6位 諸葛孔明 (軍師)、三国志 (横山光輝)、漫画
諸葛孔明。軍師。
(孔明は字。本名は諸葛亮だが、横山三国志にはそれ載っていなかったと思う。載ってたらごめん)
劉備の 『三顧の礼』 でその軍師になったエピソードは余りにも有名である。
で、その頃の孔明先生は…… 『臥龍』 などと呼ばれていた。
つまりは!
世間に認められる能力があり、スカウトも度々くるのに!
引 き こ も り 決 め て た
んである!
毎日、釣りと読書を楽しみ、周辺の農民が教えを乞いにやってくれば教えたりもしようが……基本はこれだ。
No more 戦争!
No more 権力者!
世の中に 「私の能力を認めて~!」 「もっと上に行きたい!」 なんてガツガツしてる輩は多けれど、無欲と平和主義を貫いてる人は滅多にいない!
カッコいいぜ!!
Viva! 真に能力のある引きこもり!
からの……劉備の軍師への転身。
当時、劉備勢は、地方ぽっと出の一団に過ぎなかった。
最弱といって差し支えないほどであった。
なのに、たかが 『2回スルーしたのにもう1回来やがった』 なんてことに感じ入り、劉備についたのだ。
受けた恩は10倍返しだな!
The 侠 気 !!
(しかし、実は…… 劉備があまりにもヘタレすぎて、かわいそうになった、とかだったりして。笑)
孔明先生を迎えたことで、やっと上向きになった劉備勢の武運。
先生の 『天下三分の計』 により、蜀を建国しちゃったぜ! (……だったっけ?)
しかし、大事なのはそこじゃなくて、こっち。
その後あんなことやこんなことがあっても、基本、先生は平和主義なんである!!
損失を最小限に止めながら勝利を得る。
敵もなるべく殺さない。
殺して勝つより、殺さずに勝つ方が難しいんだ!
そこんとこ頑張る! 偉い!
けれどもここで、ついにきた。
南蛮の兀突骨大王戦。
敵の強さを目の当たりにして、孔明先生はびびった。
――― なんだコイツらは!?
今までのヤツらと全然違うぜ!
皆殺しにしなきゃ勝てねぇ……! ―――
こんな所だろうか。
そして、人生初の大虐殺を決行。
…… いや、仕方ないんだよ ……
…… だって負けたら味方が大虐殺されちゃうんだもん ……
…… でも、でも! なんて罪深いんだ私は ……
燃える兀突骨大王軍を眺めつつ、孔明先生は、ホロリと涙する。
このホロリにしびれる!
味方の命と敵の命を天秤にかけたら、味方の命が優先するのは当然である。
戦乱の世ならば、そんなことは疑問に思わない。
疑問を押し込めても、生き残るために戦う。
それが、普通だ。
なのに、孔明先生……!!(号泣)
結局、この時のストレスが元で孔明先生は亡くなり、蜀は滅びに向かう…… んだったっけ?
よく覚えていない(爆)
……ともかく。
天才であるがゆえに、戦乱の世においても保持された人間味。
これこそが、孔明先生の最大の魅力なのである。