〜6絶望からの……〜
タモツが「この世界って人間だけじゃねーんだな…!まぁ、俺達の世界にも動物とかはいるが…。」と言いました。
フェンリルは《この世界は多種多様だぞ…。知能を持たない凶暴な魔獣とかもいる…。》と話ました…。
マシロが「私に武器を!!…刀か…釘バットか…サバイバルナイフか…銃を…!常に隠して…持ち歩くんだった…!木刀でもいい!!鉄パイプでもいい!!」と嘆きました……。
タモツが「ま、真白さん…?捕まりますよ~…。…だれを暗殺する気なんですか~??アレですか?某漫画の総長になる気ですか…?それとも某暗殺系のアレですか?それとも某◯さんにでもなる気ですか……?」と青ざめ言いました……。
それを無視し「なっちゃんがいたらぁ…!!」と…マシロはいきなり叫び裁きを受ける侍の様に土下座しました…………。
タモツは「は??何で夏樹??」と質問をしました……。
レンは「ナツは人間の皮を被ったサイボーグだ…。」と…。
ユウは頷きながら「あぁ~あれは凄い最強の兵器になった筈だよ……。それに~、某総長に憧れてすばちゃんと暴れてたのたもっちゃんでしょ??」とサラッと笑い、言いまた…。
タモツは「……。おい!!なんで…なんで…俺の昔の事知ってるんだ!!そして、夏樹の謎だけ残った状態だぞ!!」と叫びました…。
フェンリルは《やっぱり変な奴らだな…。異世界にいきなり飛ばされて死の森にいるのに平気にしてるとは……。中々の精神力だな…》と勘違いしていました…。
それからワチャワチャしてた四人ですか……、焚き火の周りに座り直し、木を足しながら、タモツが仕切り直しました。
タモツは「さて、諸君、これからどうするかだが…、まずは食料と水だな…後はライターがいつ迄持つかも分からない…、後…アレだな…凶暴な魔物が出た時点で、俺達は全滅だ…。後此処は死の森と言われ、人間が入ってこない状態だ…。地図もなければ武器もない…、俺達の装備はスーツと制服だ…右にも左にも前にも後ろにもいけない状態だ………あぁ~話てる内に脳内が絶望一色に……打開策が、ねぇーじゃねーか!!」と最初は真面目に話ていたが、だんだんと、不安になったタモツは髪を掻きむしり絶望の叫び声を上げました……。
「確かに……さっき迄は変な国に飛ばされなくて良かった~って思ったけど…こっちも絶望しかない状態だよね…」と…ユウが苦笑いしました……。
「確かに……ね。神にあえたりしないかな…そしたら……」とマシロが物騒な顔になりました………。
レンが「ナツはいないが、たもっちゃんでなんとかならないだろうか??総長して暴れてたくらいだ…魔獣の数匹程度なら相手に出来るんじゃないか??」とタモツに全てを投げました…。
その話を座り聞いてたフェンリルが《何をそんな絶望している??此処らへんは我の聖域だから我がいれば大丈夫だ…。》
そんな事を言われた四人がいっせいに…涙ぐみ…、
「流石は…神獣フェンリル様………!!頼りになります…!!有り難うございます…。」といい膝をつき拝み始めました……。
フェンリルは《それに我はこの世界の者で始めから魔力があり魔法と呼べる物を使える。異世界から来たお前達にも魔力が沢山あるみたいだし、異世界人は魔力が多いと言われて言われているし、もしかしたら魔法を使えるのではないか??違うのか??我め異世界人に会ったのは始めてだからな…。分からないが、…でもそう悲観する事はないだう?……。》と…いきなり言いました…。
「えぇ~!!!!マジで????」と四人は驚き雄叫びをあげるのでした……。