キャラクターメイク
職業とスキルの書く順番間違えた。
「よーしやるか」
現在βテスト開始時間だ。すでにVR開始前の準備を終え、自分の布団に寝ている。
「セットオンAWO」
その瞬間意識が遠ざかって行った。
「ようこそAnother worldへ。まず最初に貴方のキャラクターを決めたいと思います。決めるものは名前、種族、職業、スキル、容姿になります。基本的には種族は人間族、エルフ、ドワーフ、小人族、獣人族の中からお選び頂けます。スキルは10個まで選べます。スキルはスロットにはめなければ意味がなくレベルが5の倍数になるごとに1つまたは特殊な条件を満たせば増えます。では名前を決めましょう。」
名前か、じゃあいつも通りネクロで。
友達がいないからゲームも趣味の1つだったりする。
そんなわけで今回の矢津さんからの誘いは嬉しかったりする。
「名前はネクロで。」
「はい、ネクロさんですね。では種族を決めましょう。こちらのウインドをご覧ください。」
おっ目の前に半透明のウインドが出てきた。
なになにファンタジー王道な種族とランダムねぇ。
「このランダムというのは?」
「ランダムとはレア種族という特別な種族が出たり出なかったりします。ちなみに確定後変更は出来ません。」
「じゃあランダムでお願いします。」
「本当によろしいですか?」
「はい、お願いします。」
すると辺りが真っ暗になりチカチカ点滅し始めた。
ってばかじゃねえのか目痛えよ、気持ち悪いよったくこんな演出するなんて何考えてんだか。
「はい!決まりました貴方の種族はレッサーリッチです。」
「えっ?リッチってモンスターじゃないの?」
「モンスターですが人型ですし、バレなきゃ襲われないです。バレてしまった場合は自己責任です。」
えぇ、それは酷くないですかね。まあ決まった以上仕方ないけど。
「レッサーリッチのステータスはこちらです。」
<ネクロ> 【レッサーリッチ】
職業 :
HP150
MP300
Str:10
Vit:10
Agi:15
Mnd:25
Int:30
Dex:15
Luk:5
<種族スキル>
〈魔導を求めし者〉 〈レッサーリッチ〉
「ちなみに人間のステータスはこちらです。」
Str:15
Vit:15
Mnd:10
Int:15
Dex:15
Luk:10
「まあこのようにレア種族と言ってもそこまで差はありません。むしろレッサーリッチの方がきついんじゃないでしょうか。」
「ではスキルを選んでください。数が多いのでこちらから選んでください、またわからないスキルがありましたら聞いてください。」
ふむふむなるほどね。これとこれとこれかな?
分かってはいるけどいちよう聞いてみるか。
『アイさんよいるか?』
『はいマスターやはりVR機器なら私でも接続できますね。』
『それで相談があるんだがね、このスキル構成にしたいんだかアイさんはどう思う?』
『はいマスターその構成で大丈夫だと思います。』
よしよしアイも賛成していることだしスキルは
〈識別〉 〈火魔術〉 〈水魔術〉 〈風魔術〉
〈闇魔術〉 〈隠蔽〉 〈気配察知〉 〈錬金術〉
〈採取〉 〈耐光耐性〉
こんなもんかな各属性耐性はあるのに状態異常耐性はないみたいだ。なぜアイと喋れるんだという人もいるかもしれないがVRは脳に刺激を直接送っておりアイは前も言ったように俺の体に直接埋め込んでいるためVR機器がアイ=俺 俺=アイと認識しているためである。
「お次は職業です。転職したい方などは神殿でできます。また職業ごとにステータスに修正が付きます。」
<ネクロ> 【レッサーリッチ】
職業:見習い錬金術
HP150
MP350
Str:10
Vit:10
Agi:15
Mnd:30
Int:35
Dex:20
Luk:5
<種族スキル>
〈魔導を求めし者〉 〈レッサーリッチ〉
<スキル>
〈識別〉 〈火魔術〉 〈水魔術〉 〈風魔術〉
〈闇魔術〉 〈隠蔽〉 〈気配察知〉 〈錬金術〉
〈採取〉 〈耐光耐性〉
「最後に容姿を決めましょう。動きに支障が出ないように極端な変更は出来ません。」
おおっ!ビックリした。目の前に金髪で深碧と碧のオッドアイ、普通の顔にやや筋肉質な身長178cmの男(俺)が現れたからである。鏡を見たけどただでさえファンタジー的な見た目をしているので特に帰るところはないかな。
「容姿は決まりましたか?それではチュートリアル用マップに転移します。」
明日