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哀愁

作者: 葉月みつは

目をつぶると幸せな日々


目を開くと辛かったことが胸を締め付ける


一生懸命相手に嫌われないよう愛されようとした私


相手の顔色をいつの間にか気にするようになった私


そして、一緒にいる時間をもっとほしかった私


手を伸ばしても、手に入らないと気づくまでの時間


頬を伝う雫


ぬぐうことはしない


必死にしがみついて、どうにか方法があるはずと探して探して


その間に、壊れて、傷付いた心にはみないふりをして……


いつしか、愛を伝えることも雫があふれでてしまう


愛を確かめる行為も全てに雫が溢れてしまって


あぁ、もう、手遅れなんだ


うつむいて顔をてでおおって


全てがあなたのせいではない。


でも、もう……


「疲れた」


言葉があふれでて、それと同時に押さえ込んだものが一気に溢れる


携帯を手に取る


震える声でどうにか伝える


寂しさと、孤独感の寒さで震える


身体を自分で抱き締める


どうか、私の“唯一“がいつか私を暖めてくれますように


それまでは、時間が少しずつ寒さを和らげますように



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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「て」が平仮名なのは何か理由があるんですか? [一言] かなり暗い感じの作品ですね。 主人公に良いことが起きてほしいです。
[良い点] 大きくカテゴライズすると失恋なんだけど、それじゃあニュアンスが違う。 恋の終わりとも違う。たぶん終わってたのはもう少し前。 気がついたのも少し前で、なんだろう、踏ん切りがついたっていうのか…
[良い点] 切ないですね。 辛い、苦しいと思ってしまったら、それはもう恋でも愛でもないんだと思います。 恋も愛も幸せなもの。 縋り付いてしまうのは想い出が邪魔するから。
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