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46 マントと魔法の絨毯

機織り屋から出来上がったクィーンジャイアントスパイダーの布を合計20枚受け取った。

大きさを縦3m横3mに変更した。使う時の端っこを折り返すサイズを計算に入れていなかった為だ。

追加料金 金貨10枚も取られた。糸も60個追加した。もう半月延ばされた。


織った布を全体魔力を注入し、移動のスキルを使って目地をきつく締めていった。


縦2.5m横3mを2枚重ねにして羽織れるようにした。

魂魄を使い、内部温度調整、気配遮断、気配察知、マントへの魔力の自動供給、危機感知により、悪意の接触があると電気ショック、自動部分硬化が出るようにした。

背中に袋を付けてその中に収納できる。

ジャイアントスパイダーの糸の特徴に、透明にも迷彩色にも出来る機能がある。

擬態で溶け込むため、気配遮断と相性がいい。数メートル先にいても分からない。


頭も頭巾の様に被れるので、雨の日も快適だ。

キャンプにテントが無くともこのマントがあれば野宿も出来る。

また、マントには、落下傘機能が付いている。これは、運搬のスキルを使い、時速30kmで移動もできるが、絨毯の上空から緊急で降りるためである。落ちた時の保険でもある。

エアーサーフィン試作中何回も墜落したから、いつか作ろうと思った機能だ。


マリオンとお揃いのマントだ。それ以外に同じ機能のマントを予備に2つ作った


次に魔法の絨毯を作った。


縦2.8m横2.2mにして4重にする。

(折り返しがあるので布サイズは3mX3m)

擬似魂魄1に運搬のスキルの浮く、移動、ウンクロのお手玉スキル追尾を使い、隅4か所に設置し、布がピーンと張れるようになっている。

擬似魂魄2に内部温度調整、気配遮断、気配察知、マントへの魔力の自動供給、危機感知が付いている。

温度調整が付いているのは、お尻が温かくなる為だ。痔になると嫌だし。


寝ていても、目的地に安全に行けるように自動運転機能付き。ウンクロのお手玉スキルを使った(27話)誘導を使い、気配遮断、気配察知、危機感知により危ない所は避けて目的地に行ける。


手動での運転も可能だ。擬似魂魄2は、布の内側に縫い込んであるが、進行方向から見ると前方の中心にある。“マニュアル”と言って、手の平でその部分を下に“スリッ”と撫でると上昇、上げると下降、右は右で運転できる。

前に“トントン”と2回押すと、速度が上がる。連続して押すと、どんどん上がる。

上から“トントン”と2回押すと、速度が下がる。


絨毯が浮き上がると下の面は、空の色に擬態するため気配遮断と合わせ、視認できない。

最大高度500m、重量500kg、最大速度300km

四方の中間にも四方4か所浮上、推進の魂魄がある。

高度が10mを超えると風の影響を受けやすい。特に100m以上になると偶にダウンフォースが発生し、急降下する影響を受けやすい。

その為、上下左右の急な風圧にも耐えられるよう緊急ブースト用に配備されている。

実は、“リミットオーバーモード”を念じると、この高度、速度を超えることが出来るよう設計した。

実際使って見たらどうなるのか怖くて使えない。使う時が無いよう祈っている。


“緊急離脱”と念じると、一気に最大高度、最大速度になり気配遮断しながら危機感知が発動しない場所、または現在地点から30km離れるように設計されている。

また、“自動緊急離脱モード”を設定しておくと寝ている間にも勝手に動作する。


絨毯も予備に3枚作った。


マントも絨毯も、自動認証になっていて、使えるのは、タケオ、サイ、ウンクロ、マリオンを登録してある。


この絨毯を敷き、マリオンのマントと俺のマントを合わせ、“ラブテント”と念じると自動的にテントになるようにしてある。予備のマント2枚でもテントになる。

縦2.2mX横2mX高さ60cmの三角テントになる。布端が硬化し支柱になる。

2人用テントの出来上がりだ。野宿も出来るし、寝ながら目的地移動もできる。



エアーサーフィンは一応作った。だってロマンだから。

今度、遊びで“ヒャッホー”しよう。

結構疲れるし、危ないんだよなー。

今度は、ミスリル制だから、きっとボードとか岩に刺さるよな。

そうするとゴロンゴロン転がって、木に激突し背中から張り付くと暫く息が出来ない。

頭が岩に激突すると意識が吹っ飛ぶ、脳細胞が何個死滅したことか。

耐久力が如何に上がろうと、すっごい痛いし、目が回って気持ち悪くなる。


マントにエアバック機能を作ろうと頑張った。


最初、時速50km以上になると風魔法がブーストする魂魄を作ったが、神速で動いたり、空即是空、朧霞を発動するとなぜか勝手に作動して周りが“ブワー”となってしまう。


飛んでいく側に尖った木がこっちを向いているとブチっと刺さる。痛い。


そこで、エアバックの様に袋が膨らむ様にすれば、ボールの中に入った状態でコロコロしても痛くない。

これがいいなと思ったが、どうやっていきなりボールの中に入る?

全身タイツで膨らむ?普段の生活どうする?全身タイツって、イッてる人だよね。痛い人だと見られちゃうよね。絶対モテないよね。


次に考えたのが、亜空間に前もって球を作って置く、稼働すると周りに球体が現れるというのを考えた。

サイに絶対やるなと止められた。

現在空間から出す時は、出すもののサイズ分現在空間を押しのけて顕現するため、空中に出すので空気を押しのけて出している。自分の周りに出すには、空間同士が同時に存在することになってしまうが、この世の理では不可能だ。

自分がいる位置の空間に上乗せは出来ない。


もし、押しのけられれば俺は球体の中ではなく外に押し出されることになる。

亜空間側からは、押しのけられる質量は、空気、水程度なので、失敗するとの事。


亜空間に物をしまうのは、収納スキルが物体をほんの少し浮かし、切り取った立体空間が空気または、水などの押しのけられる状態でないと仕舞えない。

岩の一部だとくっ付いているので持ち上げられない。つまり空間が固定出来ないので失敗する。


大きな質量のものを亜空間に出し入れするには、魔耐の強さ分が一度に入れられる大きさになるが、魔耐1でも5m四方は入れられる。

そのため、収納は5m四方を採用しているようだ。

5mX5mx5m=75㎥

なので、大量の水などは、限界を超えるのため、連続で作動し切り取って入れている。

実際、魔耐が10になると10mX50mX10mになるのでドラゴンも入れられる。

5000㎥になる。

大きければ大きい程入れる時にMPバカ食いする。出す時もだ。

俺は、MPが多く、亜空間のMP予備タンクから補給しているのでいいが、一般では直ぐ枯渇する。

とりあえず、亜空間は諦めた。


仕方がないので、エアーサーフィンの魂魄にトリガーを付け、時速50kmを超えると、マントに緊急エアバック作動待機が発動するようにした。

マントは、このスピード以上で飛び出すと、飛び出した方向に強列なエアーを放出し、逆噴射の様に徐々に前に行く慣性の力を弱くしていく。

この擬似魂魄をマントに付けた。


手動でも動作できる。

“エアーバックマニュアルモード”と念じると

上空から落下傘で降下する際に、エアーを放出できるので降下場所をある程度高速でコントロールできる。


調整は難しいが、湖などで 後ろにちょっと斜め下あたりに噴射すると1kmくらいなら水上をあたかも歩いているように渡れる。

その後、陸地に激突して痛い目を見る予測はつくな。練習してうまく着地できるようにしよう。

今、絨毯の試運転のため、マリオンと街から南西の湖にピクニックに来ている。


だいたい30km位だが、村などを通らないよう迂回しながら行ったので60km

の距離移動だと思う。

やはり分からないとは言っても初めては、何かあるかもしれないので迂回してみた。


マリオンは、大喜びで運転していた。100kmくらいで“キュイーン”とか言いながら運転していた。

ゆっくりね。もっとゆっくりね。と言ったって聞きやしない。

バイクに乗る様に後ろから腕をお腹に回してしがみ付いた。

当然、事故は起こる。上下に揺られた時、小豆ちゃんに指先が掛かってしまった。

運転に興奮しているのか気づいていない。・・・・硬くなってる。


こいつスピード狂だな。一度痛い目みないと学習しない奴だ。

でもとっても良かったです。


順調に湖に付いた。

「いいな、空飛ぶのは、病みつきになりそうだ。」

俺も病みつきになりそうだ。


二人湖畔でサンドイッチを食べた。

「しかしこの湖 綺麗なのに人がいないね」


そう、不思議なのだ。誰かが泳いでいてもおかしくないのに一人もいない。

今日は特別いないのか、毒でも撒かれているのか?

水を鑑定したが、毒物とは出てこない。


ここは、探索するのはよそう。

後で街に帰って聞いてみよう。君子危うきにうきうきだ。

折角デートしてるのに無粋な事はしないでね。


何か湖面に黒い影が現れ始めた。

「マリオン絨毯の方に帰っていて、すぐ行くから」

マリオンは、絨毯を引いた岡の上に歩いて行った。


-体感能-・・・

湖面が盛り上がり、10m位の大きな何かが出て来た。


湖面の上を神速で一気に走る。


魔刃回天(絶)-刃長10m 斬!


一瞬で膾に切り飛ばし“ザッパーン”と音がして湖面は元に戻る。

マントの“エアバックマニュアルモード”+湖側に緊急ブーストを発動し岸に戻る。


遠くからマリオンが

「なんかあったのーーー」


「大きなお魚が跳ねただけだよーーー」


そう言って、街まで戻った。

また、マリオンが運転したいと言うので、後ろにしがみついた。

両手で鷲掴みにしても分かってないみたいで、大変良かったです。


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