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3 転生準備

・・・・

中級神と下級神(魂管理)との会話

 まず、100年毎に行われるこの儀式は、今回で10回目で、一応の成功は納めている。

人間のジョブ限界は、大勇者、大賢者、大聖女、大英雄が限界である。魂による個人差はあるが、最高で

筋力、耐久、俊敏、魔攻、魔耐、知力、幸運など、最大値が±2000~3000が限界だ。

では、幸運のマイナス1万を魂に付与するとどうなるか、それは、根源から爆発霧散してしまう。

実は、ジョブには人間を超える人間が存在する。つまり魂限界を突破する人類である。

これは、将来人間が高尚な神の代理ができるよう設定した元々人類を向かわせる最終系の存在である。未だ9例しか存在しない。そう この儀式のために神力を使い、生贄の魂を強化していたのだ。

千年前転生神に説明したが当人は完全に忘れ、厄災を巻き散らすと魂がボコボコになるが器は強化されると勘違いしている。

最初から強化した魂を使っているのだから戻ってきたら当然魂は強化状態である。


脳筋の転生神に正した場合、何をされるか分かったものじゃない。よって、イエスマンの彼らは円形脱毛症になりながらも何も言えないのである。「沈黙は金」を略し、「チンキン」が合言葉になっている。断じてチキンではない。

今回の手順を確認すると

1.ハイパーヒューマンへのジョブ生成→ステータス限界突破∞

  酒の神としては、有名なバッカスだが、最上級神からのご指名で制作にあた

  り、3つのグレードクラスを作成した。

   廃人・・・人類最弱 生贄用に全能力最低限に無理やり設定

      スキルは使えるが、能力が低いので攻撃・防御系は壊滅的に弱い。

      呪いが発生するまでは、殺される可能性が高いため、逃げる、

      隠れる、危険を察知する能力だけは異常に高い。


   超人・・・緑色の怪物 実例無し

      傀儡子バッカス氏によると超人ハーーール君をイメージしたそうな。

      緑色で大きくなる大きくなーるそうだ。実験では、朝起きたら緑色の

      肉片が壁にこびり付いていたらしい。


   天人・・・詳細不明 実例無し

      爆弾魔バッカス氏によると憶えていないらしい。

      朝、実験室に行くと黒く焦げたシミがあったと記述されている。


  当然生贄用が選択される。と言うか他は絶対使えないと神々の間では

  囁かれた。これは、都市伝説ではない。

  決して失敗作と呼んではいけない。チンキンチンキン


  ※作成に当たっての美談

  作成者は酒神バッカスであり、当然職務に勤勉な彼は、泥酔しながら作った

  と言われている。当時忙しい最上級神は、作成に積極的に参加してほしく、

 「誰か作ってみたい人」と挙手を求めたが誰も手を挙げなかった。

  怒った最上級神は、各神に叱咤激励(パワハラ)を行ったが、皆下を向いて涙ぐむ

のであった。

   その中に唯一どんなに罵声を浴びせようと微動だにしない

  バッカス(立ったまま寝ていた)がいた。感動した最上級神は、

「彼しかいない」と確信し、人類の未来を託したのだった。


  後で解ったことだが、バッカスは神でありながらジョブ芸百般を極めた

知る人ぞ知るジョブの達人と言う噂があった。(本当は知人と酒を飲むと

「俺は魔王だーー」とか言いながら騒いでいた“おちゃらけキャラ”だった) 

  噂を信じた最上級神は、俺の選択に間違いは無かった。

  バラ色の未来が見えたと涙を流した。


2.過去記憶の移植

 0才児にいきなり34年分の記憶をロードしたら脳がパンクしてしまうし、

脳が出来上がる9歳前に行わないとすり合わせが出来ない。

転生神から過去と比較し、悲しませるにはと考え、5才で覚醒するようにした。

(ここは、下級神グッジョブ!よ、まじめ野郎)


3.ステータス 

 自分のステータスを見るスキルは問題ないが、他人・他種族のステータスを見る

場合、自分以上のレベルのステータスは、能力値が足りないと表現できないため

見れない。

 当然レベル1からほぼ上がらないタケオは何も見えないことになる。

 魔眼を使えばできるのだが最低レベル20以上の能力がないと開眼できない。


 次に名前の変更だが、偽装スキルはあるが、魂に刻まれる真名は、異世界にも

飛ばせる通行名でもあり、最上級神でなければ変更できない。

 ちなみに同一名でも刻まれる文字が魂を表すため、微妙に文字の形が違っているのだ。

 

下級神「神様、八方塞がりです。転生神様に無理と話しましょう。」

中級神「チンキン、チンキン 方法はある。(キラーンと頭が光った)それは、

GNS SAIだ。!!」

 GNS SAIとは、グランドナビゲーションシステム スーパー人工知能の略である。

これは、最上級神が数百の世界を並行同時に神羅万象を管理および神を代行するために造られた神界最強の補助システムである。


下級神「ええーーーーーーーーー、何言ってんすか、言うに事欠いて、こんなもの持ち出して問題になったら誰も責任取れませんよ。チンキンじゃなくてチキン、スーパーチキンじゃないですか」

中級神「うるさい、うるさい、うるさーーーい、じゃあお前行って来いよ、

いいか、首根っこを鷲掴みにされてな、顕微鏡でゾウリムシを永遠に見せられるんだぞ!いいなあ、いいなあゾウリムシは、ほら上にも下にも自分の好きに動けるんだぞー、お前も成りたいんだよなあって見せられるんだぞ、そこで無理とか言ってみろよ、次はミジンコを見せられるんだ、それでも無理と言うと動物性プランクトンを虫眼鏡でみながら何匹いるか数えさせるんだぞ、次はオキアミを用意しようとしていたが、俺はさすがにプランクトンが限界だった。出来ます以外の回答は無いんだよ!!」


その時、中級神の少ない髪の数本がささーと地面に落ちたのを下級神は見逃がさなかった。俺は絶対中間管理職にはならないと心に強く誓うのだった。


さて、中級神と下級神は、GNS SAIのグレードダウンに取り掛かった。

 「簡単だよ、脳内でコミュニケーション出来なければイイんでしょ。ボリュームをゼロ、ミュートに設定、世界のデータや保管する亜空間無限ストレージ機能を削除、自ステータス画面のエディット機能を名前以外マスキングっと、んん?結構面倒だな あ、そうか別にしなくともレベルやステータス,称号は弄れないし、偽装するにもレベル1じゃ意味ねーもんな」


「ちょっと待ってくださいよ、亜空間ストレージは、収納スキルの最上位互換じゃないですか、どこかでスキルをゲットしてグレードアップされたら問題になりませんか?」


「問題ない、収納スキルからグレードアップする方法を知っているのは、この世界にはいないし、実行できるのは相当の神力のある神かそれに匹敵する技能を持っていなければできない。私でもできない」


 それ以外に並行思考、マルチスレッド、マルチタスク管理

光速思考、光速伝達、64K画像編集処理、代行処理、・・・神の床上手、無限の性知識・・・・・ETC

「ああーーもう面倒なので、全部消しゃいますね。マウスでビーーーーとして削除と」

「何かほぼ機能が無いんですが、無残ですよね99.999%削除しちゃいましたからこれで動かなくなることはあっても「チート来たー」にはなりませんね」

「ああ、最初から細かいこと考えないで全部消せば良かったんだよ。」

ほぼ機能を削られたSAIは、動作に不安はあったが、格好はついた。

何か「無残やな 兜の下の 何とやら」という心境である。


4.幸運値

 称号に神の呪い 10才の誕生日に幸運値マイナス1万を設定(完全秘匿)


5.勇者召喚

 信託スケジュール 6年後設定 「翌年勇者召喚を行う旨・・・・」


これで、転生神からのオーダーはクリアし、逆転させるチートなものは削除した。

完璧な出来である。はっきり言って元には誰も戻せない壊しっぷりである。

これで大枠の準備は整った。 


中級神は、仕事後、ミスリル胃酸分包を含み、水で一気に流し込んだ。

「ふー、効くーー!!」

彼は、酒を飲まない。ではなく近頃は胃の調子が悪く飲めないのだ。

「しかし、この頃ミスリル胃酸も効きにくくなったな

 アダマンタイトー10にするかな」

アダマンタイトー10は、胃袋をアダマンタイト並みに丈夫にする神界最強の胃薬である。

限界まで来ているのかもしれないと思う中級神であった。

 神薬には、この上にオリハルコン丸トーイAがあるが、これは、胃を丈夫にするのではなく痛みを感じなくさせる薬で、一時的にしか服用させないようだ。日本にある似た薬とは、内容が異なるようだ。用法容量は必ず守ってね!


 不思議なのは、神様なんだから自動修復できるだろうにと思うのだが、心の問題が大きいような気がするのでツッコミは入れないでおこう。


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