シャボン玉的世界考察
シャボン玉だ。幼稚園の庭で洗濯が行われていた。そこから生まれたシャボン玉がたくさん浮かんでいる。だが、そのシャボン玉の中にはそれぞれ大地があった。生物がいた。人々がいた。
ある大きなシャボン玉ではある魔王が世界征服をしていた。勇者が魔王のもとにたどり着いたとき、魔王の長ったらしい口上の途中でシャボン玉がパチン!と軽快な音と共に潰れて消えた。幼稚園児が両手で挟んで割ってしまったのだ。
ある綺麗なシャボン玉では青年が凄い能力を手に入れた。彼は自分と同じ能力を手にした敵を倒し、前から好意を寄せていた彼女と結婚式を挙げた。誓いのキスをするとき、通りかかった大学生が人差し指でシャボン玉を割ってしまった。
あるシャボン玉は割られることなく彷徨っていた。シャボン玉の中にある大陸の、ある老人はこの世界がシャボン玉だと気づいた。そのことをみんなに知らせようとしたが、誰も取り合わなかった。そうこうしているうちに、シャボン玉は寿命で消えていった。
僕はシャボン玉を見ているとそういう想像をする。シャボン玉を見ながらただ空想していた。そんなことをしていたら、誰かが僕の世界のシャボン玉を割ってしまったらしい。世界は暗転し、僕らは泡のように消えていった。
シャボン玉久しぶりにやりたいかもしれない…。
お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。
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毎日1話以上の投稿を目指していて、今日で15日目、今日2個目の投稿です。