トリックなもよう
だだだーと殺到する・・・・
スーツでグラサン量産悪役たち・・・・
「アハハ」
「カモンカモン」
「イッツヘブンズゴー」
希は高笑いと共に・・・
両手にハンドガンを持つ・・・・
「障壁だ」
「「「いっせーの」」」
量産悪役は声と呼気を合わせ・・・
障壁を張る・・・・・
「無駄ー無駄ー無駄ぁぁぁ」
希のハンドガンは猛烈な勢いで弾丸を吐き出す・・・・
ドドドドドドド・・・・
カチン・・・・
「ありゃ弾切れ♪」
「今だぁぁぁ」
「「「障壁解除」」」
誰か指示役がいるらしい・・・・
もしかしたらコートかも・・・
混ざってて分らない・・・
「「「ふはははは」」」
「「「クソアマァァァ」」」
「ぽいと」
希はハンドガンを手放し・・・・
落ちて消える・・・
収納したのだろう・・・・
収納できるのだから・・・
まあ出すのも容易だろう・・・
「ガード解除♪」
「サンクス♪」
「イッツブレイク」
「アハハハハハ」
そして蹂躙の銃声が鳴り響く・・・・
ドドドドドドドド・・・
「「「はっ」」」
「ぎゃああああ」
「おぎゃああああ」
「あああああん」
「僕のむすこがぁあああ」
「もう一度」
「「「ぎゃああああ」」」
カチンと・・・・
弾切れ・・・・
希は嗤いつつハンドガンを捨てる・・・・
量産は・・・・・
倒れる者・・・
逃げようともつれ合う者・・・・
下敷きになる者・・・
まあ様々・・・・
量産悪役は・・・
「あはははは」
「エクスタシーをもっともっと」
「頂戴♪」
「きゃははははは」
再びハンドガンを取り出し・・・・
ゴキゲンに撃ち始める・・・
「ダンスダンスダンス」
「踊り狂えぇぇぇぇ」
希の快楽の餌食に・・・・
瞳に向かいたる・・・・
量産は・・・・
瞳は・・・・
「<白フゥー>」
掌の白い人形を一息に・・・・
量産悪役の視界を埋め尽くす様にばら撒く・・・
「聞いたことが」
「此れが大きくなり」
「対処は?」
「えーーーーー」
「そーーーーー」
「オイ」
「知らね」
馬鹿なやり取りの最中に・・・・
ずごごごと大きくなる人形符・・・・・
「「「何知った被って」」」
「「「て」」」
「「「ひギャー!!!」」」
人形符は人形に・・・
腕で掴む・・・・
引き倒し踏む・・・・
「<緋フゥー>」
更に・・・・・
瞳は緋色の紙をばら撒く・・・・
其れはひらひらと舞動き・・・
張り付いた対象の・・・
「「「ひぃ」」」
生命活動を最小限に・・・・
冬眠状態に・・・
「「「きくかー」」」
抵抗力が高いものは・・・・
「「「すいませんでしたー」」」
「「「おたすけー」」」
人形符にしこたま叩かれ・・・・
中央の真司は・・・・
ふっとキメつつ・・・・
「誰も来ねえ」
「具足解除!」
瞬間で黒いジャケット姿に・・・
手を前に突きだし・・・
「サモンロボ俺」
「オーケオーケー」
黒いハイカラ軍服に・・・
身を包んだロボ俺が真司の目の前に現れ・・・
「イコウ注入」
真司の白い手袋が白雷で輝き・・・・
真司はロボ俺に軽く触れる・・・
「オーダー了解」
「オーダー遂行」
「ゴーオーダー」
「んじゃ瞳は任せんぞ」
「俺ロボ」
真司は歩き・・・
「よう希」
「フォーユープレゼント」
希は跳び空中で投げる・・・
「カモン真司」
「背をー♪」
サブマシンガンを受け取る真司・・・
「サンクス」
「ヒャァー」
「ハッ-ピー」
そして前回転で跳び・・・・
「「「おかしいだろ」」」
量産は叫ぶ・・・
何が何だかの光景にただ力の限りさ・け・ぶ・・・
二人希と真治は背を合わせ・・・
「幸せ故に軽々」
「縦横無盡にぃぃぃ」
二人は撃ちだす・・・・
「「「ぎゃああああ」」」」
「トリガァァァァァ」
「トリプルバーストォォォォ」
クルクルと背を合わせ回転し・・・
正確無比に射撃・・・・
「ちなみに」
「「トリック」」
「だ!」
「よ!」
皆気絶する中伝える二人・・・・
青は決着・・・・
朱は此れも・・・
「ミションオーバー」
「終了と」
ギチョンギチョンと不思議な駆動音をだすロボ俺・・・
瞳はリラックスで・・・
積み上げられた量産悪役を・・・・
「燃やそうかしら」
「恐ろしい恐ろしい」
「あらやだ聞かれちゃた」
「忘れてくれる」
「ロボ忘れた忘れた」
「シンジに聞いてくる」
「うんうん」
「ロボ俺は良い子ねー」
「俺良い子俺良い子」
「あら」
其の時・・・・・
「御用」
「「「御用」」」
提灯構えた岡っ引き達が現れ・・・・
「「「皆様お疲れ様です」」」
「「「後は我らが」」」
量産悪役を連れて行く・・・・・
コート二人は途中で逃げられ・・・
まだ悪は滅んでいない・・・
そう頑張れ僕らの皆の・・・・
シルバーさんだーーーーー
お読み頂き有難う御座います。




