大学を、やめる。人生を変えるために。 2026/2/11
4年在籍した通信制大学を、今年度付で辞めることにした。
決め手になった理由はいくつかあるが、一番大きな理由は、体調が安定しないために取得単位数を思うように増やせず、卒業の目処が立ちにくかったからだ。
私は、持病のために脳疲労が溜まりやすく、ブレインフォグも出やすい。レポート提出は月1〜2本が限界だし、脳への負荷が大きいのか、スクーリングを受けた後はほとんど必ず数日寝込む。
その上、昨年度末からはブレインフォグの出る日が増え、計画通りに課題を提出することが難しくなっていた。
卒業制作の着手条件でさえ、満たすのにあと1〜2年はかかるだろう、といった見通し。でも、安心して卒業制作に着手するには、多めに単位を取得しておかなければいけないので、1〜2年掛けても足りないかもしれない。
しかも、学業に従事している間は、月に半分もない「元気な時間」をやりくりして課題に費やさなければいけなかった。
そのために外に出る機会も減り、持病とコロナ禍でごっそり落ちた体力を培う暇もない。このままでは、大学を卒業できたとて、いつ就職できるかわかったものではない。
あまりにも遠い道筋に、心はずっと折れかけていた。
「今はとにかく単位数を増やすことが最重要だから」と、何度も自分に言い聞かせながらレポートを書く日々に、いつしか疑問を抱き始めた。
「私は何のために、どうしてレポートを書いているのだろう」
無論、単位のためだ。あるいは教養のためだ。
しかし、これが本当に、自分の明るい未来に繋がるのだろうか。
なんだか今のままではいけないような気がして、漠然と焦燥感に駆られ続け、心身は擦り減っていった。
「大学を辞めたい」。
そう思い始めたのは、昨年の夏ごろだった。
その頃はまだ、心身不調をきっかけに溢れた単なる弱音で、ほとんど現実逃避に過ぎなかった。
しかし、家族や訪問看護師さんと対話を重ねていくうちに、それは1つの選択肢に変わった。
今、本当に自分が目指したいことは、「大学卒業」や「学位の取得」ではなく、「体力をつけて、自立した生活を送れるようになる」ことだったのだ。
そのためには、生活改善に集中できる環境が必要だし、そのうち就労の目処が立つようなら、スムーズに就労移行支援へ繋がれた方がいい。
学籍があると利用できる支援が限られるため、大学を辞める選択は、後退どころかむしろ、未来のための前進になりうる。
だから、私は大学を辞めて、まっさらな状態で、改めて自分の道を模索する決意をした。
今後、どうなっていくかはわからない。まだ退学を決めたのみで、通う先も決まっていなければ、見通しも立ってはいない。まだ何を仕事にしたいか、そもそも何なら仕事にできるのかもわからないし、もしかしたらこの選択を後悔することもあるかもしれない。
だが、未来のために選択をしたことは、揺るぎない事実だ。
「学生」という、4年間にわたり身分証のように自分を守ってくれた肩書きを捨てて、春から私は「無職」になる。
私のペースで前進していきたい。
いつかの未来で振り返ったときに、この決定をして良かったと思えるように。
2026/2/11にnoteにて公開したエッセイです。
この後進展があったので、そのことについても書いていけたらと思っています。




