女神様の日常編 第二話目
休日中、部屋でゆっくり休んでいると姉さんが部屋に入ってきた。
この人は、ベルフラウ。僕と同じ銀髪でゆるふわ巨乳のお姉さんである。
「ベルフラウ姉さん? いいけど」
姉さんと言ってるが、血は繋がってない。何せこの人は女神なのだから。
異世界に来て、色々あって僕の家族として接してくれるようになったのだ。
「うん、あのね。街で面白そうなカードゲームが流行ってたの!
多分だけど、これレイくんが住んでた日本のカードゲームじゃないかな?」
そう言って見せてくれたのは、遊戯王だった。
あぁ……懐かしい。
こっちの世界に来る前に一人でよくやってたカードだ。
「う~ん、そうだね。これならルールもわかるしやってみようかな」
僕は久しぶりに遊戯王のカードを触った。
「じゃあ二人でデッキ組んでみようよ!」
「うん、そうしよう」
――30分後
「じゃあ、私の先行いくよー」
「うん、いいよ」
「じゃあ、私は魔法カード『強欲な壺』を発動! デッキから二枚ドロー!」
「あれ?それ禁止カードだよ?」
「それはレイくんの世界の話だよね?この世界に規制は無いよ」
「えぇ……」
「更に、『悪戯好きな双子悪魔』発動!
ライフを1000払うから、手札を二枚捨ててね」
「あ、はい……」
「更に、私は今引いた魔法カード『苦渋の選択』を発動!
デッキからカードを5枚選ぶからレイくんは選んでね!!」
「えっ!?」
「私の選んだのは『封印されしエクゾディア』『封印されし者の右腕』『封印されし者の左腕』『封印されしものの右足』『封印されし者の左足』だよ! この中からレイくんは1枚選んで!!!」
「………うん」
「更に手札を1枚伏せてターンエンド!!」
「……」
今日も平和でした。
遊戯王やりたいと思いながら話を作りました。