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31 幸運値スクロールダンジョン1層から


今俺は、幸運値スクロールがドロップするダンジョン1層にいる。

装備は、木刀(70㎝)一本、動きやすい麻の服、皮のブーツだけである。

はっきり言って軽装過ぎるとお思いだろう。

俺の場合は、全身で感じるのと、逃げやすい軽装が全てだ。

重い装備は、動けないし、肌感覚が壊滅的に悪くなる。

防備は、HP纏い強化のみである。

HP纏いは、スキルに載ってこない。サイが言うには、一般的にHPが全員纏っているからで、標準機能との事。これでダメージ代替えしているわけだから、俺のようにそれを強化することは、想定していなかったのでステータス表示方法が無い。

 基本的には、MP纏いや身体強化があるが、これは、魔力である。

 通常のHP纏いは、耐久10であれば10そのままだ。

俺の場合は、現在の耐久10の上に耐久100の圧縮幕を張っている。

物理も魔力も防げる。

今の俺では、これ以上だと動作が遅れるのと感覚が大幅に鈍るからだ。

改良する方法を模索中だ。

この耐久性の防具にすると結構いい防具である。

なので軽装だし、皮鎧以上の防御力はある。

木刀もHP纏いしている。鋭利に先端を15cm延ばし、合わせて85cm

切る、突くは、この先15cmで行う。攻撃力100である。

最初アカウントは、ゴブリン3匹だ。必ずステータス鑑定する。

レベルが12~15だ、あれ?レベル3~5ぐらいだと思ったが、偉い高いのにエンカウントしたな。

棍棒を持って迫ってくる。体が揺れて視認しずらい。あ、これ陽炎の初期能力だ。

“体感能”を使わず、陽炎を逆に合わせる、刹那、木刀で切る。

“スパッ”ゴブリンの首が飛ぶ。2匹目も首を突く、3匹目は、袈裟に切る。

刹那1秒の動きである。

ふー、最後の一匹はぎりぎりだった。俊敏も10に上がっているのに。

気を引き締めよう。

10回ほどエンカウントしたが、ゴブリンが強くなっている。

恐らく、半年間躱しながら急所を打撃したことから、魔物には訓練になったのではないかと推測される。

「うむむ、俺がレベルアップさせていたとは、・・」

だが、10レベ以上の差、これで経験値は、美味しく貰えそうだ。

一層でもぎりぎりか、もっと無駄のない動きを身に着けよう。

5時間、ひたすらゴブリン・ホーンラビットを狩った。魔石など何も採らない。

動きは大分良くなった。

討伐数 ゴブリン 200、ホーンラビット50

このダンジョンでは、リポップは10時間くらい掛かるようだ。

やはり、リポップ後のゴブリンは、レベ3から5に戻っていた。

それでもゴブリンを狩り続けた。

これには試みがあった。

連撃時に予測が外れるとHP纏いが消耗して先が消えかかることが数度あった。

HP纏いを速攻で掛け直すが、その0.数秒が戦闘では生死を分ける。

そこで、複数戦闘時の予測を上げる。10匹以上集めてから倒すを繰り返した。

魔力循環を心掛けながら戦闘を行った。

これは、単に魔法が使ってみたかったため。魔攻、魔耐は10しかないが、

やっぱり異世界来たら魔法でしょう。

1ヶ月が過ぎた。

レベルが上がった。

ステータスは以下の通り。

名前:タケオ

種族:人類

ジョブ:人

LV2

HP 100,100/100,100

MP 100,100/100,100

筋力:100

耐久:100

俊敏:100

魔攻:100

魔耐:100

知力:1100

幸運:300

スキル:ステータス表示【同化】、

生活魔法クリーン、マルチタスク、並行思考、マルチスレッド、超高速分析

、超高速処理、聞き耳、詳細マップ機能(極)、危機感知Ⅴ、気配察知Ⅴ、

気配遮断Ⅴ、高速すり足、忍び足、希薄幻影

M-MP吸収B、M-HP吸収B、亜空間ストレージ

魔力循環(中)、魔力纏い(中)、無詠魔法Ⅰ(火・水・土・風・聖・闇)(バレット・ボール・カッター、ウォール) 、


技能:すり身(達人)、掃除(大好きだけどちょっと嫌い)、見切り(達人)

、夕凪(霞)、陽炎(揺らぎ)、空即是空(常態)、体感応、朧霞(世界)

加護:

称号:(救世主:厄災を祓うもの)


おおー、ステータスが100になった。一気に来たな。

サイのスキル再構築で無詠魔法Ⅰを作って貰った。

大賢者 アクアノスの所でパクったスクロール

ウオーターボール、アースバレット、エアーカッター、ライト

、ダークボールを分解し、詠唱部分を魔法陣にし、キーワードと魔力送り込みだけで発動できるようにした。

魔盾も取込み、ウォールも作成した。


無詠唱魔法Ⅰ-火・バレットと念じ魔力を流すとファイヤーバレットになる。オプションで硬を付加できる。硬1は硬さ実際は、密度を意味する。火に硬さはないが温度が上がる。水なら高圧縮水鉄砲になる。

第2オプションにスピンがある。

スピードは、100m/秒が限界のようだ。通常は、5m/s なので、20倍速くしたようだが、魔力で作ったシリンダーがこれ以上持たないそうだ。

これでは、この世界の俊敏100で避けられる。

魔攻100の攻撃でパワーは、600のダメージを与える。6倍の威力だ。

現在、発動するまで1.2秒掛かる。これを0.3秒以下にする鍛錬をしている。

シリンダーの強化、スピードは、このレベルが上がり魔攻・魔耐が上がれば自然と早くなる。

威力も上がる。

次は、2~5層を周回する。

個々の魔物は、ゴブリンメイジ、ナイト、ジェネラルが出てくる。

オークも混じるが、主流はゴブリンだ。

E級がメインだがC~B級が混じり始める。

この層では、魔法を全面的に使う。クラスアップ狙いだ。

しかし、勝手に作ったスキルはどうやってクラスアップするのだろう?

ひょっとして強くなって表示出来るキーワードが出来たから変わるだけかもしれない。

大体、朧霞なんてスキル聞いたことないもんな。

マップに反応があった。

ゴブリンの集団だ。ノーマル5体、ナイトが2体、レッドキャップ、アーチャー、メイジの10体の集団だ。

結構強い集団だ。躱すだけなら今の自分では楽勝だが、倒すとなると話は替わる。


まえから、ノーマル5体が走ってきた。少し後ろにナイトが剣を構えて体を鎮める。

姿を見せずに後ろに回ろうとするレッドキャップ

20m位に右からアーチャーが矢を番える。

左からメイジが杖を構え、詠唱が始まる。

木刀を上段に構える瞬間、左右のアーチャー・メイジの両方に9発3目並べのマスのように幅30cmで魔力(中)アースバレットを発射する。

左ノーマル2匹接敵、体を沈めて足を切断。

その後ろにいるナイトの突きを右膝の外側で横にずらす。

木刀を返しつつ首を突く。

右から素早く来るナイトの袈裟切りを下から左横に避けながら切り上げる。

隙だらけのノーマル3体の首頸動脈を切る。

後ろから遅れたレッドキャップが短剣で迫るが、リーチの差を利用して額を突く。

低い高度で足元を狙った矢が飛んでくる。矢の前にレッドキャップを投げ捨て

矢を防ぐ、投げ捨て刹那に死角を利用して9発魔力(強)アースバレットを撃つ。

最初の2匹に止めを刺す。

メイジは詠唱中動けなくなることは知っていた。アーチャーは揺動だ。

避けられるが、次に隙を狙う時間を稼ぐためだ。

まあまあの状況把握と予測だったと思う。ただ、この半分の時間で倒したい。


この集団にジェネラルが入ると指揮力が上がる。動きも早くなるが、刹那の判断力が何倍もあがるのだ。

最後にジェネラルと戦闘になるのだが、やたら硬い。

そこで、何度か対戦しているうち、一度歯が入るまで切り、スッと力を抜き下に引き抜く、木刀を回転させながら、消耗したHPの刃を再生し、同じ所に切り入れる。これを切れるまで繰り返す。

高速にするため、魔力纏いを刃に伸ばし魔力で回転を上げた。

いつの間にか、刃は風で押され、切る側には、魔力で出来た薄い薄い鋭利な刃が最初に当たり砕け散る。直ぐにHPオーラ硬化した刃がこじ開ける。

前より倍切れ味が上がった。


3ヶ月が過ぎ、29層までたどり着いた。

何度切っただろうか、スキル魔刃回天(激)を覚えた。

レベル3となり、ステータスは押しなべて300となった。

ブラックセンチピートの装甲もスパンと切れるようになった。

剣士のレベルになった。


30層中ボス部屋に来た。

ボス部屋は、勝つまで出られない。

オークキング・オークジェネラル5体・オークメイジ5体・ハイオーク20体

これは、冒険者だとどのクラスなのだろう。D級くらいか?

タケオは知らない。実際は、A級でも厳しい。10人以上のパーティーで臨んでだ。特に嫌らしいのが、エリアヒールを使うメイジがいる事だ。一撃で倒さないとすぐ復帰する。


タケオは冒険者ギルドをお掃除しているだけで、中身は知らない。

冒険者は酒を飲みながらほら話を良くしている。

“この前オークキングを瞬殺だ”、“幻影種何て魔法で一発よ”とか

実際は、会ったこともなかったりするが、タケオは情報収集のため、聞いていたのだ。

サイは、2000年間の人間界の活動を何も知らない。

とにかく今は倒さなければならない。

今のタケオならハイオークなど造作もない。

前衛のハイオーク20匹を通りすがりに腹を割いていく。

メイジの一匹がエリアヒールをかけた。

元通りにハイオークは、動き出す。

もう一度切裂き、空即是空でそのメイジの背後からそっと手を置く。

メイジはエリアヒールをする。

元通りになる。

>サイ採れたか?

*スキルコピーできました。

サイはレベルアップし、スクロール・魔法の本からしかスキル再構築が出来なかったが、実際に行使されるスキルからもコピー出来るようになった。

ただ条件が、相手に接して内部の動きをトレースしないと出来ない。

今回、なぜメイジのエリアヒールを狙ったかだが、魔物が使うエリアヒールは、聖者の使うエクストラエリアハイヒールより上位だからだ。

大司祭でも使えるものが少ない大魔法をメイジが持っているのは、キングに付くメイジだけだ。人が使う聖属性魔法は、ほぼ人しか効かない。

元々魔物と戦うために治しているのに一緒に魔物に効いたら殺される。

魔物の使う聖属性魔法は、指定は出来るが、魔物、人どちらでも効果がある。

尚且つ、キングがいると魔法の威力が2段階上がると言う特典が付くのだ。

「では、倒しますか」

先ず、メイジ5匹を是空のまま倒す。

次にハイオークを3回目瞬殺。

ジェネラルを魔刃回天(激)で倒す。レベル3になり、魔法も攻撃力も上がり

問題なく捌けた。

残りはキングだ。

バトルアックスを振ってくるが、早い。レイピアでも振ってるのかと思うぐらい軽く早く鋭く迫ってくる。

俊敏も300になっても全く予測無しに躱せる自信がない。

一瞬でも隙を見せれば終わる。足を少し滑らせても真っ二つにされそうだ。

・・・「空即是空」・・・

我、空即ち是空なり・・・姿が消える・・・

キングは、バトルアックスで床を叩いた。

“キーーーン”と言う超高音の音が響いた。

横から突然超光速のバトルアックスが飛び出した。

「避けきれない」全身全霊で受け流す。

壁まで20m吹き飛んだ。ダメージ2000吹っ飛んだ。

煙が黙々と立ち前が見えない。

これ、勇者でも即死だぞ。

右手、両足がぐちゃぐちゃだ。HP保護していなかったらミンチだな。

*HP超高密度フィールド展開→前面へ

サイが本気のプロテクトを張った。

人間を覆うフィールドサイズなら7秒で張れるようだ。

キングが勝ったと油断したからいいが、即、突っ込んできたら

死んでたな。幸運と言っていい。

サイが高速で俺の体を再生修復している。

フィールドの外では、“ガン・ガン・キーーン・ガキン・ガン”と

全くびくともしない。ちょっと反則だな。

・・余り酷い状態だと逆に痛みがない・・・・・・ちょっと危険状態だわ。

しかし、まさか空即是空が破られるとは思わなかった。

超音波系での感知だけではない。狭い空間での反響で強制的に感知された。この空間自体がキングを守っていると思われる。

現状をサイに解析して貰った。

あの音波は、精神攻撃系で相手の弱体化も付与する。

体に認識する細かい粉のマーキングが行われていた。既にこの部屋に入る時からマーキングされていたようだ。

クリーンの魔法で落としたが、全く気が付かなかった。

修復が終わった。サイは本当優秀だ。

首をコキコキ鳴らしながら

「第二ラウンド行ってみよう」

サイはフィールドを外した。

油断はしない。一撃で仕留める。

・・・・「朧霞」・・・・・・・・・

朧霞(世界)は、現実世界の自分の存在を希薄にする。

最早、実態の自分、気配察知、鑑定を使っても存在を否定できる。


実態が上手く把握できないのだろう。

何度もアックスを叩きながら探している。

殺気もなく首に刃を振るう。

「魔刃回天(激)」最大回転→実行

一瞬刃に閃光が走った。

キングの首が宙を舞った。

今回分かったのは、攻撃力が1000であっても3倍以上の威力があった。

クリティカルに倍数が載るスキルが在ったり、地の利など結構相手のステータスは当てにならないという事だ。

やはりすり身・見切りは、自身の身体能力に依存するから、魔物の大型種や素早い攻撃には有効性が低い。

大剣豪は、全ての攻撃を剣で受け流していたと言っていた。

やはり、剣技で受け流す技を研究すべきだろうか。

まあ、その辺で考えていこうと思う今回の反省だった。

冷静に言ってるけどーー危なかったーー。


ボス部屋の次の階層に行くと転移クリスタルがある。

真名が刻まれ、次はこの階層に転移できる。

攻略は続く。


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