表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生ヒロインの使命は、悪役お姉さまを守ることです!  作者: 鳴田るな
承:四天王制圧編~vsモナモリス
68/197

×× えいえんにつづく

 まわる、まわる。

 うんめいのはぐるまよまわれ。

 あのとき、あのばしょ、あのひとのところへ。

 わたしをはこべ、えんみちびくはね。


 まわる、まわる。

 きしんだおとをたてながら、しゃりんはまわる。

 むげんに、いつまでも、どこまでも。

 えんにおわりもはじまりもないように。


 ものがたりはおわらない。

 おきゃくさまをたのしませなくちゃいけないから。

 しぬたびによみがえる。

 なんども、なんども。あきるまで、あきてもなお。



 だけどね。

 わたしにはきっとこれがさいご。これいじょうはのぞめない。


 かぞえきれないほどうばって、きがとおくなるほどうしなってきたけれど。

 こころもからだもたましいも、ほとんどぜんぶすりきれて。

 いますぐにでもきえてしまいそう。

 そんなことをいうしかくはないって、わかってはいるのだけど。


 むかし、だれかとやくそくした。

 だけどわたしは、まもれなかった。

 なんどかやりなおしてみたけれど。

 やっぱりいつも、まもれなかった。


 てつのにおいとふしゅうのなかで、くずれるあなたにすがりつき。

 つめたいあなたのからだをだいて、のどがきれるまでなまえをよんだ。

 あなたはいつもほほえんで、そのままひとみをとじてしまう。

 なんどくりかえしてもおなじ。わたしはあなたを×××ない。


 しあわせになりたくて、しあわせにしてあげたかったのに。

 しっぱい、しっぱい、またしっぱい、まだしっぱい。

 これほどのときを、ばしょを、おもいをこえてもなお。

 たどりつけない、できそこない。



 そうよ。

 あなたはそのあくまのてをとったのよ。

 くらいくらい、やみのなか。やすらぎのりんねをとびだして。

 まよいこんだあわれなこひつじ。


 ゆるしてなんかやらない。にがしてなんかやらない。

 げんかいなの。さいごなの。もうあとがないの。

 こうしているあいだにも、すぐにこわれてしまいそう。

 いいえ。とっくのむかしにこわれてしまって、なんとかかたちをとっている。


 わたしがわすれてしまってもあなたはわすれないでね。アデラリードになったいみを。そのみにおったしめいを。

 わたしがなにをしようとあなたはうらぎらないでね。もううそをつくのもつかれるのも、たくさんよ。



 やくそくにしたがい、えいえんにつづく、しんじつのあいにちかって。

 みがわりのてんせいヒロインのしめいは。











 ――転生ヒロインの使命は、彼女を守ること。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ