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勘に優れた筆頭守護銀世  作者: ウドン9191
8/12

黒い白


 それはにやにやと笑みをうかべ・・・・


 暗い部屋一切の明かりの無い・・・・

深淵の闇の中で一番多い・・・・


 人型で人としての部分と・・・

虫の様な部分が存在する・・・・


 男の様なタイプと・・・・


 無表情に淡々と息を・・・

するほぼ女性を真似たタイプ・・・


 其れは不可思議な椅子に座っていて・・・

ボロ布が被さっている・・・・


 

 そして二番目の個体がひぐぅと・・・・

続いてブシュベチャベチャと・・・・


 床に何かが散乱・・・・


 すると男性タイプが近づき・・・・

あるモノはまるでキスをする様に・・・・


 そして抱き合い・・・・


 あるモノは邪魔にならないようにと見える様に・・・

床の散乱物を回収し・・・・


 刹那女性タイプは微笑み・・・・

男性タイプは笑い・・・・


 喰われる・・・・

女性タイプはスライムの様に変質し・・・


 男性タイプを内に入れ・・・・

「あああああああ」


 雄たけびを・・・・

其れは嘆きの様にも聞こえ・・・・


 にやにやと笑う其れは・・・・

その行為を喜び・・・・


 「ああ早く食べて生んで」

「さてつだうから」

「いぎゃあああああ」


 手を突っ込み・・・・・

「ああゴメン食っちゃた」

元の女性タイプに戻る・・・・・


 「美しい金」

「澄んだ緑の」

まるで涙を流す様に・・・・・


 瞳からは液体が流れる・・・・

ふわりとボロ布が現れ・・・・

胴部を覆う・・・・

 

「ああ入れてあげるね」

「・・・・・・」


 液体を流す・・・・

金の髪の細身で肉付きの良い・・・・


 わらう金の髪の其れは腕を布に入れようと・・・・


 二つは同じ外見・・・・

ほぼ瓜二つ・・・・


 その瞬間・・・・

轟音が鳴り響き・・・・・


 「何!」

 そして天井が降り注ぐ・・・・・


 「さあメッ殺ゥゥゥゥ」

真司の声が響き・・・・・


 白い光が残骸を掴み・・・・

出入口を封鎖・・・・

「たいむぅぅぅぅ」

「いえぇぇぇぇ」


 光を浴び光臨する真司・・・・


 瓦礫の園に降り立ち・・・・

「あれ」

「反応悪いな」

「まあいいや」


 白い光が百を超えるライフルを持ち・・・・

辺り一面にドシュンドシュンと撃ち放つ・・・・


 真司の白雷・・・・

それは操作・・・・


 事象を操る・・・・ 


 つまり銃が凄い威力に成る・・・・


 「ああ出れないよ」

「ひぃ」


 透明になり逃げようとする・・・

異形具足使い・・・・


 白雷の防御障壁は張り巡らせておけば・・・・・


 早々壊れなくなり・・・・

やり放題・・・


 逃げようとしていた男は・・・・

姿を現し・・・・


「異形具足で」

「行えることじゃない」

「デバイスでも」


 真司は頷き・・・・

「ワードは♪」

「しるかぁぁぁぁぁ」


 叫ぶ迷彩服の仮面男は・・・・

光弾を放ちつつ・・・・


 「デッドスクリーン」

煙幕弾を放つ・・・・

 

 「ふっ」

「セイ」


 煙幕の中・・・・

迷彩服と・・・・


 煌びやかな服の剣士が・・・・

銃の群れをすり抜け・・・・


 真司に接近しようと試みるがパシと白雷捕らえられ・・・

「あははははは」

「そーれ♪」 


 放り投げられる・・・・

「此れで」


 大柄の迷彩服男がが・・・・

ロケランを構え・・・・


 ドシュン一発の銃声が鳴り響き・・・・


 「ぐああああ」

ロケランがド-ンと盛大に爆発・・・・


 煙幕は既に白雷で掻き消え・・・・

「よわー」

「降伏しなよ」


 「喰われるんだよ」

希そっくりの声が響く・・・・・


 「「「ひっ」」」

男達は短く叫び・・・


 倒れ伏す・・・・

「・・・・・・・」

「あはははは」


 赤い園が其の中央に咲き誇る様に・・・・

紅い一角の赤い女怪異が嗤う・・・・


 「深淵座より」

「我悪染朱角エロズィオンゲヴァイ」

「此処に顕現」

「我赤裸々に魅せつけ全てを我に」


 その姿は希がベースではなく・・・・

声は希そっくりだが・・・


 赤い髪赤い瞳赤き角は生え・・・・

下着の様な黒い服のドレス・・・

手足は赤い威圧的防具が・・・・


 色香全開のダイナマイトボデーを包み!!!


 「くくくくくく」

真司は嗤い・・・・・・・


 叫ぶ・・・・・

「いいぜぇぇぇ」

「白では朱に勝てん」

「其れいぅたら」

「白はどれにも勝てねえ」

「大体テメーと」

「俺のぉぉぉぉ」

「希取り合戦だろうがぁぁぁぁ」

「何を?」

「つう」

「何故逆らう貴様が汝が」

「だせー」

「のっとられたのかよ」

真司はビシィと指さし・・・・・


 ボトと腕が落ちる・・・・・

紅い飛刃が切り裂いた・・・


 白雷の防御障壁を容易く切れたことに・・・・

エロズィオンゲヴァイは安堵し・・・・

「くだらん」

「やはり貴様の白等紙を切るより容易い」

「精神攻撃などと」


 真司は腕を生やし嗤う・・・・・

「くくくくく」

「オーケー」

「じゃあヒィヒィ言わせてやるよ」

「逃げんじゃねえぞ」

「紅色!」


 黒い白と赤一色は向き合い・・・・

「フム」

「黒い白」

「いを抜いて」

「こくはく」

「成る程・・・・・」

「そうか」


 エロズィオンゲヴァイは腕を組み・・・・

何度か満面したり顔で頭上下させ・・・

「ふっ」

「受けて立つ」

「欲見れば中々」


 真司はおんやぁーと・・・・


 


 


お読み頂き有難う御座います。

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