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VRMMOでお酒が飲みたい!性別不定の酒探索〜どうしてここにはお酒がないんですか!?〜  作者: 猫又
解禁、配信、大波乱

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069. 戦いのあとの戦い

「次! 右端削りきれる!」

「OK」


 戦闘が強制的に開かれてから早三十分。ギャジーの指示もあり、HPの低いものから倒すことしばし、全体の数が三分の一になったところ。これが早いのか遅いのかも、もうわからん。


 足場が無い問題は、最初の一体を倒した時に対応が解った。

 どうにか削りきった一体の触手が消え、その後岩場が浮かび上がる。岩場、と言っているが、実際は敵の甲羅のようなものだ。

 水中に隠れていたその姿は亀に似ているが、頭と尾、両手足のみを出す慎ましやかな亀と違って、触手のこいつは出る場所を選ばない。甲羅の真ん中から生えてたりするし。


 まあ、そういった経緯で、倒すごとに足場が増えていったわけ。どういう形で固定されているのか知らないが、倒したあとはシッカリとした岩の地面になってくれる。甲羅のように湾曲はしているものの、曲がり具合は緩やかで剣を振るうのに問題はない。


「これでっ終わりっ」


 また一体、触手が消え足場が増えた。

 戦闘場所も湖の奥へと移動して、もう少し進めば浅瀬に入る。そうなれば、敵の位置を調整して倒すなんてまどろっこしいことをせずとも、動き回るのに問題はなくなる。多少、水流に足は取られるが。


 あ、でも灰雪さんはどうなんだろ。浅瀬とはいえ足は濡れるわけで、このまま一緒に戦ってくれるのか。

 ……難しそうー。

 さっきから魔法も併用してるっぽいし、遠距離から援護くらいは期待できるかな。


「ガウゥ」


 だが、頭に出てきた心配は杞憂だったようで、もう一体が沈み浅瀬に手が届くところで、灰雪さんは綺麗にジャンプして浅瀬に肢体を移動させた。

 足が水に沈むのは許容範囲らしい。


「思えば遠くへ来たもんだ」

「直線距離はそうないが、なっ」


 数が減ることで攻撃頻度も減り、周りを見る余裕も生まれる。さらに多少被弾したところで回復があるから、率先して戦ってくれる仲間もいることも相まって、気持ち的には戦闘終了後のそれだ。勝ったな……と、フラグを立てることはしないけれど。


 レラは安定して敵のヘイトを集めているし、自己ヒールをしなくて良くなった分、攻撃や回避にMPを割く事ができている。そして安定してヘイトを稼げるようになったことで、エドやモルトはタンクから敵を奪う心配が消え、全力で攻撃して差し支えなくなったし、それが火力の向上と殲滅速度を上げる。殲滅速度が上がったことで攻撃の数も減りHPの凹みも緩和され、ギャジーがヒールのみに専念する必要もなく、攻撃やバフを盛ることも可能となり更に火力が……良い循環ですね。


 私? ちょこちょこ後ろから魔法打ってはいるけど、それだけかな。いやサボってるわけじゃなくて短剣での攻撃は相性の悪い相手であるからして。エドは爪だって? そうなんだけど衝撃系のスキルもあるみたいで、甲羅部分叩いてもそこそこダメージ通ってるんですよね。私が同じことやったらゼロだけど。


 そんなこんなでギャジーのHP管理やその他諸々の要素が合わさり、程なくして突発的に始まった戦闘は終りを迎えた。

 お、レベルも上がったな。


-----

【名前】ホップ *

【種属】シールフ・スピリトゥス

【所属】クルトゥテラ


 Lv.18

 HP:325

 MP:501

 STR 23

 VIT 17

 INT 35

 MND 20

 AGI 30

 DEX 32

 LUC 10


【職業】隠形士 Lv.21


【スキル(31SP)】

 ◆ 戦闘

 短剣 Lv.12 / 水魔法 Lv.5 / 風魔法 Lv.8 / 気配希釈 Lv.20

 ◆ 生産

 調理(基礎) Lv.29

 ◆ 採集

 採取(基礎) Lv.29

 ◆ 運営

 剪定作業 Lv.13 / 栽培(基礎) Lv.9

 ◆ 知識

 鑑定 Lv.10 / 採取(知識) Lv.13 / 栽培(知識) Lv.5 / 調理(知識)Lv.20 / 菌知識

-----


 順調、順調。

 採取もそろそろ二次スキルに上がりそうだね。クエストこなしてるうちに30いくかなー?


「なんとかなりましたね」

「レラ、おつかれー!」

「エドもね。みなさんもお疲れ様でした」


 一息ついたレラが、軽く挨拶してすぐに門を開く。ああ、そっか。採取のために容器持ってこなくちゃね。


 強制的に湖を渡ることになったが、悪いことばかりでもない。ショートカットの道筋が向こうからやってきたと考えれば。


「イベント戦闘なんかなこれ」

「さあな。鑑定には【蠢く淀み】って出たが。魔物らしいぞ」

「へえ」


 私は忘れてたけど、モルトがしっかり鑑定通してたらしい。最初は鑑定しようと考えてたんだけど、途中から皆んなを観察してるほうがおも……有意義だったので、後回しにした挙げ句最後までタイミング逃したんだよね。


「このゲーム、魔物の扱いって?」

「不明。大体が敵ではあるみたいだけど……どうなん、モルト」

「魔物自体との遭遇率が低いから、なんとも言えんが。まだテイムできたって話は聞かないな。俺も今回が九度目」

「結構会ってるじゃん」


 ほんそれ。だがまあ、戦いメインで回数こなしているなかでその数は確かに少ない、のかもしれない。


「お待たせしました!」

「もってきたぞー!」


 魔物についての考察が捗る前に、箱庭から二人が帰ってきた。湖へと来る前に容器はまとめてあったから早いんだろう。

 レラお手製の籠の中に、保存容器と思われるものがいくつも入っている。籠自体も複数あるな。


「土と、水と、植物あたりかなと思って、それぞれ用意してきました! 皆さんこちらを」


 言われてそれぞれに一式が入った籠を渡される。クエスト内容、よく読んでないけど、大体こういうのは規定数以上あって損はない。変わるとしたら余剰分に追加報奨があるかないかだ。

 ちなみに今回のは追加報酬はないパターンらしい。


 余ったら、箱庭内で同じような環境のところに撒いてもいいかもな。区画つくって研究とか。箱庭の中に箱庭を作る感じで。

 植物や苗は増えたけど、土壌とか水はまだ手つかずだ。


 箱庭の土地、植物以外はぱっと見で違和感無いんだけど、土壌改良で作物の品質が上がるとかはありそう。品種改良的なこともできそう。

 思いつくことはあれど一人は限界がなあ。こっちも研究系の契約パートナー見つけたほうが良いか。

 何かのはずみで酒ができるかもしれないし。


 さて、いまはそれより眼の前の採取だ。


「場所指定あるん?」

「ちょい待ち。そこから、崩落部分に沿って奥側のいくつかで水と土、水草があればそれも。あとは岸側の崩落に近い植物と……ああ、これ面倒そうだな。崩落の側面の素材指定がある。物は何でもいいが、飛べるやつ居る?」

「プレイヤーで飛べるやつは実装されてないですが」

「ホップ羽持ってるだろ、飛んでみろよ」

「お、カツアゲか?」

「黙れ小僧」


 なんてじゃれ合ってはみたものの、実際問題飛べはしないのでさてどうするか。命綱でもつけて身を乗り出す? クライミングの心得はないが。もしくは魔法的なあれでどうにか、どうにか……。


「ウィンドカッターで崖削り取るのは?」

「崩落進めてどうするんだ」


 だめか、そっかー。


「りゅ」


 仕方ないなとリモも鳴いた。なんかムカつく。お前が行ってくれてもいいんですよ?

 ん? ありでは?


「リモに取りに行かせよう!!」









そのうち細かい計算式を変更して全体ステータス調整かけるかもしれない

(一応ちゃんと計算式を組んでいるのです)(HP/MP数値計算したほうがそれっぽいし楽だよなってことで作ったけどガチで凝りすぎて決定するまで時間がかかった)(なんなら細かいし複雑すぎて計算間違いしてるかも)(どうしてですか?)

リアルゲームでもアップデートに合わせて調整だったりデノミネーションはあるしね!!同じノリで!!


ちなみに菌知識にLvが無いのは仕様です

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