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勘に優れた筆頭守護銀世  作者: ウドン9191
1/12

ご先祖様


多くの人々・・・・・

統一性の無い武具・・・・・・


 また一人・・・・

また一人と・・・・・・・


 黒き部屋の主・・・・・

黒いローブの髑髏の化物に殺され・・・・


 雅人・玄道は皮鎧姿で・・・・

銀ナイフを手に・・・・


 髑髏の隙を伺う・・・・・

彼の最大の武器は勘・・・・


 研ぎ澄まされた勘が・・・

髑髏に雅人の位置を掴ませない・・・・・


 雅人は煙幕弾を手に・・・・


 其れを見た・・・・

リーダーの真司が目で制止する・・・・・・


 雅人は歯ぎしりさえ許されず・・・・

勘を頼りに待つ・・・・


 ただ人・・・・

そうしょせん人・・・・・


 やはり誤る・・・・


 このやり取りが何度いや・・・・

全てが違うか雅人にとっては・・・・・


 全員大事な戦友・・・・・

だが飽きた・・・・


 髑髏が雅人を捉えた瞬間・・・・


 盾を持つ男が叫び走り出す・・・・

「ぶっ叩く!」


 ボッと音が・・・・

髑髏の瞳が輝いたのだろう・・・

「・・・・・・・・まだぁ・・・・」


 盾の全身が焼かれ其れでも・・・・

髑髏の意識を己に向けようと・・・


 前に倒れ絶命する・・・・・


 彼らはファンタジーの住人・・・・・

神は死に・・・・・


 飽きた世界説明を挟もう・・・・


 死後とはいえ誰かに盗られたくなく・・・・

死後直ぐ世界を閉じるようにしかけを・・・・


 同時に人に恐怖を与え・・・・

恐怖を利用し恐ろしいダンジョン群出来る仕掛けを・・・・


 それでも人は諦めず・・・・

ダンジョン攻略に希望を託し・・・・・


 しばし眠ろう・・・・・


 ふぁーーーー

おお良い場面・・・・・


 雅人は髑髏に真正面からナイフを・・・・

眉間に突き立てる・・・・


 そう彼の勘は・・・・

其処が弱点と見出し・・・・・


 其の通りであり・・・・

髑髏はピシピシと音を立て・・・

眉間にひびが入り・・・・



 雅人はそんな事お構いなしに・・・・

煙を立ち上らせる死体に駆け寄り・・・・・


 死体を揺さぶり・・・・

「真司さぁぁん」

「・・・・・・・・」

「嘘でしょう」

「俺が生き残って」

「しっかりして」

「雅人!」


 女が駆け寄り・・・・

道士服であり・・・


 帽子で顔は布で隠れている・・・・・


 癒し手である・・・・

「瞳お前の」

「ええ愛してた」

「だからこそ」

「私は進むわ」

「雅人は?」

「治療を」

「体ががたがたで」


 瞳と呼ばれた女は美女・・・・

それはもう飛び切りの・・・・


 アタルそう呼ばれる国から救援に来た・・・・

「<癒しを>」


 瞳は雅人を見つめ・・・・

雅人は頷き・・・・


 「皆先へ」

「俺の勘は告げている!!」


 「此のカイ国は救われると」


 そして救われた・・・・・


 このダンジョン攻略で・・・・

カイ国は異形具足を手に入れ・・・・

 

 物語は此の約百年後・・・・

玄道家が絶対支配者として君臨している時代の物語である・・・

 

 主人公の名前は・・・・

真司・玄道・・・・

お読み頂き有難う御座います。

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