魔物転生2日目 礼儀作法対決、勃発!
2日目が終わらない
2022/7/19
改稿しました
「まずはお辞儀!」
〔左足を下げて頭は45度。頭を上げてほほ笑む〕
頭の中にこだまする声の言う通りにしながら、返事を返します。
【はい】
「おお」「美しい」「やばいね」「すごく綺麗なお辞儀...」
「やるね....!次は神に祈る!」
〔主神様に祈って。右足を下の膝立ち。手を組んで今から私が言う言葉をそのまま復唱して〕
〔主神様にお祈りを。巫女たる私の声にお応えください。主神様に私の祈りを捧げます〕
「主神様にお祈りを。巫女たる私の声にお応えください。主神様に私の祈りを捧げます」
「何故それをっ!」
驚いているオウジサマ。
言われたとおりにすると天から光が。私を照らしてだんだんと人の形になっていきます。そこには神々しい方がいました。
「やぁ、僕が主神だよ!」
...かっる。
「パンドラ、あまり人を揶揄ったら駄目だよ。君に勝てるわけがないじゃないか」
「そうですか?主神様」
ふんす、とドヤ顔の主神様。イケメン及び神である彼のそんな行動はなんというか...非常に幼く見えます。
「パランでいいよ。第一、神が君の味方である時点で君の勝ちは確定だよ」
「神が味方に、というのはどういうことでしょうか?パラントール様」
「僕の名前を軽々しく呼ばないで?」
そういってパラン様が殺気を飛ばします。
よほど機嫌が悪いのか、神は基本寛容であるという常識が覆されます。
「ひっ!も、申し訳ありません。主神様」
「謝ってくれるならいいんだよ...その子供―――パンドラは、神々の寵愛を受けているんだよ?すべての神々、そう、あの邪神にすら愛されたのがパンドラさ」
ドヤ顔のまま話すので面白いというかなんというか...ですね。
「邪神!?早くその子供を殺さなければいけません!早く離れてください主神様!」
「ねぇ、僕の話聞いてた?」
ぱちぱち、凄い殺気ですね。ただの民に被害がいかないようにしているのが尚すごい。
「パンドラはすべての神々に愛されているんだ。僕もパンドラを愛している。手を出したら―――死ぬと思ってね?」
にっこり。なるほど、これが笑顔で凄むとか美形の完璧な笑顔は怖いとかナントカの正体ですか。
流石に皆さん可哀想なので助け舟を出しましょう。
「パラン様。自分は早く町に行ってご飯を食べたいのですが」
「ああ、そうなのかい?食事の必要なんかないのに」
「ただの嗜好品ですよ。おいしいは正義です」
「そうかい。じゃあ、通してくれるよね?」
「はい!もちろんでございます!」
守衛さんが震えています。少しかわいそうですね。
「パラン様、ありがとうございました」
「何かあったらすぐに呼ぶんだよ。絶対死なないようにはしてるけど、君は僕らの希望なんだから」
「はい、では」
「うん、じゃあね」
そして自分はカートスの町に入っていきました。その後王子たちは廃嫡されたようです。明日は空でも飛んでみましょうか。
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