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54 再びクイーン


今、ギルドにいる。俺たちは、キラーアントの説明をした。

当然、サブスペースバグについては伏せておいた。


「ありがとうございます。尽きましては、報酬金貨5枚とD級冒険者へ昇格となります」


「いやいや、昨日E級に成ったばかりだぞ」


「今回は、こちらのひっ迫した要望にお応え頂きました。所長と話し、特例で昇格となりましたのでご心配には及びません」


何か胡散臭い。

これひょっとしてだが、人がいないから階級上げて危ないクエスト一杯させちゃお作戦ではないだろうか。


「謹んでお断りさせていただきます。

今回の件では、貴重なものを亡くしました。

その様な実力はございませんので二度とこのようなクエストは受けません。

では、」

そそくさとギルドを後にしようとした。

「待って、依頼が溜まっているの、見捨てないでー、何でもするからー、私を好きにしていいからー、縛っていいから、鞭OKだし、お尻OKだから、ね、ね、お願い」

一瞬固まってしまった 下の方が。

マリオンに思いっきりギルドから引っ張り出された。


小さい声で、「私がしてあげるから」


おうう、上級者への昇格か、いやいや未熟な二人だ。ハードプは、階段をのぼってからだ。十分今でも気持ちいいし。

しかし、惜しい。

後でマリオン抜きで、お話しだけでも聞きに来ようかな。


鞭が尻尾になったりして、鞭はどっちが打つんだろう。


打たれたい。・・・・


マリオンが、“ジーーー”と俺を見てくる。

考えるのはセーフだよね。未知への挑戦は、冒険者の基本だ。・・・

翌日、俺たちは、地下通路から大森林に向かっている。

地下通路も地下室の壁に扉があり、カモフラージュしてある。

“かわいいゴマ”と言うと地下トンネルが開き、絨毯で出口まで一直線だ。

誘導灯が下を通り過ぎるのがカッコイイ。

出口付近になると、岩の扉が自動的に開く、そのすぐ後に茨が開いて日の光が入り明るくなる中、”ビュー―ん“と飛び出していく。

自動的に岩が閉じ、茨が何もなかったように茂みに戻る。

“超かっこいいーー“


大森林の5km程奥のちょっと小高い岩の上に何かいる。

「おおい、タケオ待ってたぞ」

そこには、レインボウに輝く竜が居た。


「ドラゴン!?聞いたことない色だが」

マリオンは、足が震えていた。ちょっとオシッコ臭い。

「ああ、友達のレインボードラゴンのラックだ。

ジャイアントスパイダーの糸が無くなってきたので運んでもらおうと思ってな

ここからだとちょっと遠いし、お土産もあげたいしね」


「ド、ド、ドラゴンって乗り物ではないぞ。この世界にドラゴンに乗ったなんて言っても誰も信用してくれない。食われる以外聞いたことないのに,

“やー、君気が合うね。友達になろう”ってどうやったらなるのよ」


ちょっと混乱しているマリオンもかわいいので放置だ。

腰が引けてオシッコ臭いマリオンにクリーンを掛けて無理やりラック背に乗せた。

ラックは一生懸命伏せて低くするが、大きいのでよじ登るのが大変だ。

及び腰のマリオンのお尻を揉み揉みしながら押し上げた。

俺は不器用だから偶に触ってはいけない部分に触れてしまう。

役得役得。マリオンが“ひゃん、すけべ”とか言っている。

かわいい。


今のマリオンなら、ジャンプすれば簡単に乗れるのにエロプレを誘っているに決まってるのだ。怖がっているのもプレイのうちだ。

まずラックの巣に行った。

奥さん達が出迎えてくれた。

子供たちもこの前より大きくなり、3mを超えていた。

ガシガシするな。しかし子供の成長は早いな。


「オークを置いていくぞ、何頭欲しい?」


青い竜:「1000は入る洞穴があるから、あるだけ置いて行ってね」

そこに案内してもらうと、氷結した冷凍庫だった。マイナス60度くらいか超寒い。

そこに1000頭置いてきた。


食料に余裕が出来たので、毎晩子作りに励むそうだ。

嘘つけ、どうせ毎晩してるんだろ。

そこ、赤いの尻振るな。尻尾がぶんぶんして危ないだろ。

こら、変なもの出すな。鱗が“パカ”と開くようになったんだな。

前見た時より、エイリアンずる剥けじゃねーか。

子供の前でよしなさい。・


どうやって氷結したのか聞いてみたら、風魔法は、温度を下げることが出来るそうで水の温度を風魔法で少しづつ下げていくとこうなるそうだ。

サイに魔法をコピーして貰ったので今度挑戦してみようと思う。

そういえば、ミイちゃんの隣にも冷蔵庫あったな。


マリオンは、ぺろぺろ嘗められていた。

おい、ちっこい小象ちゃん出すな。ガキのくせに、俺よりデカイじゃねーか。

マリオン狙われてるぞ。

何で俺だけガシガシする。

俺は、ドラゴンのガキに拳骨してやった。俺よりデカくなったんだよな。

“ゴン・ゴン”

こいつら母親の後ろに隠れやがった。

そうするとラックが

「いいだろ、ちょっと貸せよ。減るもんじゃないし、先っちょだけ、先っちょだけな。子供の性教育も大事だからさ。」


俺が本気で怒ろうとしたのを感じたラックは、

「実は、この頃倦怠期でさ、スワップするか、なあ結構刺激ありそうだろ」

青いのこっち向かって尻振るな。尻尾が危ないだろ。

思わず、ラックに特大拳骨を落としてやった。


スワップするってどうするんだよ。俺ごとになっちゃうぞ。窒息するよ。

考えるのは止そう。

気を取り直して冷静になろう。アホがうつる。

>何でこんな洞穴あるんだ?

何でもドラゴンの長になったそうだ。

ストーカーは、一撃で葬ったそうで、挑むものはワンパンで倒すものだから、誰も逆らえるものがいなくなった為、暫く空席だった長に就任し、昔の長が使っていた洞穴が住処になったんだと。


折角なので、ダンジョンのドラゴンとの違いについて聞いてみた。

ダンジョンのドラゴンはやはり擬似魂魄で作られたドラゴンもどきなのだそうだ。

強さは、外のドラゴンに比べると8割くらいで、擬似なので再生出来るところが違うのと知能は、ダンジョン内しかないので、話しは通じず戦闘にしかならないそうだ。

稀に本物のドラゴンが呪縛で捕らわれていることもあるそうだ。


次に隣のマツキオン王国の方へ飛んだ。

さすがドラゴンの長だ、30分でクイーンの巣穴に着いた。


クイーンが念話で、

「お前は、レインボウドラゴンの成体か?それも完全体だな。世の理から外れたか」


「ああ、俺はラックだ。タケオの魂の友達だ」


「タケオはすごい奴と友達なんだな。我とも友達にならんか」


>前から友達だろ。急に何言ってんだ。


「我に名前を付けよ。そして我が盟友として共に生きよう」


あ、これまずいパターンだ。MPちゅーちゅーする気か

でも今更、糸欲しいのにNOと言えない日本人だわ。


蜘蛛の女王だから、「お前の名はクモンジョだ」


「ちょっと待ったー、ちとダサくないか。」

うーん、細かい奴だな。

旦那さん食われちゃうんだよな。ダーリン・ハニーの関係でないと良くないよ。

よし、「お前の名は、ハニクィンだ。」

じゃがいもみたいだけどいいか。

お米にも似たような名前があったな。


そう言うと、“約束の契り受け取った”と言って俺のMPを吸い始めた。


――ああー、やっぱりー ――


MPがごっそりいったな。あれ、HPも吸ってるぞ、命吸うなよ。


何か色が赤、金、緑、銀のストライプが付いて、なんで羽生えてんの。

天使の蜘蛛?空飛んじゃう奴だね。


――我とお主は、魂を契り、何時如何なる時も友として命を懸けよう――

また、重たい奴が増えたよ。


ハニクイン、通称ハニーを鑑定してみた。

え?名前がクイーンジャイアントスパイダーキングって、

絶対おかしいだろ、クイーンなのにキングって雌雄同体かよ。

旦那さん要らなくなったら食われちゃうの決定だな。


*キングは称号です。世の理を突破しましたね。

絶対に切れない糸を持ってますよ。次元斬でも切れません。

地面が割れても絆創膏代わりになりますね。


後、糸傀儡とありますね。これ凄いですよ。糸で生死にかかわらず100万体でも同時に意のままに操ることが出来る様です。

リッチが軍団作っても、全部寝返るなんてできますよ。


あ、マスターが頼めば、1万人の美女に”うはうは”して貰えますよ。

サイさん、そんな倫理に外れたことを、人を操ってそんな事したら、・・そんな事、あんな事、もうそんな事まで、・・・

あぶない、あぶない、もう少しで鬼畜になる所だった。

涎を拭きながら、「ゴブリン何匹欲しい?」

と言ったら3000以上と言われたので、前回の討伐分の半分の4000ほど出してやった。

子供たちが居ないので聞いてみたら旅立ったそうだ。

前回の渡した分も未だ残っているが、食料が豊富になるので、また子作りするそうだ。

旦那さん達が、せっせとゴブリンを団子にしていた。


ハニーは、進化したが体が未だ調子悪そうだ。

どうした?と聞いたら

全体の体の定着が不安定だそうで、この後Sクラスの魔物を討伐に行くらしい。

そうしないと、鎌足で自分の糸を切ることが出来ないそうだ。

外骨格だしな。


だいたい、絶対切れない糸を切る鎌って矛盾だよな。ひょっとして何でも切れる鎌の方が世の理を外れている気がする。


彼女にかかれば、大した仕事ではないだろうと思うが、力が強大になれば、逆に感知されてビビッて出てこなくなってしまう。

結構探すのが大変だと言っていた。

マリオンに了承を貰い、キング2個の魔石を渡した。

食べ終わると、体が吸い込まれる錯覚に陥るほどの何か、物凄いパワーを感じる。

これ、ひょっとしたらとんでもない化け物を世に出してしまったかも知れない。

「糸をくれ」とハニーに頼んだ。

前の10倍ほど沢山頂きました。


ラックは、別世界まで飛べたり、エンシェントドラゴン並のパワーらしいし、ドラゴンの頂点にいる。

ハニーは、絶対切れない糸や、いろんな能力持っているし、ジャイアントスパイダーの頂点になった様だ。


魂の繋がりのある俺、ラック、ウンクロ、サイも同等の扱いになる。


まあ、そうは言ってもウンクロがいるから霞むんだよな。

俺が死んだら、こいつらウンクロの手下になりそうだ。


全員が遠距離でも念話出来るようになった。


周りは、最強チートになっていくのに、俺は、レベ10から上がらない。


“この物語の主人公は、ウンクロじゃないぞー”


そう言えばウンクロは、未だ亜空間のハウスから出てこない。

俺の昔と同じ引きこもりになった。


マリオンが言った。

「もう怪獣大戦争だな。蝶々の化け物や頭が3つあるドラゴン、カメが空飛んだって驚かないな。」


マリオンお前、前世は日本人だな。



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