表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

神様?!

心にヒビが入ったみたいだった。ただ叫んだだけなのに、体が軽くなって、人形みたいになった。

そして遂に、俺の体が地面に触れて、骨が折れて全身に痛みが回った。鈍い痛みが俺を襲い、下半身からゆっくり感覚が無くなっていく。それは遂に頭まで及び、自分の死を悟り。瞳を閉じる。

「はっ!」目が覚めたとき、俺は巨大なチェス盤の上に立っていた。近くには椅子が二つ置いてあり、片方は壊れかけていた。壊れかけていた椅子に腰掛けるのは癪だったが、もう一つの椅子は神々し過ぎて座る気にすらならなかった。

その神々しい「神の椅子」と形容してもいいくらいの豪華さだ。それより、今俺のいる場所はなんなんだろうか?天国なんかじゃなさそうだが。

「ここはな、審判の間だぜ?下界人?」

「な!いつからそこに?!」ついさっきまでそこにはただ椅子があるばかり、人なんていなかったはずだ。

「そんなもんどーだっていいだろうよ、それよか、お前、なんか願ったんだろ?さっさと言えよ」

俺はよく事情が飲み込めていなかったが、取り敢えず願いを聞いてくれるかもしれない。

「俺の願いは、女の子になりたいんだ!」

「ケッ、気持ち悪り、ハイハイわかったよ。」

「俺を、女の子にしてくれるのか?」

「するかよ、馬鹿が、ただのアンケートだ。」

ちきしょう、舐めやがって。俺は怒りを露わにしたが、相手はメモするばかりで反応はなし、どうしたもんか。

「よし、チェック終わりだ。お前は記憶を持って異世界へ転生な。」

おいおい、なんてラノベチックなシチュエーションだよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ