、本部の神々により『今後転生を行う魂が世界をゲームと誤解する事が無いように』というテーマで失敗例の研究資料となる。
最終的に開拓団の教習課程における代表的な失敗例として、教科書に見開きで掲載されるまでに出世?を果たす。
二度と転生せずにすりつぶされて消える事が本気で救いになっているのが笑えない人物でもある。
※以下に今作最大のネタバレがありますので、最低でも番外編1~2まで読み終えてからお読みください。
サド神
我らがサド神、彼が開拓した惑星の名は地球という。実は今作の隠れMVP
普段は本部で別名義を半身と称して表に出しながら楽しく世界を見守っている全知全能の偉大な神様
別神のふりをしつつ相談と称して宇宙の彼方へと旅立たせた(彼の価値観で言う)我が子たちの相談に乗っている。
彼は地球に属する全ての父であり親であり人知の及ばない高位の存在であるものの、逆に人間からはその存在を認識しにくいため、様々な形で不正確に信仰されてしまうのが悩みどころ。
実のところ人間が信仰している彼の姿は彼本体からするとほんの指先程度でしかないため、我が子らが宗教の解釈の違いで戦争を行う姿をとても悲しんで居る。誰も自分を正しく認識しきれていないのに、勝手に解釈の違いで殺し合われるのだからたまった者ではない。
そんな指先程度の認識のところに、うっかりサド神の指の付け根までを見れる子供達が産まれる事もあり、結果として宗教が分裂していくなど、サド神の苦労は中々終わりが見えない。なおその子供達の弟子の代になると指先までしか見えていないのが特に悲しいポイントだったりする。
逆にどんな苦難でも挫けずに黙々と頑張る子供たちは大好きで、ついつい最大の成果が望めるようアドバイスをしてしまうのだが、それが悉く苦難に満ちた方法であるためサド神という愛称をもらってしまう。(本人としては我が子がツンケンしながらもアドバイスを受け止めてくれるという親心の満たされる状態なので、サド神と呼ばれる事さえ本気で喜んでいる)
本編終了後の世界では、主人公夫婦の手で名前の発音と性質の一部が似ているだけの八幡神社に集合する形で分霊を奉られている。日本人は昔から名前の発音が近いだけで一緒くたに信仰する事がある民族なのと、そもそも彼の全容を正しく信仰できている人間なんて居ない事から誤差の範囲として笑って受け入れている。
むしろ果てしなく長い苦難を乗り越えた主人公夫婦を暖かく見守るつもりであり、本気で祝福してくれている。
なんやかんや言っても頼りになる神様として末永く夫婦を奉る神社の横に分社を置いて、悩める人々を導く光となっている。
なお、当然の様に全てが成果は最大で苦難が限界ギリギリの導きなのは変わらないのだが、主人公の影響で愚直な相談者の多いこの世界との相性は良く、頑張る姿を満喫している。
正直、最後のお方は紹介するか悩んだけれど、あの方が居ないと主人公が鬼に堕ちてINARI176号が悲しみに暮れるエンド一直線だったので特別に掲載しました。




