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58 被害者の会?


――― チュン ―――

今日は侘しい。


昨日は、疲れもあり二人で何もせず寝ました。

ちょっと寂しいので、朝背中から抱き着いて“揉み揉み”

「うーん、おはよう。」

「おはよ」


今日は、昨日拾ってきたと言うか押し付けられた異物をどうするか検討しよう。


空いている部屋に寝かしたが、起きてこない。


起こしに行くと、ノックしても起きないので中に入った。


「ぐおおおー スピスピスピ ぐごがごごー ぷすぷすぷす」

「ぼりぼりぼり」


仰向けになった、カエルの開きがベッドで寝てた。

へそ天ってやつだが、女の子が、パンツの中に手を入れてぼりぼり搔いている。まあ、幼女だからお行儀悪いのは躾ければ何とかなるだろう。


彼女を鑑定して見た。


名前:ヨシコ・ブラームス

種族:人類

ジョブ:大賢者

LV1

HP 10/10

MP 2000/2000

筋力:10

耐久:10

俊敏:1

魔攻:1000

魔耐:1000

知力:1000

幸運:-40

スキル:属性魔法全般、錬金魔法、生活魔法、精霊魔法

技能:完全記憶

称号:魔道を導く者



こいつ、初めから大賢者なんだ。これ転生特典じゃないか。

そう考えるとこいつも何か使命があるのではないだろうか。

とにかく面倒事の臭いしかしない。


「おい、起きろ」

両の手で、ほっぺたを摘まみ、横に開いた。

“ぐにー”

「をはやー、いにゃい、いにゃい」


「お前も一応、女の子なんだから、少しは普段の生活に慎みを持てよ」


タケオが手を離すと、

「何をする。我は、もう19才のぴちぴちギャルじゃぞ。普段からフェロモンが出まくりーののいつでもウエルカム状態じゃ」


「ちょっと待て、お前本当に19才なのか」

俺は、思わず彼女の体をぺたぺた触って確かめてみた。

ありえん、胸などつるつる、お尻は蒙古斑があってもおかしくない。

胸には米粒しか付いていないぞ。

お肌は、赤ちゃんのようで、体には産毛しか生えていない。視線が下に向く。

一本の筋が・・・140cm、幼児体形


これって、真正、合法ロリと言う奴か、“YES ロリータ ノーアンタッチャブルー!”

まいった。その筋の人が見たら金貨1000枚積み上げられそうだ。


「あるじー、いきなりそんなにがっつかなくてもー、若い盛りかな、でも最初は優しくがいいかなー、へぶ」


ヨシコにシーツを被せ、

「あるかー、年が幾つだろうとガキに欲情する程、変態ではないわ」

「今度そんな態度とったらミノムシにして枝に逆さに吊るすからな」


服も牢に入れられていた為だろうか、ボロボロで薄汚い。


マリオンに頼んで、それらしい服を買ってきてもらおう。


庭でブラックタイガーウルフと遊んでいるウンクロを呼んで、


「ああー、ウンクロ君、君は数多の強豪を撃破し、よしこを躾けようキャンペーンに当選しましたー」

“ぱちぱちぱち”自分で拍手。


「主、厄介払いに我を使うのは、勘弁して欲しいのだが」


まったく、近頃の若者は、ノリが悪くていかん。

何かこんなこと自分が転生神にされたような。

いやいや、これは、落ち込むウンクロに成長をサポートすることによって癒やされる計画の為だ。

決して面倒くさいからではない。


俺はぼっちだ。ぼっちなんだからぼっちの気持ちが分かるだろうと言われればそんな気もしなくもない。

でもぼっちがぼっちを治すなんて出来ない。出来たらぼっちなんてやっていない。

今を我武者羅に生きるだけだ。


「まあ、取り敢えず、オシッコ。うんち漏らしのないよう頼む。偶に散歩でも連れて行ってやれ、汚れたら拭いてやるくらいでいい」


仕方なさそうにウンクロがヨシコを連れて散歩に行ったようだ。

ウンクロは、今は、普通に街の人と打ち解けている。


近頃の強姦盗人道は、綺麗な小道となり昼間は、若い女の子もちらほら見かけるようになった。


しかし、家から50m位だろうか、いかがわしそうな店が出来た。

居酒屋“ブラックローズ”とホテル“さぶ”だ。

二軒は隣同士で“さぶ”は、連れ込み宿のようだ。


毎晩大勢の酔客が訪れている。

その中には女性もいて、・・・女性?・・なんか髭剃り跡が濃いな・・


・・・ブラックローズの大ママことビクトリアは、語る。・・・


私は昔、いつも欲望のまま何か追い求めていた。そう、その何かとは、エンジェル。それは綺麗な天使たちなの。

私は、いつも天使に助けを求め、縋ろうと必死だったわ。


ある時、天罰が下り私の人生は終わりを告げたと思ったの。


だけどそれは違ったわ。


だって、自分が天使になったのが解っちゃったから。

私は、この道の彷徨える子羊ちゃん達を導くことが使命であると身をもって感じるようになったの。

未だ、彷徨える子羊ちゃん達は、昔の私の様に天使に縋ろうとするの。

私はこの身を犠牲にして、子羊ちゃんたちの欲望を満たしてあげてるの。

そしたらどういう訳か、だんだん志を同じくする天使達が降臨して来たわ。


そうして、みんなで子羊ちゃんの救済をしているの。

この道は徨える子羊ちゃんを直ぐにでも救済できるよう天使たちが24時間身を挺して見張っているわ。


ただ、子羊ちゃんは直ぐ彷徨おうとしてどっかに行こうとするから仕方なくホテルを作ったのよ。

殆どの子は、3日くらいで彷徨わなくなるわ。

でも私たちに直接救いを求めてくるようになってしまって酒場を作ったのよ。


私たち酒場では蝶になるの。だって天使じゃない。羽を付けて踊るの。もう私は今、最高―に、輝いてるの。


目線がお尻ばっかり見ていて未だ救済が足りない子が多いと言うか、増えてるけど、いつか他のみんなにも分って貰いたいな。


そう思って、道で服なんか剥いだり、お金取ってたりしていた人達も本当は救済して欲しいのかも知れないじゃない。

だから、試しに救済してみたら、もう毎日救済を求めてくるようになったわ。


今の子には、救済を求めながら、天使としても活動する子がいるわ。恐らく天使になるための階段を登っているのね。これは先輩として後押ししようと思っているの。

まあ、降臨させる儀式は、簡単だから。


潰しちゃえばいいだけだしね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これ、マリオンにクラッシャーされた奴らだ。ビクトリアは門番だった奴だな。しかし、自浄作用?まで食ってしまうとは、まさかだな。


怖えー、超怖えー

絶対近寄らねーぞ、前より物騒じゃねーか。俺帰り道救済されちゃうの。

だいたいあのホテル“さぶ”は、窓に3㎝の鉄板が貼ってあるんだ。うちの塀で補強したのと強度同じだぞ。

普通の人が入ったら救済されるまで絶対逃げられねーわ。


マリオンが恨まれているかと思ったが、彼?彼女たちの間では、“神の御使い”と呼ばれていて、自分たちを覚醒させてくれた絶対的存在として崇められている。

俺が襲われないのは、“神の御使いの下僕”だからだそうだ。


被害者の会、見たいにならなくてよかったよ。

けど、これ以上増殖するのは勘弁だな。


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