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脆い愛情

俺の名前は田所、高校二年生だ。自分で言うのも何だが、俺はそこそこ陽キャだ。柔道部で主将を務めていた、ごくごく普通の高校生だ。だが、俺にはみんなに隠している秘密がある。それは、俺が「ホモ」だと言うことだ。女が嫌いなわけじゃないんだ。ただ、男が好きな特殊性癖者なんだ。俺は、クラスの好きな奴(男)に遂に告白しようと決心がついた。そして、勇気を振り絞り、自分の気持ちを込めてラブレターで相手を学校の屋上に呼び出した。

「おい…あの手紙冗談だよな…田所…?」

「冗談なんかじゃない、俺の気持ちだ。受け取ってくれないか?」

涙ながらに俺は言った。だけど、返ってきたのは想像を絶する罵詈雑言だった。

「田所…気持ち悪りぃよ!」

そう言ってあいつはこの場を去った。俺は、ただただその場に立ち尽くし、呆然と沈んでいく夕日を眺めることしかできなかった。

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