告白 ラブレター
誰かを好きなら、自分の口で気持ちを伝える。
それが一番良いと思う。
けれど、そんな勇気がでない人間はどうすれば良い?
答えは明確だ。
言葉で気持ちを伝える。
ラブレターを書けば良いのだ。
俺は燃え上がる恋心を文字にして、恋文をしたためた。
しかし、それをどうやって対象に渡せばよいのか。
机の中に入れる?
それとも下駄箱に?
いっそ直接渡してしまうか?
悩みに悩んだ。
結局、第三者に見られると困るので、手渡すくらいは自分でやろうと思った。
しかし、「こ、大事な手紙なので後で読んでください!」
「あれ? もしかしてこれラブレター?」
なぜ、ばれたし!
「だって手紙に封につかってるシールがハートだし」
くそう。恋心燃え上がらせすぎて、ツメを見誤ったか!




