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【プロットタイプ】意地が悪いね

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

恋愛です。何となくR15です。

苦手な方はご注意下さい。


魔性モードの鏡花も嫌いじゃないんだょ。

同居人の鏡花の性格は、平たく言えば犬っぽい。人によく懐き、甘え、従順。其れは俺以外の鏡花を知る人間が、言葉は違えど出す回答だと感じている。

ただそれだけでは無い事は確かである。


床に仰向けに寝そべって、黒金の髪を散らす。その鏡花の今を、近寄って真上から見下ろすと目が合った。何とも蠱惑的な、人を誑かす顔をしていた。

俺は今どんな顔をしているのだろうか。ただあまり良い表情をしてないのは分かる。だから一抹の腹癒せのままに、足で此奴の身体をひっくり返す。

そのまま何時もの様に腰を下ろそうとしたら、座布団の方から声が掛かった。

「私、君と結婚して良かったって思ってるよ」

「あ?」

しゃがむのを辞め、声がした方を見ると、やはり蠱惑的な、何処か人を誑かす様な飄々とした顔で、此方を見据えていた。

「こうやって君に転がされて、好き勝手扱われるのは嫌いじゃないって事さ」

「マゾの変態だもんな」

無邪気な犬っころ。其れが周りも鏡花も理解している性格。ただ深淵や深海の部分は、分からない事が多い。少なくとも表面の性格とは違う事は確かであった。

片鱗を見せる時は、大抵破綻した思考や、快楽目的で働く事が多いし、其れに手を焼かされる事も少なくない。

「その通り。でも苛めるのも好きだからね。ぐちゃぐちゃにされるのも、するのも大好き。だから私に従順に依存してくれる子を見ると、まぁ誑かすだろうね。どす黒い嫉妬とか、執着心見たさに、多分浮気を繰り返すだろうし、他の子と仲良くするよ」

そうしてのそのそとと起き上がり、腰掛ける様に床を叩く。私の体でなく、床に座れ。という事であるらしい。

「犬は可愛いだろう? 君が私を誑かす様に、軽く引っ掛けて本気になったところで身を引くのは、ゾクゾクするだろう。心を弄ぶのはさも楽しいだろう」

そうして俺の体に腕を巻き付けて、肩口に顔を擦り付ける。甘えて、いるようだった。何の打算か、空っぽか、そうしている様だった。

そうして耳元で、急った様にこう言った。

「瑠衣。今ね……」

言い終わる前に首を掴む。唐突の事態に虚をつかれた此奴の唇を軽く食んでやると、嬉々として口の中に舌を入れようとする。

「る」

興が乗って来たところで、互いの唇の間に手を入れる。そうして続きを読む強制終了させる。

「はい。これで終い」

「意地が悪いね」

「好きなんだろ? こうやって誑かされんの」

「ふふ……ははははは!! 君のそういうところが好きさ!! だからきっと浮気はしないよ」

平常モードと深淵モードの違いは、雰囲気だけじゃなく、口調とか呼び方にも出てます。

見てみると結構分かりやすいかと。


まぁ本人が言っての通り、ぐちゃぐちゃにされるのも、するのも好きなんです。

どっちに転ぶかは、相手を見て決めてると思います。

決定打は『どっちの方が楽しめるか』なので、結構気まぐれ。


この部分は割と瑠衣にもありそう。

ただ本能的ではなく、理性的に行うのが瑠衣。

快、不快じゃなくて、判断の材料にしたい。


これね、『頭がそれだけでいっぱいになる』っていうのが一番のミソです。

ブラック鏡花にとっては、其れが相手でも自分でもどっちでも良い。

ぐちゃぐちゃにされてる時は、自分が何も考えなくて良い。

ぐちゃぐちゃにする時は、相手の反応で自分が満たされる。

だからどっちでも良い。


今は『される』側に落ち着いてて、それで頭がいっぱいだから、『する』のはどうでも良いかな〜。

というのが今のブラック鏡花の言い分。

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