Tの悲劇
JK2人が休日にスマホでやりとりしている。
「今何してる?」
「推理小説読んでる」
「図書館で借りた本でしょ? 何とかの悲劇 私たちは毎日『Tの悲劇』」
「トイレの悲劇」
「私、今朝ミスったの お腹ゆるくて」
「間に合わなかった?」
「うん、お家にいるときでまだよかった」
「外だったらヤバいね」
「そっちは?」
「お腹は落ち着いてるけど、膀胱のほうは相変わらず」
「私も」
「時々もらしちゃう」
「たまには、ふつうのショーツはきたいね」
「うん、そう思う」
「じゃ、またね」